『あまちゃん』が終わっちゃったよー。
2つもグループを追いかけていながら、そのどちらもが夏場にコンサートをやらないという(V6は春で終わったし・・・)さびしい今年の夏。
その心のすきまを埋めてくれたのが、『あまちゃん』でした。
(コンサートに走り回っててもハマってたとは思いますが)
クドカン脚本のファンなので1回目から見ていましたが、NHK朝ドラでもクドカンはクドカンだったので大ハマり。
その上脇役はうまくて個性的な役者ばかり、中心に手垢のついていない、久々に「フレッシュ」と言いたくなる可愛いヒロイン。カンペキな布陣です。逆らえませんでした(^^)。
朝は見られないのでハードディスクに録画し、最初のうちは週末にまとめて見てましたが、ネタばれを恐れて“東京編”からはほぼ毎日見ることに。
そして気に入ったシーンを編集してDVDにダビング、というハードディスクの自転車操業。これをほぼ毎晩やってました。
はーもう夜帰ってから『あまちゃん』見る楽しみはないのね・・・と思う、これがいわゆる『あまロス』というやつなのでしょうか。
このドラマ、「アイドルとは何か」というテーマも含んでいたので、アイドル好きとしてはそこのあたり興味深く見ていました。
まず「うわあ」と思ったのは、ヒロイン・アキもメンバーとしてデビューするはずだった、GMT5のデビューシングル『地元に帰ろう』。
もうレコーディングも終わってサンプル盤まで出ていたのに、その後いろいろあってアキは脱退(中退と言っていたような)してしまう。そしてデビューまでに急きょもう1人メンバーを入れるんですが、レコーディングは間に合わなかったようで、アキの声が入ったままシングルが発売されてしまうんです。
もういないメンバーの声が入った楽曲が、何の告知もなく発表されてしまう・・・アイドルファンが1度は味わったことがあるであろう痛ーいツボを、クドカンさん容赦なく突いてきます(^^;)。
他にもいろいろ痛いところはありましたが(有名な春子ママの「普通にやって」云々、という台詞とか)、それを超えて印象的だったのが、ラストシーン。
震災で寸断された線路が復旧し、「もっと先」へ行ってみよう、とアキとユイがトンネルの中を走っていくところ。
トンネルの中の闇を照らす灯りは、2人が持っている“ペンライト”(正確に言うとサイリウムかな)。その光を手に、ふたりは楽しそうにじゃれ合いながらトンネルを抜けていく。
アイドルの象徴とも言えるあの小さな光が、「この先」を照らす光の象徴に使われていたのが、アイドル好きとしてすごくうれしかった。
ま、私の勝手な解釈ですけども。でもほんと、あそこはいいシーンでした。
そしてこのドラマで話題になったのは、言わずもがなの「歌」。
はい買いました『歌のアルバム』。レンタルが待ち切れなかった、というのもありましたが、何となくアイテムとして手元に持っておきたかったので。
初回特典のGMT推しメンステッカーは、リーダー(入間しおり)の赤でした(^^)。震災の時、奈落でメンバーをかばっていたリーダーが泣けた・・・。
このドラマをきっかけに80年代のヒットソングが注目を浴びているようですが、私が今さら「いい歌だなあ」と思ったのは、このアルバムに入っていた『いつでも夢を』。
歌詞がすごく綺麗な日本語だし、内容もいい。いい歌は時代を越えるっていうのはホントだな、としみじみ思いました。
いろいろな要素が詰まっていて、それがみんな魅力的で、とてもいいドラマだったと思います。
ただ楽しいだけでなく、現実的な問題もいろいろ織り込まれてたし、展開に追われて見逃していた大事な部分を、見返せばまた発見できるかも知れない。そう思わせてくれる、私にとっては大事なドラマになりました。
明日あたり録っていたDVD見ちゃいそうだなー・・・。
しかし、あまロスしている場合ではありません。もうすぐエイトさんのニューアルバムが発売されてしまいます。
『FIGHT』レビュー書き始めたはいいが、ニューアルバム発売に間に合うんでしょうか。スリリングです(^^;)。
追記。
以前から話題だった、『あさイチ』におけるイノッチと有働アナの朝ドラ受けコメント、初めて見ました。
私もそうでしたが、あの2人の受けコメントを見るために「8時16分まで録画予約している」方、結構多かったみたいですね。
イノッチの相変わらずマニアックな視点にはあきれました。朝から何をしてるんだ井ノ原(^^)。面白かったけど。面白いやつはDVDに残してあるけど(^^)。