ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

『9係』主題歌に関する考察(ってほどでもないんですが)

警視庁捜査一課9係』今年も絶賛放送中です。このドラマの新シリーズが決定すると、まず「ああ良かった、これでまたV6の新曲が出る」と思ってしまうV6ファンの悲しい性。

いやドラマ本篇もちゃんと見てますよ。テレ朝刑事ドラマは我が家の団らんには欠かせないものですから。ちなみに私は『9係』よりも『科捜研の女』派です(^^)。マリコと言ったら篠田ではなく、榊マリコ様でしょう(^^)。

さてその『9係』、毎シーズンV6が主題歌を担当させていただいてますが、今回でもう8曲になるんですねぇ。

過去7曲をざっと並べてみますと

グッディ!

ジャスミン

GUILTY

only dreaming

Sexy.Honey.Bunny!

kEEP oN.

はい、大体が「刑事ドラマの主題歌」ということをあまり考慮に入れてなさそうな曲調です。

『9係』は「刑事個々の事情を織り交ぜて描く、新しいスタイルの刑事ドラマ」だけど、基本はやっぱり、事件の顛末。

犯罪に巻き込まれた人々の悲劇や、犯罪に手を染めざるを得なかった人間の悲哀を描くドラマです。

終盤、自らの罪を後悔して泣き崩れる犯人、それを見守る9係の面々、事件は静かに幕を下ろし・・・た数秒後、鳴り響く『グッディ!』の超明るいイントロ。

もしくは『蝶』の、情熱的なスパニッシュ調のメロディ。『セクハニ』『キーポン』とかもう言わずもがな。あまりにもドラマの内容に合わない・・・{%あせあせ(飛び散る汗)docomo%}

まあ多分、「『9係』の主題歌」というより「V6のシングル」というコンセプトを優先させてしまうから、こういうことになるんでしょうね。

毎度すみませんテレ朝さん。

ところがその中にも、救いの1曲と珠玉の名曲があるんです。

まず救いの1曲『ジャスミン』。この曲自体は地味ーで、出た当時は私も正直「印象薄い曲だな」と思ったもんです。でも『9係』の主題歌としてはイイ。

特に希望に満ちたラストシーンや、浅輪くんと倫子さんのデートシーンでほのぼの終わる時はすごく良く合っていました。「主題歌」としての使命をちゃんと果たせていた曲だと思います。

そう言えば『おみやさん』にしても『科捜研』にしても、主題歌は割とこういうほんわかした曲が多いような気がします(最近では曽根由希江さんの『HOME』とか)。

そういう意味では『ジャスミン』は、テレ朝系人情刑事ドラマの主題歌としては鉄板の曲調なのかも。

(で、当時は今イチ、と思っていましたが、何年も経ってから突然「『ジャスミン』っていい!」と気づきました。最近はクセになって結構しょっちゅう聞いています。)

そして名曲(と勝手に断言します)、『only dreaming』 。切なくもやさしいイントロのメロディと歌の導入部が、ちょっと悲しいラストでも救いのあるラストでも、いい感じで余韻を残してドラマを綺麗に終わらせてくれていました。

特に印象に残っているのが、シーズン5 第8話。『歩く死体』なんて身も蓋もないサブタイトルがついてますが、これはほんとにいいお話でした。

町中の交番にふらっと男が現れ、未解決事件のポスターを指さして「この事件の犯人は俺だ」と言って倒れ、そのまま死んでしまう。

たまたまそこに居合わせた浅輪くんが、本当に彼がその事件の犯人なのか、なぜ彼は死ななければならなかったのか、を調べていくんですが、彼が抱えている事情や悲しい誤解が、話が進むにつれ明らかになっていきます。

そして最後、ゆっくりと倒れていく彼の姿に被さって流れる『only dreaming』。これにはやられた。泣けました。

5曲目にしてやっと、ドラマに合った名主題歌が生まれたなあと、しみじみ思いました。(その後が『セクハニ』と『キーポン』なんですけどね・・・(^^;))

しかし今回、8曲目。『only dreamin』を超える名曲の予感が。

『君が思い出す僕は君を愛しているだろうか』。

冒頭から坂本さんのソロパートが泣かせる。

この歌がどうドラマを締めるか、それが見たいがために、毎週『9係』見ています。

早くフルで聞きたい!

ってもう来週が発売日だった。

追記:『グッディ!』も『セクハニ』も『キーポン』も、楽曲自体は大っ好きです。特に『グッディ!』と『セクハニ』 は、私の「V6シングルベスト12」(ベスト10にしたいんだがどうしても12になってしまう)に挙げられるくらい好きです。今回の記事ではあくまでも“、『9係』の主題歌としては若干内容にそぐわない”ということで、ヤリ玉にあげさせていただきました。