ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

『ジャニーズ楽曲大賞2018』に投票してみました・続き(反省)

ジャニーズ楽曲大賞2018』、「現場部門」の投票は1枠。

 

 

えっ1つしか選べないの?無理!

私が2018年に行ったジャニーズの現場は、『KANJANI'S EIGHTERTAINMENT GR8EST』、『TOP HAT』、『二十日鼠と人間』(『泥棒役者』は落選しました)。

てっきり複数選べると思い、この3つを投票しようと思っていたのだけれど。

1つしかないとなると・・・『GR8EST』か『TOP HAT』・・・。

 

 

悲嘆やら安堵やら歓喜やら、演者と観客の生の感情が入り混じったカオスなライブと、世界観が完璧に練り上げられている舞台作品、どちらかを選ばなければならないなんて。

そんなの無理。

 

楽曲のみでも投票可能なので、この部門は選ばず空欄にしよう、と一度はそう思いました。

 

しかし、『TOP HAT』のあまりの出来の良さに、この作品をファン以外の方たちにももっとアピールしたい、という気持ちがむくむくと沸き上がってしまった。

 

確かに、『G8EST』ライブは、エイトの6人での再スタートという、もう二度とない特別なライブだった。

 

でも坂本さんのミュージカルだって、もう二度とない。

・・・かも知れないんです。

 

シビアな話、彼の年齢的なことを考えると、こんなに完璧なダンスミュージカルはあと何本出来るかわからない。

本当に、「この1本」が、貴重なんです。

 

・・・というような逡巡を経て、結局『TOP HAT』に投票しました、はい。

 

 

ですがここに来て、ちょっと反省しております。

企画の主旨に反したかな、と。

 

 

なぜなら私にとって、坂本昌行とは、あくまでも“ミュージカル俳優”だから。

30年(今数えてみて驚いた。こわっ)近くジャニーズ好きですが、坂本さんは他のジャニーズタレントとは“別枠”の存在なのです(“別格”ではなく“別枠”です)。

 

 

 

坂本さんを始めて知ったのは、1992年か93年、木の実ナナさん主演の『阿国』というミュージカルで。

坂本さんは阿国一座の、蜘蛛舞を踊る双子兄弟の弟・二蔵役を演じていました。

 

出番は少なかったものの、光るものがありました。

ダンスや身のこなしにキレがあり、芝居も悪くない。上背もあるしスタイルも良い。

私も観劇仲間の友人も、あの若手いいね、と意見が一致。どんな子だろう、とパンフレットをめくってみると、そこには「二蔵・坂本昌行 ジャニーズ事務所所属。ジャニーズJr.として活動中」の文字が。

 

当時既にジャニーズにハマり込んでいたもののジュニア事情には疎かった私は、当然、ジュニアとしての彼のことを全く知らなかった。

だからまず、私の中では“坂本昌行=俳優”として認識されたのです。

 

その3年後くらいに、坂本さんは『V6』のメンバーとしてデビュー。

でも別に、その時すぐにはV6のファンにはなりませんでした。正直坂本さんに“ジャニーズ”としての魅力は感じなかったので。「またミュージカルやるなら観に行こうかな」と思ったくらいで。

 

ですが遠目に応援はしていたので、ジャニーズマニアの知人に、デビュー翌年くらいのトニセンコンサートに誘われた時は、二つ返事でついて行きました。

 

そして「あれ、トニセンって、3人とも背が高いしスタイル良いし、歌もダンスも上手いじゃないか」と気づいてしまい、そのうちTVでV6を意識的に見るようになり、「あれ、三宅くんって、なんかすごく可愛くないか」と気づいてしまい、あっという間に坂を転げ落ち・・・・・・今に至ります。

だから私、V6のFCでは、坂本昌行ではなく「三宅健担当」として登録されています。

 

 

そんなわけで私の中では“俳優枠”の坂本さんですが、でもV6として、ジャニーズとしてデビュー出来て良かった、と思っています。

 

スタイルや声質は、先天的に舞台向き(特にスタイルはミュージカル向き)の資質が備わっていると思っていますが、性格が、あまり前に出るタイプじゃないじゃないですか。正直に言って“ヘタレ”じゃないですか(汗)。

『V6』という肩書がなければ、数々の大舞台で主演張るなんてこと、多分出来なかったんではないかと思うんです。

 

逆に『V6』だから、ジャニーズだから、という理由で“ミュージカル俳優”として正当な評価が受けられていないかも・・・と感じる部分もあります(ファンの欲目かも知れませんが・・・)。

 

まあこういうことは表裏一体です。“ミュージカル俳優”坂本昌行のファンとしては、ジレンマを感じることもある。

だけどやっぱり、『V6』でなければ、レンにもラッキー・ガーネットにもピーターにもゾロにも『MURDER for Two』のお嬢さんにも、そして今回のジェリーにも、多分逢えなかった。

そう思うとやはり、“ミュージカル俳優”・坂本昌行のファンとしても、V6に感謝です。

 

 

 

えー、話がすっかりそれてしましましたが、まあそういう訳で、『“ジャニーズ”楽曲大賞』ならば『GR8EST』を選ぶべきだったな、と。

非常に個人的な反省をしたのでした。

来年は主旨をよく考えて投票しよう。

 

 

 

この企画、今年初めて参加しましたが、その年のトレンドがわかって非常に面白いですね。

ツイッターをやっていない自分には「あ、今こういう流れなんだ」、「こういう捉え方もあるんだ」といろいろ勉強になりました。

 

エイトへのコメントに泣きそうになったり、他グループの楽曲コメントを読んで「これ聞いてみようかな」と思ったり、「コンビ部門」のコメントで他グループの内情を知ったり。

何より、みなさん、自分の推しているグループが本当に好きなんだなあと。

好きなものを好き!と真っ直ぐに伝えるその熱量に圧倒されつつも、なんか、みんな、同じだなあと。

勝手に仲間意識のようなものも感じてしまって、おばさんほっこりしてしまいましたよ。

 

 

でも一番熱量がすごいのは、これだけの規模のものを短期間でしかも1人で開催されている、主催者の方だと思います。

投票フォームに選択リストまできっちり作ってあるとは・・・ちょっとした感動を覚えました。

 

 

また来年も―というか2019年分も、出来れば開催よろしくお願い致します。

また喜んで参加させていただきます。

 

 

 

喜んでね。そう、喜んで、参加したいなと。思います。心から。

(2019年3月16日追記)