『関ジャニズム』アルバム+ツアーまとめ・1(アルバム編)
『関ジャニズム』とはまた大きく出たな、と、アルバム&ツアータイトルを最初に知った時に思いました。
そのアルバム&ツアーのまとめを。
まずはアルバム。
相変わらずエイトらしく、何でもかんでもブチ込んだ、バラエティに富んだ1枚です。全体の流れも良いと思います。
ですが正直に言うと、オリジナルアルバムとしてはやや小さくまとまってしまったかな、というのがトータルの印象です。
いやー発売直後の感想ではベタ褒めしてるけど(^^。
ツアーも終わり、一段落した今の感想は、こういう感じです。
『RAGE』をシングルに準じる楽曲だと考えると、14曲中6曲がシングル。約半分がシングル曲になる訳で、構成としては「セミベスト」ですよね。
だからオリジナルアルバムとしては、ちょっと物足りない感があるのかなあ。
でもこれはシングル曲もがっつり聞いているファンの言い分なので、今まで聞いたことがない人の取っ掛かりとしてはいいかも知れませんよね、セミベスト形式って。
リード曲もよくあるジャニーズっぽい曲調だから、聞きやすいだろうし。
初めての方もウェルカム。そういう考え方もアリかな。
ところでそのリード曲の『EJ☆コースター』、スタンダードなジャニーズナンバーってだけでなく、「関西色を払拭したリード曲」って点でもエイトとしては結構な挑戦だったんだな、ってことに今さらながら気が付きました。
前々回、前回とリード曲は『モンじゃい・ビート』、『TAKOYAKI in my heart』と、関西色を前面に出した楽曲でした。
『EJ☆コースター』をリード曲に据えたのは、そこから一度離れてみよう、という意図もあったんでしょうね多分。
ついでなんで、リード曲の歴史をさらに前へとさかのぼってみました。
○リード曲としてはっきり認識されているもの
『PUZZLE』→『パズル』
『FIGHT』→『モンじゃい・ビート』
『JUKE BOX』→『TAKOYAKI in my heart』
○リード曲が今一つわからないもの
『感謝=∞』、『KJ2 ズッコケ大脱走』、『8UPPERS』
『ズッコケ』に関してはMステで歌った『二人の涙雨』がリード曲と仮定しましょう。
(『感謝=∞』、『8UPPERS』はほぼ「サントラ」なのでリード曲はないものと勝手に判断。)
『もんじゃい』、『TAKOYAKI』だけでなく、その前2曲も「関西」絡みの楽曲でした。
『二人の涙雨』は関西絡みではないもののコテコテの歌謡曲で、いかにも“関ジャニ∞”な楽曲です。
並べてみると、やっぱり『EJ☆コースター』はリード曲としては相当異彩を放っていますね。
ま、ここまでさかのぼって「今までのイメージを払拭しよう!」と考えたかどうかは定かではありませんが。多分私の考え過ぎでしょうが(^^)。
でも、コテコテの前2作から切り替えよう、という意志はあったと思います。
その挑戦の心意気、確かに受け取ったぜ。(上から)
しかし、ジャニーズなはずのに、ジャニーズのスタンダード曲をやるのが“挑戦”になるってのが(^^)。
それも「関ジャニ∞」らしさか。
小さくまとまっちゃったかな、と私が思ってしまった理由は、もう一つあります。
『関ジャニズム』というブチ上げちゃったタイトルに、ちょっと期待がふくらみ過ぎたようです。
勝手にハードル上げ過ぎた(^^;。
それに『関ジャニズム』という名称、というか「関ジャニ」という呼称には、ちょっとした思いがありまして。
それについては次回、ツアーのまとめを書いてから、改めて書くことにします。