ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

ウォークマンをレスキューレスキュー・1

 ウォークマンの充電池が保たなくなってきた。

 何より困るのは、充電表示があてにならなくなってきたことだ。

 満タン充電したはずなのに10分ほど聞いただけで容量表示が半分になってしまったり、朝、充電なくなりますよ~と表示が点滅した状態で電源を落としたのに、夕方に再起動したら満タン表示になっていたり。

 クリスマスシーズンだったので、自分にごほうび、とばかりに、新しいウォークマンを探しに家電量販店に行った。

 予想はしていたが、ウォークマンはすでに「ハイレゾ」様式の機種が席巻していた。Aシリーズより上はすべてハイレゾ様式で値段は2万円以上。唯一のハイレゾ様式じゃない機種、Sシリーズのみ1万円台の値段だが、スペックがかなり低くなっている。

 まず、ディスプレイがちゃちになっている。文字がドット文字って!それに何と言っても驚いたのが、「ブックマーク」機能がなくなっていることだ。自分でモデル機を操作して気づいたが、念のため店員さんにも確認。

 「あのー、ブックマークって・・・なくなってますよね?」

 「はい、その機能はもう、この機種からは削除されていますね」

こりゃだめだ。お気に入りの曲をブックマークにまとめて聞くのが大好きなので、ブックマークがないんじゃ、お話にならない。

そうか、Sシリーズはもう音楽を聴くものというより、語学学習に特化したものになっちゃったのね。

 (ちなみに店員さん、「この機種は、店頭にあるこれが最後のモデルになります」とも言っていた。Sシリーズなくなっちゃうのかしら・・・)

 

上位の機種、Aシリーズを見てみる。

 Aシリーズはハイレゾ機種の中でも安価な方。16GB(3、000曲くらい入るらしい)で税込み22,000円くらい(ヨドバシカメラ店頭での値段)。ヘッドフォンはついておらず、本体のみでこのお値段。

 手が出せるのはこの価格帯くらいかなあ、と実際モデル機を持ってみると・・・。

 デカい。そして重い。

 考えてみれば、カセットやMDのウォークマンって、このくらいの大きさと重みだった。

 が、手のひらサイズの今あるウォークマンに慣れてしまうと、デカいわ!という感覚になってしまう。女性ものパンツの小さいポケットにも入るくらいの大きさだったのに、もう完全にそこには収まらなくなっている。あとぶ厚い。

 売場を後にしながら、うーむと考える。

 昔だったら、少し待てば値段も下がるだろうし、コンパクトに進化もするさ、という考え方もできた。

 でも今はどうだろう。音楽はストリーミング配信で、スマホで聞くことがメインの時代、らしい。

 となると、音楽を聞くためだけのツール・「ポータブル音楽プレイヤー」というものは、徐々にマニアックなものになっていくのではないか。 

っていうか、もうなっているのではないか。そう言えば電車の中でも、ウォークマンiPodも以前よりは見かけなくなったような気がする。

 そういう時代の流れに沿うと、「ポータブル音楽プレイヤー」の市場は今後ますます縮小し、安価なものを大量に作るよりは、高機能のものを高額で売るようになるだろう。

 今回iPodの売場も見たけれど、nanoなんかはもう「生産終了」になっていて、店頭販売しているのはiPodTouchだけになっていた。Touchは既にiPhoneと見分けつかないくらいデカい。

 ウォークマンの現Aシリーズなんて、まだ小さい方だ。

 うーん。2万円台のウォークマンなんて、もうそう長くは作ってくれないかもなー。今が買い時かもなー。ブックマークも10個あるしなー。

でも、今あるやつも故障したわけではないし、バッテリー交換すればまだ使える。修理代をSONYのホームページで調べたら、8,000~14,000円くらい、と書いてあった。最高額かかったとしても、新品を買うよりは安く上がる。

自分物もちがいい方なんで、今新品を買ったらあと5~6年は使える気がする。が、今のウォークマンをバッテリー交換しても、他の機能が故障せずにあとどれだけ保つかわからない。

そんで故障した時点で、自分に新しいウォークマンを購入する経済力があるかもわからない(切実)。

自分の手の中にある、ライトグリーンのウォークマンをしげしげ眺める。

型番NW-S756。Sシリーズだ。容量は32GB。音楽データだけだと、8,000曲入る。当時の店員さんが言うには、「大体一生分ですね」。

 買ったのは2011年3月。東日本大震災が発生した後だ。もう明日何が起こるかわからない、もし緊急避難することにでもなったら、私の趣味の、膨大な量の映像媒体なんて持ち出せるワケがない。

 でもせめて、音源だけはすべて持って行きたい。そんな気持ちで、当時最大容量のウォークマンを購入した。値段はノイズキャンセリング機能ヘッドフォン付属で、税込み20,000円ちょっと出たくらい。

 ちなみに2018年1月現在、入っている曲数は3,800曲。やっと半分(^^;。

震災の時、一緒に避難しようと手に入れたウォークマン

一昨年の、通算1ヶ月にも及んだ入院中、眠れない夜をずーっと一緒に過ごしてくれたウォークマン

その後の抗がん剤治療中も、点滴している間、ずっと付き合ってくれたウォークマン

決めた。バッテリー交換しよう。

それでぶっ壊れるまで、とことん使い倒してあげよう。

自分の経済の心配より、モノへの思い入れの方が勝った(^^;)。

SONYのホームページによると、修理品を梱包して送る方法もあるらしいが、こんなちっさいやついちいち梱包するのが面倒なので、直接サービスステーションに持って行くことにした。

(長くなったので続く)