ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

『18祭』リクエスト企画投票曲~アカイシンキロウはどっちだ?

V6解散以降ふぬけてたら、エイトの『18祭』開催が迫ってきた。


もうおばさん燃え尽きて、雑誌もTVも正直、昔ほどはタイムリーに追えてない。
でも楽曲は変わらず愛しているのよ。
前時代どころか前々時代くらいのふっるいウォークマン(まだブックマーク機能が残っているSシリーズ)に入れて、どこにでも持ち歩いているのよ。


という訳で、"楽曲リクエスト"には答えねばなるまい!と謎の使命感を持って投票ページを開く。


今回は、フリー投票ではなく、カテゴリが指定されている。

『踊!SONG』と『レア!SONG』の2つ。


えええええええ、『応答セヨ』は!?
バンド曲でシングルの『応答セヨ』はどっちにも入れられないじゃん!


『18祭』楽曲投票のお知らせが来た時、真っ先に浮かんだのが「『応答セヨ』5人バージョン!」だったので、いきなり出鼻をくじかれる(涙)。

(『応答セヨ』、大好きなんですよ…。マルちゃん主演映画『泥棒役者』のテーマソングで、内容にばっちりハマってたから。しかも結果的に7人最後のシングルになっちゃったし、思い入れ深いんですよねえ。)


しかしまあ今回はしょうがない。
カテゴリ指定があるのなら、それには従わなければ。


『応答セヨ』が外れるなら、次は『クルトン』しかない。
これはカテゴリとしては『レアSONG』ですよね。


そして、『アカイシンキロウ』を入れたいのだ!
しかしこれはどっちだ?ダンスか?レアか?


判断がつかないので一旦保留(でも何が何でも入れたい)。



後は、『踊SONG』にしても『レアSONG』にしても、基本カップリング曲優先に絞り込む。
そうでないと曲数多くてラチあかなくなっちゃうので。
それにアルバム曲よりカップリング曲の方が、陽の目を見ないこと多いからねえ。


で、
『踊SONG』候補 ⇒ 『Explostion』、『Masterpiece』、『Black of night』、『Sweet & Bitter』。
『レアSONG』候補 ⇒『EXTEND!』、『朝焼けの太陽』、『background』、『Sweet Parade』。



最終結果は~ダララララ~(ドラムロール)ジャン!


『踊!SONG』部門

1位: 『Explostion』(『ズッコケ男道』cp)
ヨコがヨコヒナちゃんねるで「入れたらアカン」と言ってたので入れたった(笑)。
いやうそ、これずっと推してるので。
『ほんじゃに!』で見たこの曲のパフォーマンスが、エイトにハマったきっかけになったと言っても過言ではないので。

2位:『Sweet & Bitter』 (『キミトミタイセカイ』cp)
あんなにカワイイ振付画像まであるのに、まだ本人が踊ってないじゃないか!ということで。
一緒に踊りたいっす。


3位:『Masterpiece』(AL『関ジャニズム』収録)
『Black of night』はみんなが入れると思ったので(票割ってどうする)。
アルバム曲だけど、この曲と『WASABI』はダンス曲のわりに披露されることが少ないので、ひさびさに見たいです。



『レア!SONG』部門

1位:『クルトン』
か わ い い から。
それ以外に理由が必要?
あと個人的に、衣装はMVの短パンスーツより、『8EST』で着てたケープの方が好きです。
もちろんクルトン帽は必須で。


2位:『EXTEND!』(『強く 強く 強く』cp)
候補に挙げた中では、一番元気のいいノれる曲。ぜひスタジアムで首振りたい。


3位:『アカイシンキロウ』(AL『PUZZLE』収録)
迷った末、こちらの部門に入れました。
マルちゃんの歌い出し。そして林田健司。最高じゃないですか。



以上です。順位は、応募のフォームがそうなっていたので、それに準じて入れました。私の中ではあまり差はないです。



何しろ曲数が多いので、公式サイトと首っぴきで候補を挙げていきました。
結果、7人時代のジャケットとか久々にいっぱい見てしまって、なんか泣きそうになった。
中年はなかなか過去を清算できなくてツラい。


でも『18祭』には参加させて~お願いします~という気持ちで応募したら当たった。
ありがとうございます。
おばさんなりに頑張ってペンライトとかうちわとか振ります~。

不織布マスクは号泣3回くらい余裕で耐えます。〜懐かしのたまアリ、ネタばれがほぼない感想

 

泣くとは思っていたけれど、自分でも予想しないほど泣いた。

冒頭から涙が止まらなかった。

 

 

3月に解散が発表された時、もうV6に直接会うことはない、と思った。

このコロナ禍中では、有観客でコンサートを開催することはまず無理だろう。

いや、開催しなくていい。

 

こんなご時世、解散コンサートとは言え観客を入れてコンサートなんかしたら、どんな混乱が起こるかわからないし、バッシングを受けないとも限らない。

開催できたとしても、チケットの争奪戦など、良くない出来事が起きてしまうかも知れない。

 

25周年の配信公演のように、観たい人がほぼ平等に観られれば、平和な最後を迎えられるじゃないか。

彼らの歴史が綺麗なまま、締めくくられるじゃないか。

そう思っていた。

 

しかしラストツアー、『groove』開催発表。

そして幸運にもチケット当選。

私が憂慮したルール違反なども(多分)なく、粛々と準備は進められて行く。

それでも不安だった。

 

無事に公演開催までこぎ着けられるのか。

当選したのはツアー後半、それも最も感染が深刻な状況である首都圏の公演だ。

 

この時期のツアー開催には否定的だったくせに、現金なもので、チケットが当たったとなると行きたい。

最後に、会えるものならもう一度、V6に会いたい。

何より最後のコンサートツアーを、彼らに最終日まで、11月1日まで、一度も止まることなく走り抜いて欲しかった。

 

 

9月4日、無事にツアーは初日を迎えた。

 

それから週末ごとに彼らは全国を回り、一つ一つ、確実に大切に、次の開催地へとバトンは渡されて行った*1

 

メンバーはもちろん、スタッフも細心の注意を払ってくれている。

参加するファンも同じだった。

コンサートに行くまで、それ以外の外出は全て我慢しました、というメールがトニセンのラジオで読まれていた。

当選したけれど、体調が悪かったから涙を飲んで不参加を決めました、というネットの書き込みも見た。

 

私もこの“輪”に参加するんだ。

絶対体調は万全にして行かなければ、と心に誓った。

 

こういう時に限って、仕事や家のことでしんどい時期が重なったりする。

全てを投げ出して、コンサートさえも放り投げて、逃げてしまいたいと思うこともあった。

それでもぎりぎり、踏みとどまった。

ただひたすら、V6に会いたかった。

その気持ちひとつで、10月23日まで乗り切った。

 

 

そしてやっと、たどり着いた。

さいたまスーパーアリーナ。

21年前にV6がこけら落としを務めたコンサート会場。その時には私も参加していた。

あの場所でもう一度、彼らに会うことができる。

 

 

17時30分。開幕すると、ステージにV6がいた。

 

もう二度と会えないと思っていた。

 

『The ONES』が生で観た最後になるのか、と諦めていた。

 

でも今そこに、同じ空間に、V6がいる。

 

会えて良かった。

本当に良かった。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

 

V6のみんな。

V6を守ってくれたみんな。

本当に、ありがとう。

 

想いがあふれて、あふれて、止まらなかった。

 

ありがとう、という言葉だけが頭の中をぐるぐる巡って、冒頭2曲の間中、私はずっと泣き続けた。

 

 

3曲目くらいで、いかん、せっかくもらったチャンスなんだからちゃんと観なきゃ!と気を取り直して、涙をなんとか引っ込めた。

 

が、中盤のあたりでこらえ切れずにまた涙があふれ、最後のメドレーでは嗚咽のあまり顔を上げられないほどになった。

隣の友人がしっかりしなさいと背中を叩いてくれた。やっと顔を上げたら、目の前のトロッコに剛くんがいた。

 

『HANEY BEAT』を歌っていた。

笑って 笑って 笑って。

って歌われると、余計に泣けませんか!?

 

 

念のためハンカチは2枚持ってきた。

手を拭く用と涙用。

けれど涙用は必要なかった。

マスクが全部受け止めてくれた。

マスクの思わぬ効用。涙を拭く手間が省ける。

しかもあれだけ泣いたのに、マスクは少しもクタっていなかった。

 

考えてみれば不織布マスクは、マスク不足の際は「洗って使える」と言われてた。

3回の号泣くらいでクタクタになるようなヤワなものではないのだ。

しかし防御力は確実に衰えているだろうから、公演後すぐに新しいマスクに替えた。

 

そう、私も“V6守り隊”の一員だ。

 

今まで彼らを守って来た人たちのバトンを受け継ぐのだ。

体調を万全にして、V6と一緒に、11月1日を迎えるのだ。

 

 

てことで、早寝早起き最優先。

さいたまスーパーアリーナの詳しいレポートは、また後ほど。

11月1日過ぎるかも知れません(笑)。

意味のないレポート。

いいんだ、私の備忘録だから。

 

 

皆さまも、お体に気をつけてお過ごし下さい。

そして11月1日。

約束の場所でお会いしましょう。

 

 

*1:ちなみに、この「確実に一つ一つ、バトンを渡して行ってるみたい」というのは私の友人の発言。

V6ベストアルバム・投票曲決定。

 

前回、投票候補曲をアルバム曲51曲・カップリング曲21曲並べました。

この中からヒーヒー言いつつ絞り出すように5曲を選出せねば

…と思っていましたが、上位3曲は割とさらっと選べました。

 

 

第1位  Supernova

 

20周年ツアーの楽曲リクエスト投票の時も、一番最初に頭に浮かんだのはこの曲。

 

昭和のディスコナンバーのようなレトロな風情あり(シンセっぽいのバッグの音とか)、古き良きジャニーズポップスの趣あり(ちょこちょこ入る女性コーラスとか)、それでいて新しいダンスミュージックのテイストも取り入れた、まさしくハイブリッドアレンジ。

 

振付も衝撃だった。アップテンポのダンスチューン、それも一番盛り上がる大サビをスローに踊るという斬新さ。目からウロコでした。

 

"今"のスタイリッシュさ。

"普遍的"なキャッチーさ。

つまりV6らしさ+自分の好みが、奇跡的に合体した1曲。

やはり自分の中のダントツ1位の座は、揺らぎませんでした。

 

 

第2位  羽根~BIGINNING~

第3位  Don't Stop The Refrain

 

"大人V6への第一歩"と私が勝手に命名したアルバム『“HAPPY” Coming Century,20th Century forever』の1曲目、2曲目です。

 

全アルバム中、最強の「繋がり」の2曲。

と私はずーっと思っています。

ウォークマンのブックマークでお気に入りの曲を並べる時も、この2曲は絶対に、この並びのままセットで入れます。

 

なので今回も2曲セットで投票しました。

 

『羽根』は、発表は2000年ですが、20年経っても色あせない。

どころか、歌詞の深さが年々増して行く名曲。

 

そして『Don't Stop The Refrain』を私がどれほど好きなのか!というのは、以前私が書いた日記でさんざん語っておりますので、ここに一応貼っておきます(ここでまたそれを語ると趣旨がズレるので)。

 

kobaraaki.hatenablog.com

 

 

さて、ここからが問題でした。

残りはたった2枠。

しかし何しろ、投票期間が短かった(9/4~9/9まで)のでそんなに悩んではいられない。

まずはストレートに、自分の人生の節目と最も結びついている1曲を選出。

 

 

第4位  OPEN THE GATE 【20th Century】

 

私が一番最初に勤めた会社を辞める時、「今日退職届を出そう」と決意したその日の朝、会社に向かう電車の中でエンドレスリピートした曲。

 

「信じたい 見つけた夢の強さを」

 

と歌う歌ですが、「次のステップに向かって」などという、前向きな退職ではなかったんですよね。

それでも、力強い歌詞と歌声に背中を押され、人生で初めて"自分で選択した引き際"に立ち向かうことが出来ました。

 

「なじられても 笑われても キミのドアを叩け」

 

そのドアを叩いた結果は………………まだ出ていません(まだなのかよ!!!!!!)。

 

 

そして最後の1曲は、もしかしてV6の全バラード曲中、私が一番リピートして聴いてるのではないかと思われるこの曲。

 

第5位  逢いたくて

 

「見上げ 歩くよ」

歌の締めが健ちゃんのミラクルボイスで、非常に印象的な楽曲。

(健ちゃんが自身のブログで「みやけ 歩くよ~」なんて書いていたことからも、彼自身もお気に入りの曲と思われます)

しかしそれだけではなく、イノッチの歌の上手さが堪能できるものこの曲の良さ。

 

2番のAメロのソロ

「愛しい日々 淡い夢

    静かに流れる 雨の中」

ここの「雨」の「あ」の発音がツボる。

この1音だけにふっとにじませる、情感の深さよ!

 

V6内で坂本さんと"歌唱力2トップ"を担うイノッチ。

どちらも情感を"表に出す"のではなく、歌唱の中に"にじませる"、"しのばせる"タイプだと思うのだけれども(またそれが個人的に好みなのだけれども)、少し含みを持たせる坂本さんに比べると、イノッチはややストレート気味に歌う時がある。

しかしストレートでも、1音あるいは1フレーズのみに、感情を凝縮して乗せてくる。

それがたまらんのよ。

 

大サビソロもそう。

「ありがとう 素直に言える

    大切だった」

の「大切だった」。

この1フレーズに、イノッチの万感の思いが込められている。気がします。

 

イントロと間奏の綺麗なメロディーライン、効果的に入る指のスナップ音もエモくてキャッチーで、お気に入りの1曲です。

 

 

 

以上のような感じで選曲、投票しました。

 

『Don't Stop~』以外は割とメジャーな曲を選んでるなあ。

これ以外の4曲は、メンバー選出の段階でベストに入るんじゃないかな。

と予想していたのですが。

 

私がたらたらしているうちに(笑)発表されたメンバー選出曲はこちら。

 

avex.jp

 

 

『Don't Stop The Refrain』が入っている!それも『羽根』と並びで!!(嬉)

『OPEN THE GATE』が入っていない!?(驚)

 

 

冠番組『マッハブイロク』のテーマソングだったのにコンサートでは披露されなかった(私の記憶では)せいか、そんなにメジャーな印象がなかった『Don't Stop~』が堂々ベスト入り。

片や『OPEN THE GATE』の方は、春高バレーのテーマソングで、トニセンコンサートでも本編ラストで歌われてた、人気のある曲だったのに。

 

まあメンバー選出ということを考えれば、ファン人気とは違う曲が入るっていうのも当然かも。

 

逆に『Don't Stop The Refrain』は、メンバーがお気に入りの曲、ってことですよね。

そう考えると嬉しい。

ずーっと推してた楽曲だけに、最後の最後で陽の目を見ることになって感無量です。

 

 

 

 

さあ投票も購入申込みも完了、後はベストアルバム本体が届くのを待つのみ。

 

というところで私は、ひとつ重大な勘違いをしていたことに気が付いたのです。

 

その勘違いの内容については、また次回の日記で。

引っ張るほど大した内容ではないのですが紙巾が尽きた。

 

 

 

ついに来たぜ待ちに待った「ベスト」アルバム、楽曲投票のための備忘録


ジャニーズにおける「ベストアルバム」とは、正確に言うと「シングルコレクション」であることがほとんどだ。
V6のこれまでのベストアルバムもそうだった。

しかし本来「ベストアルバム」と言うものは、シングルも含めて全曲から選りすぐりの楽曲を集めるものじゃないですか。
SMAPの最後のベストアルバムである『SMAP 25 YEARS』がそうであったように。

V6も最後に「ベストアルバム」出すだろうから、どうせなら「シングルコレクション」ではなく本来の意味での「ベスト」アルバム出して欲しいなあ、限定生産でもいいから…と思っていたのですが。
オリジナルアルバムが出たので、もうベストアルバムは出さないんだ、と思い込んでました。


出してもらえるんですね!重ね重ねありがとうございますエイベックス様!


avex.jp


販売形態はいつものごとく初回限定盤A,B,通常盤、それに限定生産の『あなたのお名前入りスペシャルBOX盤』。名前入り好きよねジャニーズ。


それぞれCDに収録される曲は違っていて(シングル曲34曲、『Full Circle』、『クリア』は各盤共通)、


初回盤A ⇒ メンバーが厳選した「カップリング曲+アルバム曲」35曲
初回盤B ⇒ 同じく「トニセン曲+カミセン曲」34曲
通常盤 ⇒ 同じく「リアレンジ曲」数曲
スペシャルBOX盤⇒ファン投票で決定された上位楽曲(CD5枚分)


とのこと。
あれ、基本「メンバー選ベスト」なのか。「ファン投票ベスト」を期待したのだけど。
ま、それはそれでどんな曲をメンバーが選ぶのか、興味深いからいっか。


ともあれ、スペシャルBOXのファン投票には参加しないと(使命感)。
しかし対象曲は、シングル以外のカップリング曲、アルバム曲(トニセンカミセン各名義も込み)全337曲!からたったの5曲…。
うわこれは悩む。


そこでこのブログの出番です。
備忘録として候補曲を書き連ね、絞っていくことにしました。


さて、いつもならこの手の楽曲投票には、自分ルールを課しています。
例えば「まずはV6曲、トニセン曲、カミセン曲、ソロ曲、とカテゴリー別に分けて公平に候補を挙げて行く」とか。

でも今回はそれはやりません。
とにかく気持ちのおもむくままに、好きな曲をばんばん上げていきます。
最後だから。
あと時間ないから!(発表と投票開始が9/4、締切が9/9。スケジュールタイト過ぎ!)



では、アルバム曲から。(トニセンとカミセンは略称表記)

  • 逃亡者ーFUGITIVEー (『SINCE1995~FOREVER』収録)
  • いいじゃない。 (同上)
  • MIRACLE STARTER ~未来でスノウ・フレークス(『GREETING』収録)
  • コバルトブルー[坂本昌行] (同上)
  • 微熱のWoman (『NATURE RHYTHM』収録)
  • Traveler[トニセン] (『ROAD』収録)
  • Glory[トニセン] (同上)
  • Knock me Real[トニセン](同上)
  • Can do!Can go! (『SUPER HEROES』収録)
  • SUPER FLY[三宅健] (同上)
  • Without you[坂本昌行](同上)
  • MASSIVE BOMB (『A JACK IN THE BOX』収録)
  • Dahlia[トニセン](同上)
  • Stranger than paradise[長野博](『!-attentionー』収録)
  • Working Man[トニセン] (同上)
  • Shelter[坂本昌行] (同上)
  • クロール[トニセン] (『"LUCKY"』収録)
  • I'M HAPPY MAN[カミセン](同上)
  • Feelin’ Alone (同上)
  • 羽根~BIGINNING~(『"HAPPY"』収録)
  • Don't Stop The Refrain(同上)
  • Running to the top[トニセン](同上)
  • JUST YOU CAN MAKE ME HIGH[坂本昌行&岡田准一](『Volume6』収録)
  • X.T.C.beat[トニセン feat.三宅健](同上)
  • Over Drive[長野博&森田剛](同上)
  • ねむい休日(同上)
  • HAVE A SUPER GOOD TIME[カミセン](『seVen』収録)
  • MAGMA(同上)
  • days -tears of the world-[トニセン](同上)
  • SHINY DAY(同上)
  • Be with you[カミセン](『Best of Coming Century~Together~』収録)
  • 特別な夜は平凡な夜の次に来る(『∞ INFINITY』収録)
  • UNLIMITED[坂本昌行、森田剛&三宅健](同上)
  • ちぎれた翼[トニセン](『Replay~Best of 20th Century』収録)
  • 恋と弾丸[坂本昌行&三宅健](『musicmind』収録)
  • ユメニアイニ[岡田准一](同上)
  • Wonder World(同上)
  • Train(『Very best Ⅱ』収録)
  • シュガー・ナイトメア(『Voyager』収録)
  • ハジマリ(同上)
  • candy[森田剛](同上)
  • 想いのカケラ[カミセン](『Hello-Goodbye』収録)
  • 4U[三宅健](同上)
  • 星が降る夜でも(『READY?』収録)
  • will(同上)
  • Air(同上)
  • 遠いところまで [井ノ原快彦](同上)
  • SILENT GALAXY(同上) READY?多いな…。
  • Supernova(『Oh!My!Goodness!』収録)
  • Remember your love(『The ONES』収録)
  • 会って話を[トニセン](同上)

※ちなみに『STEP』は投票対象外でしたが、対象だったら

  • グッドラックベイビー[トニセン]

を推すつもりでした。



続いてカップリング曲。

  • 大丈夫[カミセン](『MADE IN JAPAN』c/w)
  • OPEN THE GATE[トニセン](『Believe Your Smile』c/w)
  • You’ll Be In My Heart[MAASA SAKAMOTO](『WISHES~I'll be there』c/w )
  • MY DAYS(『MILLENNIUM GREETING』収録)
  • Precious Love[トニセン](シングル表題曲)
  • 上弦の月(『CHANGE THE WORLD』c/w)
  • 光り射す場所へ[トニセン](『Darling』c/w)
  • BREAKTHROUGH[カミセン](『UTAO-UTAO』c/w)
  • INNOCENCE[トニセン](『Orenge』c/w)
  • JUSTICE[カミセン](『グッディ!!』c/w)
  • Believe(『LIGHT IN YOUR HEART』c/w)
  • Desert Eagle[カミセン](『スピリット』c/w)
  • 逢いたくて(『GUILTY』c/w)
  • OK(『only dreaming / Catch』c/w)
  • WALK(『Sexy.Honey.Bunny! / タカラノイシ』c/w)
  • ボクラノオト(『ROCK YOUR SOUL』c/w)
  • テレパシー[カミセン](『Beartiful World』c/w)
  • MANIAC(『Can't Get Enough / ハナヒラケ』c/w)
  • 意味のないドライブ(『Crazy Rays / KEEP GOING』c/w)
  • Sweet Bitter Rain(『ある日願いが叶ったんだ / ALL For You』c/w)
  • 夢のつづき(『It's my life / PINEAPPLE』c/w)



アルバム曲51曲、カップリング曲21曲。
絞ってねえよ。
と思わず自分でツッコミ入れたくなる曲数ですが、元が400曲近くありますので…。

たったの4日で5曲に絞るなんて酷な!

あまりに悩んだので、うっかり投票と同日同時間締切のスペシャルBOX盤申込みを忘れるところでした。本末転倒。


それでは本題、選択した5曲とその選出理由についてはまた次回。

『Volume6』 ~夏全開!疾走感あふれる1枚。【 2000年以降のアルバムを振り返る・その3】

このアルバムを語るのにはちょうどいい季節です。
『Volume6』、その名の通り6枚目のオリジナルアルバム。
2001年8月9日発売。


曲順

  1. Hello
  2. Top Checker [Coming Century feat.井ノ原快彦]
  3. Ride on Love
  4. 夏のメモリー
  5. 情熱のRainbow
  6. JUST YOU CAN MAKE ME HIGH [Masayuki Sakamoto & Junichi Okada]
  7. キセキのはじまり (Sunset Breach Mix)
  8. X.T.C.beat [20th Century feat.三宅健]
  9. CHANGE THE WORLD
  10. Over Drive [Hiroshi Nagano & Go Morita]
  11. 愛のMelody (long long a GO!GO! Mix)
  12. SHODO (Dub's club Remix Edit) [Coming Century]
  13. ねむい休日
  14. キセキのはじまり


ある年の『THE MUSIC DAY』で発覚した、「V6のシングル曲は季節感に乏しい」という事実。


ジャニーズメドレーが「夏曲メドレー」というテーマだったのに、V6関連で歌われたのはカミセンの『夏のかけら』。
「そう言えば、V6のシングルで『夏の曲』ってないよね⁉」とネットが騒然となりました。


夏の曲だけではない、春夏秋冬、J-POPの定番である「桜ソング」すらない。
シングルに「桜ソング」がないことは薄々勘づいてはいたけれど、それどころか「季節感に乏しい」ことも、私はこの時初めて気づきました*1



ではアルバムは?と振り返ってみると、アルバムにもその傾向はあるようです。
「冬」をテーマにしたミニアルバム『GREETING』以外*2は、1stアルバム『SINCE1995~FOREVER』から8枚目『∞ INFINITY ~LOVE&LIFE~』までは発売タイミングは夏なのに、「夏」をテーマにした楽曲はあまり無い。


その中でこの『Volume6』は、夏をテーマにした楽曲もあるし、何より全体が「夏」っぽいのです。



まずは夏をテーマにした曲、タイトルでずばりの『夏のメモリー』。
「裸になろう 夏だぜ~」でサンバ全開の『情熱のRainbow』。
そして夏曲としては異例のゆったりテンポながら、非常に印象深いのが『JUST YOU CAN MAKE ME HIGH』。

歌い出し(坂本さんパート)、

「観測史上最大の
大嵐の去った後のように 晴れ渡る」

この冒頭部分、「観測史上最大」なんてお堅い気象用語がいきなり出てくるのが驚きで、また「かんそく しじょう さい だいの」というリズムの刻み方が独特で、またそれを坂本さんが絶妙に歌いこなしているのが耳に残って…って、いつも坂本昌行礼賛になってすみません(笑)。

しかしその坂本さんに、遜色なくついて行っているのが当時伸び盛りだった岡田くん。
元々の低音ボイスに男っぽさが加わり、ラスト大サビのユニゾン部分では大人の色気さえ漂わせる。最年少なのに。

この頃の岡田くんは、ビジュアルの美しさも最高潮で、歴代ジャニーズでも屈指の“美青年”(私比)に成長しておりました。
なのでぜひ、スタイル抜群最年長と2人並んでTVの歌番組に出て欲しい、この歌を歌って全国にV6の名を轟かせて欲しい…と切に願っていたものです。

楽曲ももちろん佳曲。かなり本格的なR&B調で、今の坂本岡田コンビで歌ってもハマるのではないかと思っています。



もう一つこのアルバムに特徴的なのが、『Top Checker』、『Over Drive』、トニセンのコンサートで根強い人気を博す『 X.T.C.beat』といった、疾走感とインパクトのある曲がひしめいていること。

3曲ともユニット曲ですが、『Top Checker』、『 X.T.C.beat』はカミセン、トニセンそれぞれにもう片方のメンバーを1人フィーチャリングとして加えるという、目からウロコの方法を使ってきました。
カミセンの中にイノッチの声が、トニセンの中に健の声が入るだけで新鮮に聞こえる。
ただ、これが「新鮮」と思えるのは、トニセンとカミセンが全くカラーの違う、独自のグループとして機能していればこそ。
まさに“V6ならでは”なのです。



アルバム最後に付いている、恒例のノンストップリミックス*3も「Latin Disco Edit」で、アルバム全体が「夏」のイメージで統一されている感じです。




で。
ここから先は、私個人の好みの話になるのですが、
『ねむい休日』が 大 好 き で。

もともと「恋愛中、うまく行っているはずなのに、時々頭をもたげてくる不安」を歌ったラブソングに非常に弱い。
(ジャニーズでの例・光GENJI『しょーがないよ!』、SMAP『DON'T CRY BABY』など)
V6にもそういう曲は結構あるんですが、中でもこの曲は、休日ののんびりした雰囲気と、そこにふと忍び込んでくる不安との対比が、とても印象的なんです。


「君が 君が 退屈じゃないかと 以前なら 心配していたよ」

「いつか いつか この愛試しに 悲しみが来る日も 寄り添える」


あまりにも平穏な日常、だから逆に、心配になったりネガティブなことも考えてしまう。ワカル(自分の心配性がモロ出)。


この曲の次が『キセキのはじまり』。こちらも、そういう傾向の歌ですよね。

実はV6のアルバムにおいて、「本編にシングル曲が二度入っている」のはこの『キセキのはじまり』だけなんですよ。
(特典のボーナストラックとしてバージョン違いが入っている曲はあります。例・『music mind』の『UTAO-UTAO“music mind ver.”』など。)

何故なのか、正確な理由は謎なのですが*4、ただ『ねむい休日』からの『キセキのはじまり』でアルバム締め、というのはキレイなオチの付け方だと聴いていて納得します。
そのための“二度使い”なのではないかと。



という訳で、V6アルバム史上最も夏全開!なアルバムを、夏の間にご紹介できて良かった。


“アルバム振り返り企画”を思いついたのは5月の終わりくらいで、その時点ではアルバムは2017年発売の『The ONES』が最後だと思っていたんですよ。

まさか最後の最後にオリジナルアルバム『STEP』を出すとは。
それも発売日は 9/4(フラゲ日は8/31)。

10月くらいまでにゆっくり振り返ればいいや~というゆるめの目論見、外れる。



アルバム発売自体はすっごくうれしいけど!
8/31までにできるかなあと7アルバム!
自分で自分の首を締めるとはまさにこのこと(笑)。

*1:『野生の花』はかろうじて冬の曲でしょうか。

*2:同様に夏をテーマにした『VIBES』も除外。てか『VIBES』はDVD「シングル」ですしね。

*3:こういうリミックス曲をアルバムに入れるのも、ジャニーズではV6が初めてなのではないでしょうか。

*4:当時インタビュー記事等で言及があったかも知れませんが、すみません、何しろ昔のことなので忘れてしまった(笑)。

先行き不透明感とワクワクと

現在2021年7月25日。
坂本さんがめでたく50歳を迎え、前代未聞の「50歳現役アイドル」が誕生した翌日。

昨夜友人とオンラインで、『LIVE TOUR V6 groove』の申込みの打合せをしておりました。
手元にはFCから送られて来たフライヤー。アー写付きです。
久しぶりだなあこの、申込み前のワクワク感。



ツアー開催が発表された時は、嬉しい、よりも衝撃の方が先に来ました。


こんな状況下で、ツアーやるの!?


自分の性格上、どうしても「世間の目」が気になるのです。
今のこのコロナ渦中でコンサートを開催すること、世間の皆様にどう思われるだろうか。
それに、26年間手堅くグループ活動をしてきて有終の美を飾ろうとしている今、何かが起こって、その美しい結末に傷がついたらどうしよう。


わたくし長年ジャニオタやってきてですね、世間さまの目というものが、「ジャニーズ」というただそれだけで、どれほど厳しいものになるかということをよく存じております。

ですので、悲しいかな最初にネガティブなことを考えてしまうクセがついてしまっているのです。


それに、日程が(個人的には)厳しい。
最も土地勘のある横浜アリーナは平日17時開演、冒頭から観られる可能性は薄い。
何よりツアーラストの日、11月1日は、仕事が一番忙しく、残業必須の日。
配信してくれるとは言え、その配信の最後すら間に合うかどうか怪しい。


何より、まずチケットが当たるかどうか。


日程が合うの合わないの、チケットが当たったの外れたの、そんな“修羅場”がない配信オンリーの方が「平等感」があって心穏やかにいられたよな…。



こんな後ろ向きな思考に囚われていた私の前に現れた、チケット申込みのフライヤー。ン十年間お馴染みのアレ。

これを前に友人と日程調整をあれやこれややっていると、かつての感覚がようやくよみがえってきた…というより、「コンサートやるんだ、もう一度彼らに会えるんだ!」という喜びが、実感としてむくむくと湧き上がってきたのです。


「あのルート使えば、開演には間に合わなくても、何とか半分は観られる。
発声はできないだろうから、人生初のメッセージうちわ作って行かなきゃ!」
当落発表前から、もう行く気満々。


しかし、万が一チケットが当たっても、先行き不透明なこのご時世。
無事開演にこぎつけられるかはわかりません。


でも日程表見て、思いました。
全17回、これだけ公演すれば、どこかは無事、観客を入れて開演できるだろう。


誰でもいい。
こんな状況下でも、最後に直接会う機会を作ってくれた彼らに、会ってくれる人がいれば。
それが私でなくても---いや私であったら言うことないんですが、それでも、彼らに会いたい誰かが直接会ってくれれば、それでいい。
それで私も、V6にちゃんと直接バイバイが言える気がするんです。



あくまで、私(と20年越えで一緒に応援してきた友人)が直接会いたいですけどね(笑)。



さあ焦らずに、申込みをしよう。
←「お間違えのないよう、焦らずお申込みください」とフライヤーにも書いてありました。






追記。この状況下でコンサートツアーを開催することについては、世間さま的には表立った批判は上がっていないようです。
「最後」ということで見逃してもらえたのだろうか。

『“HAPPY” Coming Century,20th Century forever』 ~大人V6への輝かしい第一歩。初期の名盤。【 2000年以降のアルバムを振り返る・その2】

(記事タイトルをフルで書くとすごく長いことに今気づいたがもう直せない)


まずは『“HAPPY” Coming Century,20th Century forever』。
2000年8月9日発売。


曲順

  1. 羽根 ~BIGINNING~
  2. Don't Stop The Refrain
  3. 野生の花(Over Drive Edit)
  4. 恋のメロディ
  5. MY DAYS(COCONUTS GROVE VERSION)
  6. SPEEDER'S HIGH [Coming Century]
  7. Listen
  8. Life goes on(crashed bone mix)
  9. MIRROR
  10. IN THE WIND(B.MAY Mix)
  11. SOYOIDE~BREEZIN'SOUL~
  12. Running to the top [20th Century]
  13. 太陽のあたる場所(FUNKY!!FREE!!version)
  14. 翼の設計図


デビュー5年目、全員が成人になる年、という節目に発売されたこのアルバムは、前作『“LUCKY” 20th Century,Coming Century to be continued…』までの“ジャニーズのテンプレートアルバム”から脱却*1した、一味違うアルバムになっている。

私がそう感じた根拠は、


1・「歌割」が明確に出現する

ジャニーズといえばユニゾン歌唱、です。
最近は結構「歌割」があるのが当たり前になってきましたが、このころはまだユニゾン歌唱がメインで、V6も前アルバムまでは、全員歌唱の歌は基本ユニゾンでした。
それがジャニーズではフツーだと思っていた私にとって、『Don't Stop The Refrain』は衝撃でした。

Aメロは完全ソロのラップ。
1番は剛、健それぞれ、2番は坂本、3番は岡田。
そしてBメロのメロディ歌唱部分は長野と井ノ原のユニゾン、と明確に歌割がされている。
今までソロパートがなかった訳ではないけれど、長いものは坂本井ノ原がメイン。他のメンバーはスパイス程度の短いものだった。
こんなに長いソロパートが全員に振られたのは、この楽曲が初めてでした。

A,Bのソロパートが長いと、サビのユニゾンの声のインパクトが強くなる。

サビで、
「Don't Stop The Refrain Coz We Wanna Groove, Come On!~」と来ると、
うおお、カッコいい!と高まります。当時も今も。
追いかけるような裏コーラスが入るのもクール。

こういう緩急がはっきりしている楽曲は、V6はもちろんジャニーズ全体でもあまり聞いたことがなかったので、「これは新しい!」と当時の私はコーフンしたものです。

この時の印象があまりにも強かったので、今でも「『Don't Stop The Refrain』歌ってよ~」と性懲りもなく言い続けているのです。
実際、アレンジも曲も今聞いても全く古さを感じないし、歌詞の内容も、今の彼らが歌ってもばっちりハマると思う。
どうでしょう、ひとつご検討いただけないでしょうか(全方位にいつもの要望)。

とにかく、アルバム2曲目で「新しい」V6を見せつけられ、これは今までとは違うぞ!という期待を持たせてくれた。
『“HAPPY”』はそんなアルバムだったのです。


2・単純に、歌が全員上達した

その『Don't Stop The Refrain』で、スパイス程度だったソロパートを、Aメロ全部くらい長く任されたのはなぜか。
答えは簡単、「歌(ラップ含め)が上手くなった」から。特にカミセン。

3rdシングル『BEAT YOUR HEART』聴くと、しみじみわかります。
つたない。ラップと呼ぶには、あまりにつたない。
公式があるので貼っておきます。


www.youtube.com


この時から比べると、『Don't Stop~』はどんだけラップらしくなっていることか。

カミセン曲『SPEEDER'S HIGH』も同様。
アレンジも、今までのカミセン曲に比べるとぐっと大人っぽくなっているし、歌っている本人たちの声も歌い方もそれに見合うものに成長している。

ちなみに、ここに挙げた
『Don't Stop The Refrain』、
『BEAT YOUR HEART』、
『SPEEDER'S HIGH』、
3曲ともmotsuさんの手によるものでした(『BEAT~』は作詞のみ)。

ほんとmotsuさんにはお世話になったなあ…。
V6初期に、ジャニーズ的には「新しい」楽曲を、たくさん提供していただきました。
今でもずっと「新しさを失わない」V6の、基盤を作ってくれたのではないかと思います。
本当に感謝に堪えません。


3・メジャーアーティストの、アルバム楽曲初提供

シングルでは玉置浩二さん、SING LIKE TALKING の佐藤竹善さんなどの曲提供がありましたが、アルバム曲ではこれが初。
『恋のメロディ』はサニーデイサービスの曽我部恵一さん、そして『翼の設計図』の藤井フミヤさん。

特に『翼の設計図』は『学校へ行こう!』のエンディング曲でもあったし、このアルバムのリード曲でもある。
それを藤井フミヤという大スターに提供してもらった、ということでひとつ拍が付いた、という印象を受けました。


さらに、『翼の設計図』が締めに入ることで、このアルバムは

『羽根』で始まり、『翼』で終わる。

という壮大な構成となったのです。




以上のような理由から、「『“HAPPY”』こそが“大人V6”へのターニングポイントだったのだ」という仮説をぶち上げてみました。

ここから、「V6」独自の世界観が、さらに練り上げられていくことになります。




次回は、翌年2001年に発売された『Volume6』について。
もしかしたらこれが、私がV6のアルバム中最も好きなアルバムかも知れないです。今のところ。











今現在、夏の歌番組では「ラストステージ」連発中。
あんまり言わないでよ。
まだ4ヶ月もあるのに、さびしくなるじゃないかあ。

*1:先の記事でも申しましたが、決して「出来が良くない」という意味ではありません。『LUCKY』には『Run and Run』というR&Bを採り入れた実験的な作品もあるし、『GREETING』には『コバルトブルー』という驚愕の名曲もありますし…。

V6 2000年以降のオリジナルアルバムを振り返る・その1 概要

 

ここ数ヶ月の間、V6のアルバムを、ファーストの『SINCE 1995 ~FOREVER』から最新『The ONES』まで、通して聴いてみたのです。

 

そうしたらジャニオタの悲しい性、今さらでもやはり、何かぐだぐだ言いたくなるものじゃないですか。

 

いや、今さらじゃない。

今だからこそ、わかることだってある。

 

そこで2000年発売の『“HAPPY” Coming Century,20th Century forever』以降の9枚について、今だからわかること、見えることを含め、語って行きたいと思います。

 

 

ではなぜ、語る対象を2000年発売の『“HAPPY”』以降に絞るのか。

理由は2つ。

 

1:時間がないから。

2:『“HAPPY”』より前、『“LUCKY” 20th Century,Coming Century to be continued…』までのアルバムは、内容がほぼジャニーズのテンプレだから。

 

あくまでも個人的な見解ですが、『“LUCKY”』までは、楽曲やアレンジが“ジャニーズ楽曲って大体こういう感じ”というテンプレートの範囲内で作っている感じがするんです(出来が良くない、という意味ではありません)。

 

自分たちらしさ、V6らしさを本格的に追及しようとし出したのは、『“HAPPY”』からではないだろうか、という印象を受けます。

(2000年で最年少の岡田くんが二十歳になり、全員成人となったこと、またこのアルバムのリード曲である『羽根』がライブ定番曲になっていることを考えると、あながち的外れな分析ではない気がします。)

 

以上2つの理由から、『“HAPPY”』以降のオリジナルアルバムを対象に、いろいろと語って行こうと考えております。

 

まずは、各アルバムに対する、リード文(仮)一覧を。

 

 

『“HAPPY”』 ~大人V6への輝かしい第一歩。初期の名盤。

『Volume6』 ~夏全開!疾走感あふれる1枚。

『seVen』 ~捨て曲なし!展開も結びも完璧な、優秀アルバム。

『∞ INFINITY』~原点回帰。やや小粒ながらも、人気曲とファン悶絶曲あります。

『musicmind』 ~バラエティに富みつつも世界観がきっちりまとまった、10周年記念にふさわしい名盤。

『Voyager』 ~「旅立ち」がテーマの、“泣かせる”1枚。

『READY?』 ~ライブ定番曲が並ぶ“セミベスト”アルバム。これからV6を聴きたい人にオススメ。

『Oh! My! Goodness!』 ~ユニークかつトリッキーな1枚。曲順の構成もお見事。

『The ONES』 ~作家陣はもちろん、音色も盛りに盛った、豪華絢爛サービス満点アルバム。

 

 

てな感じで進めてまいります。

さあ最後までたどり着けるのでしょうか(たどり着きなさいよ)、もうすぐニューシングル出るしねえ。

 

嵐と私・1~私が“焦った”シングル2曲(未完成)

今週のお題「下書き供養」


なんてナイスなお題でしょう。

この機会に、出来ているところまで公開させていただきます。
結構な長さまで書いたけど、時期を逸してしまったんで。



嵐と私・1~私が“焦った”シングル2曲



本当は2020年中に上げたい日記でした。

しかしやはり、ちゃんと内容をまとめたかったし、そうするには年内では時間が足りなかった。

そしてV6と関ジャニ∞双方のファンとしては、例え少々タイミングがずれたとしても、今「嵐」という存在を語らずにはいられなかった。

 

 

関ジャニ∞にとって、嵐は「同期」*1の“ライバル”であり“盟友”です(少なくとも私はそう思っている)。

 

TOKIOとV6の関係性に似たところもありますが、嵐とエイトの場合、これに「東対西」というわかりやすい対立構造も加味され、それを基にした「対決」企画の数々で嵐の番組に出させていただいて、エイトのファンとしては大変おいしい思いが出来ました。

関ジャニ∞ファンとしては、嵐サイドには感謝に堪えません。

 

 

そしてV6のファンとしては、一番可愛い後輩グループです。

 

しかし、手放しでそう言えるまでには、かなりいろいろ葛藤があったんです。

(あくまで私の中では、ですが。)

 

 

嵐はV6の、初めてのそして“直”の後輩です。

ともに『バレーボールワールドカップ』のイメージキャラクターとしてデビューしているし、イメージキャラクターとしてワールドカップ会場を巡る際には、紹介DJとして坂本さんが同行したりしました。

 

何かと縁の深い、カワイイ後輩…いやいやいきなりそうはならない。

何しろあの「黄金世代」と呼ばれたジュニアから選抜されたメンバーですよ。

いつドカンと来て、V6を追い抜いて行くかわからない。

 

私は嵐の動向を意識しまくりました。特にシングル曲には注目していました。

ただひたすら「いつかV6が抜かされる」という、対抗心というか、危機感にあおられて。

当時は私も若かった。

 

で、しばらくはらはらと見守っていたのですが、意外とドカンと来ない(笑)。

あれ?おや?と世間も私も、何より本人たちと制作サイドが思っていたでしょう。

『嵐にしやがれ』最終回でも、デビュー3~4年目、2002~2003年を「人気低迷期」とはっきり言っちゃってました。

 

しかしその「低迷期」であったはずの2002年に、私を一番焦らせた、あの曲が出るのです。

 

 

それが『a Day in Our Life』

ドラマ『木更津キャッツアイ』のエンディングテーマです。

 

何で岡田くんが主役なのに、主題歌がV6じゃなくて嵐なの!?

それにこんなカッコいい歌、ぜったい嵐がブレイクしちゃうじゃん!!

←当時の私の率直な心の声。

 

ラップがメインのシングル曲ですが、「ラップ」自体は既に、1980年代後半あたりからジャニーズ楽曲に採用され始めていました。

1987年に発売された少年隊のアルバム『TIME・19』の、『ガ・ガ・ガ』が先駈けではないかと思います、私が知る限りでは。

 

それ以降、光GENJIもアルバム曲にラップを採り入れている(1993年発売『SPEEDY AGE』内『急がなきゃ食べられちゃう』)ので、同時期に活動していたSMAPも同様だろうと推測します。

 

こうしてラップ曲が徐々にジャニーズ楽曲に浸透する中で、アルバム曲だけでなくシングルにもラップがメインである曲が出てきました。

少年隊『SILENT DANCER』(1988年発売)

V6『BEAT YOUR HEART』(1996年発売)

等々。

 

数はそう多くはなかったけれど、ラップ曲がシングルになること自体は特別目新しかった訳ではない。

『a Day~』に私が驚き、焦ったのは、ラップのスタイルがそれまでの“ジャニーズラップ”とは一線を画すものだったからです。

 

独特なハスキーな声の出し方、特にサビの部分、

「全身ぜんれい目指してく WAY 自分自身取り戻す為に 上」

の「WAY」、「上」の発音。

「うえーい」と下に伸ばすような発音が、すごく耳に残る。

 

と同時に、正直に言うと、ジャニーズ楽曲としてはあまり“ガラがよろしくない”ように聞こえる。

 

しかしそのラップと全く逆のテイストの、大野くんの透明感ある声を生かしたメロディ部分を絡めることで、なんとも斬新な楽曲に仕上がっていました。

 

それがドラマの内容ともぴったり合っていて、「どうしよう!これじゃ嵐売れちゃうじゃん!」と私は非常に焦った訳です。

 

 

が、ドラマは大当たりしたものの、楽曲はそう当たらず。

シングルを1曲収録にして500円、という手法も起爆剤にはならなかったようです。

 まあ今改めて嵐のベスト盤で聞いても、だいぶ攻めてますもんねこの曲。当時としては「攻め過ぎ」だったかも知れません。

 

でもこんなにアグレッシブなラップをジャニーズに持ち込んだのは、恐らく嵐(主に櫻井くん)が初めてではないかと思うんですよ。

その後KAT-TUNや、最近ではSexy Zoneの風磨くんがこういうハードなラップを受け継いでいってますし、ジャニーズ楽曲に新たな要素を加えた、これは嵐の一つの功績ではないかと、今となっては思います。

 

 

 

そしてもう1曲、「この曲で嵐ブレイクしちゃう!」と私を焦らせたのは、

『サクラ咲ケ』(2005年発売)。

 

城南予備校のCMソングで、耳にした途端「こんなキャッチーでさわやかで疾走感のある曲、絶対売れる!」と確信しました。

 

作詞・相田毅、作曲・谷本新。

ジャニオタ、特に光GENJIファンにはお馴染みの、ゴールデンコンビじゃないですか。

(ちなみに関ジャニ∞の人気曲『大阪ロマネスク』もこのお二方の手によるもの。まさにゴールデンコンビ…。)

 

 しかしこれも、そんなに爆発的には売れませんでしたね(笑)。

 

こんなに良い楽曲なのに、なぜどーんと来ないんだ。

この時期になってくると、「曲も悪くないし本人たちも頑張ってるのに、なんで嵐は今イチぱっとしないの?(V6は抜いて欲しくないけど)」という、ファンのようなそうじゃないような複雑な心境になってきてましたね。

 

 

しかし皆様ご存知の通り、嵐が快進撃を始めるのは『サクラ咲ケ』の翌年、2006年から。

 

 

この頃、「ネットの検索ワードランキングで『嵐』が急上昇」といった芸能ニュースを良く見聞きしました。

なんで今さら嵐?

←当時の私の率直な心の声。

と思っていたら、ドラマ『花より男子』が大人気になってたんですねえ。

私はこの手のラブコメドラマに全く興味がなかったので、ノーマークでした。

 

『花男』の道明寺カッコいい→道明寺役の松本潤って誰?→嵐のメンバーだって→嵐って何?

ってな流れでしょうか。

メンバーのドラマから、嵐本体があっと言う間に大ブレイク。

V6、光の速さで追い抜かれました。(笑)

 

 

楽曲が良いだけではアイドルは売れない。

改めて思い知らされました。

ドラマなどのタイアップ、関連性や、タイミングが肝心。

もしかして『サクラ咲ケ』あたりからじわじわ来てたのに、ドラマで火がついただけなのかも知れません。




(追記)
読み返してみると肝心なところはほぼ書いていたので、尻切れトンボですがこの機会に公開してしまいます。
嵐は本当に好きな楽曲が多いので、語れるものならまた語りたいなあ。

*1:正確に言うと年上組3人、横山、村上、渋谷の3人が同期、丸山は微妙な位置(笑)、亮から下は後輩である。

ジャニーズの“ファミリー化”進行中。

 

年度末のあれやこれやに追われ、長瀬くんの退社、TOKIOの「会社」化にもしみじみしていられなかった。

TOKIOは一時ファミクラに入会してたこともあり、ゴリゴリのJ-FRIENDS派である私は非常に寂しい。

 

 そのJフレ一派であったV6は11月で解散を発表したし、ジャニーズは確実に新しいスタイルへと変化しつつある。

今までは個々のグループ活動が中心だったが、徐々にグループの垣根を超えた「ジャニーズ」全体としての動きが多くなっている気がする。

 

象徴的なのは「ジャニーズクイズ部」、それに「関西ジャニーズ」勢力。

 

 

「クイズ部」は、古ジャニオタの自分には画期的だった。

ジャニーズと高学歴、というものが結びつかないんですよ、古オタには(笑)。

芸能界そのものが“学歴なんか関係ない”世界でしたからね、かつては。

 

今や大学通いながら芸能活動なんて珍しくない時代、有名大卒、もしくは在籍中のジャニーズが、どうかするとグループに一人はいる時代ですもんねえ。

 

最近いろいろなクイズ番組で見るようになった「クイズ部」部長のSnow Man阿部くん、難問をバシバシ解いていく姿とダンスしている姿のギャップにはなかなか萌える。

 

クイズに強い=頭がいい、というイメージは若者だけでなく中高年にも良い印象を与えるし、ファン層を拡充&維持するのには良い手だと思う。

 

 

 「関西ジャニーズ」勢も絶好調。去年の『なにわの日』配信ライブはアツかった*1

 

Jr.黄金世代中にも関西ジュニアブームの時期があったように、ジャニーズには時々関西ムーブメントが起こるが、今のこの勢いはやはり、メンバー全員が関西出身である初のグループ・関ジャニ∞の“成功”が呼び込んだものだ。…と思いたい。

エイター自画自賛。

 

(小声)…成功、だよね。5大ドームツアーしてるし、独自レーベルも持ってるし。いろいろあったけど。うん。

 

そしてまた、ベテランの域にさしかかってるエイトと、若いジュニアの間を取り持つ、ジャニーズWESTの存在感が絶妙。

中間くんや重岡くんなど、自由なエイト兄さんさえ上手いことさばける人材がちゃんといるのは心強い(そういえば中間くんもクイズ番組よく出てるな)。

 

彼らの存在があってこそ、今の関西ジャニーズ勢は上手く機能していると思う。中間管理職的な立場で、本人たちは大変だと思うけど。

いやほんと、『なにわの日』の時はお世話になりました…。

 

 

大阪には2025年に万博が来る。

それに向けての“関西ムーブメント”、どうか上手いこと行って欲しい。

つまり、大阪万博がちゃんと開催されて欲しい、ということなんだが(切実)。

 

 

 

こうしたジャニーズの“ファミリー化”、ネガティブにとらえると今突出した存在---SMAPや嵐のようなーーーがいないからこその集団戦、という気もする。

 

が、常に“突出した存在”、つまりスターが必要、という私の考えは、もう古いのかも知れない。

今この時代には、スターよりも「“みんな”で新しい世界を切り拓いて行こう(あるいは乗り越えていこう)」という“ファミリー感”の方が必要とされているのかも知れない。

 

けど、去年の『鬼滅の刃』のような、“突出した存在”もある訳だし。

エンターテインメントの流れは難しい。

 

 

まあとにかく、ネガティブだろうがポジティブだろうが、今出来る戦い方で前に進んで行くしかないのだ。

 

 

そして新しいムーブメントにいまいち乗り切れていないおばちゃんも、 エイトがそのムーブメントを先頭切って突っ走って行ってる限り、彼らについて行くしかないのだ。

というより、ついて行きたいのだ。

 

 

 

 

 

 

でも正直V6解散宣言でだいぶ老け込んだよおばちゃん…。

 

*1:残業と被りましたが中盤から何とか観られました。

『WALK』の意味


記憶を取り戻したところで(前記事に書きましたが、3/12(金)から3/13(土)の記憶は抹消されておりました)、改めて『For the 25th.anivversary』を観る。


2019年末には、解散は既に決まっていたという。
それを知ると、このセットリストの意味はまた違ったものにみえてくる。


特に『WALK』。



笑い飛ばせるさ 何が起こっても僕ら
背中合わせで 再会を願って歩んで行くよ



V6の歌には、こういう「背中を押してくれる」ものが多い。
それに何度も何度も、数えきれないほど励まされてきた。



いつか届く それぞれの未来できっと 笑おう



これは今回のライブでは歌われなかったけれど、2020年私が何度も聴いていていた『スピリット』。


こんな歌たちに、今度はV6のメンバー自身が"背中を押される"番なのだろうか。
いつかこうなることを、彼らはどこかで感じながら歌っていたのだろうか。


なんてことを考えてみたりする。



いずれにしても、これからだ。



解散、活動休止、形を変えての活動継続。
それぞれのグループにはそれぞれ違った事情があるから、どれもがあり得る選択だ。


ただ、この「選択」を「正解」にするには、その後が大事なんではないか、と思う。
「選択」をした後、どう動くか。どう生きるか。


メンバーはもちろん、ファンの行動にも、それはかかってくるんじゃないか。
と勝手に思っている。


だってイノッチは『イノなき』で言ってくれたじゃないか、「あなたも入ってブイロクです」って。
エイトはエイターのメンバーカラーとして、「白」を用意してくれているじゃないか*1



ともに歩いて行きたい。
出来得る限り、ずっと一緒に。

*1:私の思い違いでなければ、1回目のリサイタルのグッズであるリストバンドの「白」を「エイターのカラー」とメンバーが言ってくれてたはず。

現在の状況におけるいちV6ファンの心理状態について

V6が「今年の11月1日を持って解散する」と発表した3月12日(金)、その一報を受けたのはファミクラからのメールではなく、友人からのラインだった。
定時に会社を出てスマホを見ると、友人からのメッセージがひとつ。


「V6解散だって!」


それを見て慌ててファミクラのページにログインし、ことの次第を確かめ、気が付くとカフェでシフォンケーキ食っていた。


ひと息つくと、悟ったふうな感じで、こんなツイートをしている。




そして帰宅、夕食後には当初の予定通り録りだめしていた『俺の家の話』を2話から一気見し、途中グースカ寝て、翌日鑑賞を再開、リアタイまで追いついた。


夕方になり、ぼちぼち夕食の支度を始めようとした頃、突如思い出した。



「あっ、V6解散するんだった!」



人間、本当に忘れたいことは、本気で忘れる。
ほんの少しの時間だけだが、それでも全力で、手の届かないほどたっかーい棚に上げ、知らんふりどころか記憶からきっちり抹消する。


以前、これと全く同じ心理状態を経験したことがある。


5年ほど前にがんを患い、患部を摘出したにも関わらず、その後「肺に転移しているかも知れない」と知らされた時だ。



もーうあなた、“肺がん”なんて当時の私の知識では“ラスボス”くらいの存在ですよ。

主治医からの告知はお腹を直撃、今後の治療方針等の話が終わった途端トイレに駆け込み、その後消灯まで(手術後まだ入院中でした)トイレを何回も往復した。


しかし消灯になると、嘘のようにグースカ爆睡。
翌朝もすっきり目覚め、朝食も何事もなくいただき、読みかけの本の続きをのんびり読んでいたところで、午前イチで駆けつけて来た兄夫婦の姿を見て、ようやく思い出した。



「あっ、がん肺に転移してたんだった!」



一晩だけだが、本当に忘れてた。

今回、“事実を受け止め切れない”度合いは、この時とおんなじだった。
命かかってるレベルですな(笑)。



感謝はある。
理解もできる。
今後も応援する気持ちもある。
むしろ楽しみな部分すらある。

こちらも一応分別のある大人なので、「解散します」と言われても、「はいわかりました今までどうもありがとう」とすぐに言える。
(それが上のツイート)



しかしどうやら、今何が起こってるかよくわからないというか、まだわかりたくないようなのだ。


いい歳した分別のある(つもり)の大人でも、腑に落ちるまではまだまだ時間がかかるようなのだ。



うーん困った。


とりあえず、今晩『三宅健のラヂオ』を聴くことにしよう。


彼らの今後の動向を追って、何とか腑に落とそう。




落ちなかったりして(笑)。









余談ですが、私の“ラスボス”はその後の抗がん剤治療で割とあっさりと消えました。
その後今のところ悪さをする様子もありません。

ここんところ疲れております。

 

いろいろ書きたいことがたくさんあって、下書きがもろもろスタンバってるんですが、長文をまとめる時間も気力もございません。

 

 

そんな中でおめでたい話題、成田凌くん、日本アカデミー賞優秀助演男優賞おめでとう!

『窮鼠』での演技が評価されてのことで、本当に嬉しい。

 

エイトのファンとしては、たっちょんが関わった作品が、あの華々しい場で少しでも披露されることが誇らしくてなりません。

もちろん成田くんの手柄なんだけど。

あの映画の独特の雰囲気を造り上げたのは、間違いなく“今ヶ瀬”の存在感です。

最優秀獲れるといいなあ。

 

 

そしてV6くんたち、番宣フル稼働。

疲れ切って帰って来た夜、TVで推しを生で見られるありがたさよ。

 

坂本さん、伝説の振付師・ボビー吉野さんに「ふつうよりちょっと上」って、めっちゃ褒められてるやん!

ゴリゴリのプロが言う「まあマシになったかな」は「上手い」や「素晴らしい」より褒め言葉よ(個人的価値観)。

 

「厳しい言葉が嬉しい」という坂本さんの、役者としての謙虚な姿勢はとても好きですけども。

 

『OSLO』観に行けるかなあ。

おそるおそるオスロを観に行く。

←上手いこと言った風。

今年もずるずる

明けましておめでとうこざいます。

 

「読者」登録して下さってる方、ぼちぼち読みに来て下さってる方、今年も時流にやや外れたトンチキな記事(というか日記というか)をずるずると書いていくつもりですので、お時間ある時にでも、よろしくお願いいたします。

 

 

なぜ“ずるずる”なのかと申しますと、年始からテンション激下がりしているからです。

いや年始からじゃない、正直に言うと、12月に入ったあたりからずっと。クロニクルも関ジャムも追いかけられない。

もはや『ジャニーズカウントダウン』の配信を見る気も失くし、せっかく届いた少年隊のDVDも途中放棄中。

 

が、それでも地上波のカウコンは全編見ました。リアルタイムで見られる時間だったので。

 

 

今回は密を避けるため一ヶ所に集まることなく、グループごとに都内各地(とはいえほぼフジテレビ社屋周辺)からパフォーマンスを見せるという、いつもと違うスタイル。

 

「グループの垣根を超えた」といった企画は出来なかったものの、それぞれ違う場所でパフォーマンスすることで、各グループの個性がより際立っていた気がします。

 

何より、個人どころかグループの見分けさえおぼつかなくなってきたオバチャンには親切な構成…。

 

 

我らがエイトは、ヒナが司会を務めるということもあって出場グループのリーダー的存在…だったはずなのですが、ひとボケかますことは忘れません。

屋外ではこうして暖とってます感をセキララに見せてくれました。

 

そのDNAを受け継ぐジャニーズWESTも、極寒のよみうりランド(だって山の頂上にあるんですよあそこ)から全力でネタかましてくれます。

ウエストくん、手足が寒そうな電車のコスプレで頑張る。

 

しかし、ネタをぶっこんで来た勇敢な奴らがもう1グループいた。

A.B.C-Z、マツコさんが「まだ王道を行くのをあきらめるな」って言ってたじゃないか!球体になるなよ!(笑)

 

直木賞候補作家はバスで銀座通りを練り歩くし、もう何でもアリだなジャニーズ。

でも若いグループは王道の「キラキラ」を貫いていて、だからこそ中堅グループもいろいろ出来るのだなあと。

 

 

そうそう、年男'Sの『WAになっておどろう』が興味深かった。

 

たっちょんが年男のエイトはサビ部分の振付をオリジナルに忠実に踊っていたけど、他の後輩くんたちはみんなそれぞれ違ったことをしていた(キスマイの輪になってグルグル回るの可愛かった!)。

 

V6のバックについてたグループと、その後のグループの世代差が如実に現れた部分でした。

こうして時代は変わって行くのね。

 

でも、ラストナンバーは『明日が聞こえる』。J-FRIENDSのデビュー曲です。

この「グループの垣根を超えた」カウコンを始めたのは、J-FRIENDSだもんね。

彼らに対するリスペクトが感じられた、良い選曲でした。

時代は変わっても、受け継がれて行くものもあるのね。

 

 

と年寄りのように(大分年寄りだけど)ほえーとしていると、そこを狙いすましたようにジャニーズは攻勢を掛けてくる。

 

2月は、

ヨコの舞台『マシーン日記』

健ちゃんの舞台『藪原検校』

坂本さんの舞台『Oslo』

岡田の映画『燃えよ剣』

さらに、

エイトのニューシングル『キミトミタイセカイ』発売

V6の円盤『LIVE for the 25th anniversary』発売

 

なんなの?この2グループなんでこうももろもろ予定が被るの?事務所内の同じ部署が担当してるの?といつも思います。

“かけ持ちあるある”なんでしょうか。

 

シングルと円盤発売はともかく、舞台と映画はなかなか微妙な時期です。

 

とにかくおとなしくして、感染拡大を食い止める努力をしつつ、少し早い「春」を待つことにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トンチキソング」について考えてみた……ら、1ヶ月経ってしまった。

 

『関ジャム』でヒャダインさんが提唱した「ジャニーズトンチキソング」、ついにMステSPのメドレーに登場!

 

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これを機に、ジャニーズにおける「トンチキソング」とは何ぞや、と真面目に考えてみた。

が、1ヶ月経っても考えまとまらず。

 

そうこうしているうちにMステSPの日が迫ってきてしまったため、考察は今後の研究課題として脇に置いといて。

 

まずは、自分のフィールドであるV6、関ジャニ∞には「トンチキソング」と言える楽曲があるのかどうか、というところを追求していこうと思います。

 

 

■関ジャニ∞

「トンチキ」ならばエイトの独壇場…のように見えますが、果たして「トンチキ」ソングと「コミカル」ソングはイコールなのか?

 

「トンチキソング」の提唱者・ヒャダインさんが『関ジャム』(2020年5月2日放送分)で挙げた「トンチキソング」は、

 

Sexy Zone『Sexy Summerに雪が降る』

NEWS『チュムチュム』

 

の2曲。

他にもエイトの『夜な夜な☆ヨーNIGHT』、少年隊の『デカメロン伝説』などが挙がっています。

 

いずれも、いろいろな意味で強烈な破壊力を持つ楽曲なのですが、必ずしも「コミカルソング」ではない。

Sexy Summer~と『デカメロン伝説』は、歌詞の一部はトンチキだけど、中身は普通のラブソングです。

 

「トンチキ」と「コミカル」の違いは?その境界線は?

…などと考えて込んでいるうちにあれよあれよと日は進み、12月25日が近づいてくる。

 

仕方ない。この際、エイトのコミカル系の曲は全て「トンチキソング」候補とすることにしました。

 

 

ということで、「トンチキソング」として番組にリクエストしたのは、

 

『関風ファイティング』

『夜な夜な☆ヨーNIGHT』(アルバム『FIGHT』収録)

『LOVE&KING』(アルバム『関ジャニ∞の元気が出るCD!!』収録)

 

酔っ払いの意味不明感を的確に表現した『夜な夜な~』は、ヒャダインさんのお墨付きなのでマスト。

『関風~』を選んだポイントは、歌の世界観のぶっ飛び方ですね。特に唐突に現れるドラゴン。

 

フラれてボロボロになりながらチャイナタウン(ここがもうなんでチャイナタウン、なんですが)を彷徨っていると、

「ドラゴンが舞い降りて」

「ドラゴンが踊り出す」

「ドラゴンが火を吹いた」

なぜドラゴン。そしてなぜ踊る。

 

元ネタは、タイトルの『関風』が「かんふう」つまりカンフー→ブルース・リー→『燃えよドラゴン』、でドラゴンなんでしょうが…しょーもない…(ほめ言葉)。

 

『好きやねん、大阪。』も『∞SAKAおばちゃんROCK』も、ジャニーズがこの歌を歌うことが「トンチキ」と言えばそうなんですが、メンバー全員が関西出身のグループが関西愛を歌うのは、なんかフツーに思えちゃうんですよね。

 

『ズッコケ男道』も『無責任ヒーロー』も、タイトルは突拍子もないけど、中身はちゃんとした応援ソングですしね。

 

そんな中に埋もれがちですが『関風ファイティング』、中身の意味の無さ(ほめ言葉)はかなり「トンチキ」だと思うのです。

シングルでもあるし、エイトの隠れ「トンチキソング」としてぜひ推したい。

 

そして『LOVE&KING』。

だって「ぱぱぱ ぴぴぴ ぷぷぷ ぱぴぷぺ」ですよ。

これなら「ワカチコン」にも勝てます(趣旨が違ってきてる)。

 

でもヒナのソロ曲なので、ヒナ一人にエイトの「トンチキ」を背負わせるのもなあ…とちょっと躊躇はしたんですが、「トンチキ」度は圧倒的に高いので。

一応リクエストしてみました。

 

 

■V6

エイトはシングルにコミカル系が多いせいか、アルバムは(ユニット曲以外は)シリアスな楽曲が多くを占める、それはわかる。

 

しかしV6は、シングル曲にもコミカル楽曲がほぼないのに、アルバムやカップリング曲にも、わかりやすくコミカルな作品がほとんどない。君たちほんとにマジメだな!

 

かろうじてあったのは、ある種の“お遊び”があるシングル。

『kEEP oN.』。

 

 

この年(2012年)、V6はシングルで立て続けに、今までとは違った傾向の楽曲を出して来ました。

その1曲目が2月に出した『バリバリBUDDY!』、そして続いてはこの『kEEP oN.』。

 

『バリバリ~』はストレートなコミカル系楽曲なんですが、『kEEP oN.』は、それとはまた少し違っていまして。

 

 私は洋楽に疎いもんで、発売当初は全く気付かなかった。

『kEEP oN.』って、Queenの『ボヘミアン・ラプソディ』をオマージュした楽曲ですよね、多分。

 

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ゆったりしたバラードから始まり、全員のコーラス、それからアップテンポのダンスミュージックへ…という展開が、『ボヘミアン・ラプソディ』とそっくり。

 

特に全員のコーラスパート「Lonely days are gone…」の部分、『ボヘミアン~』のオペラパートのラスト「For me、For me、For me…」を完全になぞってますよね。

 

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もちろん単に原曲をなぞっているだけでなく、V6らしい世界観もちゃんと出ていて、かなり高度な“お遊び”楽曲になっています。西寺さんいつもありがとうございます。

ミュージカル歌唱の出来る坂本さんがいるのも大きかったかなー。

 

 という訳で、V6楽曲の中では毛色が違う、ちょっと面白い作品ではあるけれど、「トンチキソング」ではないなあ、やっぱり。

 

 

しかしV6本体には無くても、トニセン、カミセン曲には何とか発見しました。

そこで、リクエストには以下の2曲を選んでみました。

 

20th Century 『季節』(アルバム『ROAD』収録)

Coming Century『Theme of Coming Century』(『MUSIC FOR THE PEOPLE』カップリ ング曲)                             

 

トニセンの『季節』は、その名の通り旬の食べ物をただただ羅列していく、という楽曲。仮歌で適当に歌った歌がそのまま採用になった、という話です。

ファンクアレンジが無駄にカッコ良くて、「マツタケ、ふぐちり、ひやむぎ」というファンキーなコーラスもおかしい、珠玉の「トンチキソング」。

 

『Theme of Coming Century』は、発売当時は「トンチキ」度高かったんです。それまでグループ名をそのままタイトルにした曲って、ジャニーズにはありませんでしたから。

でも嵐が『A RA SHI』でデビューしたので、インパクトが大分薄れたような気がします。

 

歌詞は普通だったかな…

「ロケット捨てて 宇宙遊泳  男のパワー 感じてダーリン」

…トンチキっすね結構。

 

カミセンにはもう1曲、『スキさ すっきゃねん』(『TAKE ME HIGHER』カップリング曲)という楽曲もありますが、関西出身の岡田がいるし、まあさほど「トンチキ」ではないなと。

今の彼らが歌っているところを見てみたい気もしますが(笑)、それは反則、ということでリクエストはなし。

 

 

 

しかし、1ヶ月考えてしみじみ思ったことがあります。

「トンチキソング」は深い。

そしてジャニーズはこれからも、「トンチキソング」とともにあるべきではないかと。

 

ビジネス的勝機があるかはわかりませんが…(無責任)。

 

ジャニーズ的「トンチキソング」については、機会があればまた、深く考察していきたいと思っています。

 

 

Mステスペシャルではどんな楽曲が「トンチキソング」として披露されるのか。

楽しみだなー。