『CloveR』/『ふたつ手と手』
『ごめんね青春!』を見ながら、「『パパドル!』の脚本をクドカンが書いてたらどんなだっただろうな・・・」などと考えてみる秋の夜長。
(メンバー全員とんでもない性格にされそう。でも見てみたい)
両A面のもう一方、『CloveR』。
第一印象は、正直ちょっと物足りない感じでした。
今年のシングルは『ひびき』、『キングオブ男!』、『オモイダマ』、『ER2』、と「ドラマティックなバラード」と「何かすごく濃い曲」が交互にリリースされるという、非常にコテコテなラインナップだったせいか、この曲はあっさりしすぎて最初は耳を素通りしてしまったような・・・。
ですが聞けば聞くほど、シングル曲では恐らくナンバー1であろう(てか初であろう)ファンシーな歌詞にハマっていきました。
韻の踏み方がとにかくカワイイ。
「四枚葉」を「よんまい“は”」と読ませて(「よんまい“ば”」だとシェーバーだよ{%汗webry%})、
四枚葉に → ハニー → 君のとなり
と続くあたりは特にかわいくて耳にやさしくてなじみがいい。
作詞は『ER2』と同じGAKUさんかー。同じ人が書いたとは思えない可愛さです。最近GAKUさん連投されてますね。
『CloveR』のテレビ初披露は新番組『どぅんつくぱ』でしたが、これがまた、「TVでのパフォーマンスベスト5」(個人比)に入れたいくらいの良いパフォーマンス。
イントロで照れ笑いしたり、歌いながらつつき合ったり、とエイトらしい雰囲気を出しつつ、振りと歌はきちんとやって、楽曲をちゃんと見せて聞かせている。
特に、中盤のすばるとマル、ふざけ合いながらもきれいにハモれるのはなかなかのものだと思いました。
個人的には、「おふざけ」と「見せるべきパフォーマンス」のバランスはこれくらいが理想かなあ。と、若干空回り気味のMステ見た後だったので、なおさらそう思ったのでした。
しかし同日に違う番組で両A面両方披露できるなんて、ぜいたくだな~。
そしてこのパフォーマンスを見てやはり思う、大山田+亮、特に山田のコーラスの巧さ。
『日経エンタテイメント』11月号の記事でも、エイトの特徴として「コーラスワークが成立している」ことを挙げているけど、そこは山田の「縁の下の力」が大きいと思います。
もう一つ、なぜかヨコ激推しのカップリング曲
『ふたつ手と手』(これも作詞作曲GAKUさん)。
なるほど、確かにいい曲です。ドラマティックではないけど、なんかグッとくる曲。
歌詞がいいな、と思うところは「嵐の中でも~」のあたりですね。
それから、「10年先に向かって」というのは、エイトからのメッセージだと受け取っていいんですよね?
(こういうところで指摘するのは無粋かなとも思ったけど、一応書いておこう)
はい。10年先も、彼らの歌を聞いていられたらいいなと思います。
あと印象的だったのは、1コーラス目のすばるのソロ。
すばるには珍しく(^^)、すごく素直に声が伸びている。(特に「怖いくらい」のへん)
すばるは結構、声の力でぐいぐい押してくるんで、「ここはもう少し力抜いて!」とちょいちょいツッコミ入れたくなるんですが、この楽曲ではいい感じに力が抜けてる気がします。
こういう歌い方ができるようになると、今後ますます楽しみだなー{%ハートdocomo%}
新レーベル第一弾、「名刺代わり」とヒナが言っていた今回のシングル。バンド曲が来ることは予想ついたんですが、両A面の片方がこんなに可愛らしいアイドルポップスになったのは予想外でした。
どちらもドラマ、映画の主題歌なんで、曲調はある程度決まってくるとは思いますが、『CloveR』の方は自由度が高そうですよね。別にこんなにファンシーな曲じゃなくても良かったんじゃないかな。
それをあえて、こんなに可愛らしい楽曲を選んだのは、「やったことがないこと」への挑戦、っていうのもあるだろうし、バンド曲との振り幅の大きさを示して、この振り幅こそが関ジャニ∞だ、という「名刺」にしたかったのかなと。
私は勝手に解釈しました。
以前にも書きましたが、「何でもあり」の路線は「中途半端」とも受け取られがちな、なかなか大変な道です。
でも私は、エイトのこの姿勢を支持したいなあ。
・・・支持したいとか、何様(^^;)。
えーと、まあ、単純に面白いじゃないですか、何でもありって。
エイトが、いろいろなことを、どうやっていくのか。
そこを思う存分、面白がりたいです。
もうどんどん、やっちゃって下さい。
でも楽器は大切に扱ってね(まだ言う)。
さらに余談、『ごめんね青春!』第3話、「家庭的で猟奇的な彼女」って。久々にマジでお茶ふき出しました。
クドカンさん、資料かなんかで『関パニ』見たのね。
『木更津キャッツアイ』の特典DVDかなんかで、「岡田くんのことは『ミミセン』見て知っていた」と言われてたことを思い出しました。
ほんとに深夜番組ノリがお好きなんだと。
※『ミミセン』=カミセンがバンドに挑戦する様子を追った深夜番組。私のイチ推し・健ちゃんの担当楽器がこれまたベース(^^)。もう弾いてないだろうなー。