『GR8EST』ツアー総括・2~今後の課題と『ER2』
■今後の課題
さて、今回のツアーで見えて来た、各メンバーの歌唱に対する今後の課題(と勝手に考えること)です。
まずは今のところ特に問題はない、と思われるのは、亮、ヤス、そしてヒナ。
亮ちゃんはもともとすばると並んでの「メインボーカル」ですから。
それに今回、前に出て来ることが多くなって改めて気づいたのですが、音程、というかピッチって言うんですか?メンバー中一番正確だなと思いました。
クセがある歌い方なので、今まで正直そんなに上手いと思ったことなかったけど(スミマセン)、作曲をするだけあって、音程がぶれない。
あと、『NOROSHI』の2コーラス目!「控え目なのねGirls♪」、色っぽくてイイ!
こういう色気のある面、どんどん出して来て欲しいと期待しています。
ヤスも同様、元来かなりメイン張ることが多かったので、特に問題なし。
問題なし、どころか、一時期私が心配していた妙な“力み”から解放されたように感じます。(余計な心配していた日記がこちら)
すごく真っ直ぐに、素直に歌っている。
『俺節』あたりから変わって来た感があったけど、やっぱり、ひと山超えたのかな。
後は体を治すだけ。ツアーも終わったし、少しゆっくりしてね。
ヒナもこのままで問題なし、と私は思います。
「歌は心や!」というそのまんま、声をはっきりと前に出して歌うので、それだけで充分。歌詞も聞き取りやすいし。
では、課題があるかな、と思う面々。まずはマルと大倉。
2人共通の課題は、「スタミナのなさ」。
歌は割と安定していると思っていたのに、歌割が増えた今回のライブ、後半になるに従って声が途切れ、音程もブレるようになっていた。
ここはほんと、体力勝負、あるいはペース配分かな。
あと前にも書いたかも知れないけど、マルはデモテープ通りに歌っちゃってないかな・・・。
提供してくれるアーティストのクセを、そのまんま再現しがちなんですよね。『ここに』もちょっとそんな感じがします。
もう少しオリジナリティを持って・・・というより、自分に自信を持ってもいいのではないかと。
それからヨコ。
練習しよう(笑)。
いや、ヒナと一緒で、彼は上手くなくてもこのままでいいと思ってます。声に特徴があるので、それが「エイトの歌」の味になる場合もある。
ただもう少し、もう少しでいいから、音程は取れるようになった方がいいかな・・・と個人的には思います。
それには訓練あるのみ。あとマルと同様、もっと自信持って(ヨコの場合は、自信不足というより「照れ」が入っちゃうのかな)。
■『ER2』
今回はベストアルバムのツアーなので、セットリストには特にサプライズはなし、という噂は聞いておりました。
実際、「これ来たか!」と思ったのは『Sweet Parade』くらいでしたもんね。
でも私は、たった一つ、大きな期待をしていたんです。
それは『ER2』をちゃんと歌ってくれること。
『ER』も『ER2』も、大好きなんです。携帯音楽プレーヤーの「気分が上がるブックマーク」に常に入れてあるほど。
だけどエイトレンジャー絡みの曲だからか、エイトレンジャーの劇中でしかやってくれないんですよね。
特に『ER2』は、音楽番組での披露の仕方にちょっと不満がありまして・・・。
忘れもしない2014年の『MUSIC DAY』、10周年記念と銘打ちながら、ビミョーな小芝居の中でぐだぐだのうちに披露された『ER2』・・・。
違うって!これもっとちゃんと見せなきゃいけない曲だって!と1人怒りまくってエイター友にメールしたもんです(友いい迷惑)。
それにこの曲、バンドサウンドでもあるので、いつか本人たちがバンドスタイルでそれもエイトレンジャーの格好で、聞かせてくれないかなーと勝手に思い入れている曲でもあります。
まあ今回はバンドスタイルは無理だろうけど、でも歌ってはくれるよね!と、この点に関しては、わくわくしながら東京ドームに向かいました。
結果、その夢は果たされました。
もーう暴れた暴れた。今ツアー中多分一番暴れた。
4年前の無念も晴らせて、本当に晴れ晴れとした気持ちになれました。
でもね。
やっぱり、レッドの台詞はなかったね。
そうですよね、あの台詞はやっぱり、レッドが、すばるが言うのが一番しっくり来る台詞ですもんね。
そうすると、『ER2』はやっぱり、封印の道をたどるのか・・・。
とうなだれながら思いつつ、それでもやっぱり、ある日突然ライブでバンド演奏して驚かせてくれないかな、という夢はあきらめずに持っていたいです。