『関ジャム』と坂本昌行とスパッドと。
坂本さんが『関ジャム』に出る、というのは意外だった。
ジャニーズ随一の(そして唯一の、と言っても誰にも文句は言われまい)ミュージカルアクター・坂本昌行が、ジャニーズでは一番ミュージカルから遠い(^^)エイトと、一体どんな曲をセッションするのか。
予告で曲目を知りました、『監獄ロック』。
そうかその手があったか!
番組中でも少し触れてたけど、2007年に坂本さんが主演した『All Shook Up』というミュージカルは、プレスリーのナンバーを元に作られたジュークボックス・ミュージカルでした。
そのオープニングナンバーがこの『監獄ロック』。
なるほどこの曲なら、ミュージカルナンバーであり、ロックンロールでもある。
坂本さんとエイトがセッションするのに、これ以上の楽曲はないと思われます。
このセッションを思いついてくれたスタッフさんありがとう!!
良いセッションでした。
歌だけでなく、身のこなしや空気感であっという間に曲の世界観を作り出してしまう坂本さんは、やっぱり「役者」だ。
以前「本物のシンガー」と書いた記憶があるけど、やはりシンガーというよりはアクター。
エイトの方も、こういうアメリカンな(と言うのかこれは)ロック合うなあ、すばる&亮のボーカルは特に。
今までの楽曲でいうと『急☆上☆Show!!』みたいな曲。こういうテイストの曲をもっとシングルにして欲しいかも。
トーク部分でもサプライズがありました、まさかのすばるくんの"スパッド"役映像(^^)。
坂本さんのミュージカル舞台は映像としてほとんど残っていないので、こういう時放映されるとほんとウハウハなんですが、貴重なすばるの舞台姿まで見られるなんて。ウハウハ増し増しです。
2005年2~3月上演の『NEVER GONNA DANCE』は5回観ました。
坂本さんの舞台は通常2~3回は観るんですが、5回は最高記録です。
なぜそんなに通ったのかというと、当時私自身が"休業"中で時間があったからということもありますが、何と言っても坂本さんとヒロイン役・紺野まひるさんのボールルーム・ダンスが素晴らしかったからです。
クライマックスで見せたこの2人のダンス、「床の上を滑る」というのはまさにこのこと、と思わせるものでした。
時期的に客席には咳の音もたびたび聞こえていたのですが、このダンスのシーンだけは毎回客席がシーンと静まり返っていました。その印象が強く残っています。
紺野さんはダンスはもちろん、演技もとても可憐ですてきでした。今でも私の中で、「坂本さんと共演したヒロインナンバー1」なんです。
またぜひ共演していただきたいなー。
さてすばるは、この坂本・紺野コンビと劇中のダンスコンテストで優勝を争うライバル役だった訳ですが、お相手の女優さんが振付もされるようなダンス上手な方だったんで・・・。
「下手ではないけど、振り回されてるな~」と思ってましたねえ当時は。
それにトークシーンですばるが「日に日に痩せていく」と言ったので思い出した。
坂本さんも本番中に痩せていくタイプなんで、2人そろってどんどん小さくなっていくんですよ(^^)。
特にすばるは衣装のシャツのダブダブさ具合が加速していって、V6ファン仲間の間でも「大丈夫かな」と心配されていました。
当時すばるはメジャーデビュー直後だったからか、やる気みなぎっていてギラギラしてたなあ。
今でもまあギラついているところはありますけど、やっぱり「大人になった」からね(^^)。大分落ち着いたかな。
それは良いことだし当然のことでもあるとは思うけれど、久々に昔の映像を見たらふとさびしくなったりして。
思えば遠くへ来たもんだ。
あらら、昔話までズレ込んでしまった。
『NEVER GONNA DANCE』はちょうど私がエイトに興味を持ち始めていた時期に観たものだったので、坂本とエイト、という組み合わせを見せられるとどうしても語りたくなってしまって。
この『関ジャム』は宝物だわー。ブルーレイとDVD両方に焼いとこっと。