ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

『羊の木』追記

錦戸亮は、好きな俳優の1人だ。

彼は余計な演技をしない。

「立っていて」と言われれば、ただ立っていることが出来る。

この、「ただ」立っている、というのが意外と難しい。

自信がない演者ほど余計なことをしてしまう。

立っているだけでは不安になるのか、無駄に表情を作ったり、「立ち方」を作ったりする。

ジャニーズタレントには割といる、こういう人。

身近な例をあげると、マルちゃん、アナタですよ(笑)。

ま、エイトの中で「ただ立っている」ことが出来るのは、亮ちゃんだけなんだけど(個人的見解)。

亮は、ジャニーズがやるような“主役”がイマイチハマっていない…気がする。

本人もそのことを自覚しているのか、『夜ふかし』に来た時「代表作が欲しい」みたいなことを言っていた。

彼はヒロインの相手役や準主役の方が光るタイプ、だと勝手に思っているのだけど、関ジャニ∞の看板の1人だから、“主役”を背負わざるを得ない事情がある訳で。

このジレンマには常々アタマを抱えてたんですが、『羊の木』を見て、「これなら“主役”イケる!」と思ったんです。

“翻弄される主役”いいじゃん、有りじゃん!

あの松田龍平とも、翻弄されつつもちゃんと渡り合ってたし、この路線なら“主役”で当たりが取れるかも知れない。

あの暗い映画で、ファンとしては一筋の光明を見た思いです。

マルちゃんも頑張れ(^^)。

泥棒役者』は悪くなかった。

これも“翻弄される主役”で周りに振り回されっぱなしだったので、彼にしては珍しく、余計な演技をしてなかったからかな。

舞台『泥棒役者』楽しみです。

念のため付記。

前の日記で怖い怖い言ってますが、松田龍平さんも、好きな俳優です。

やっぱり「立ってるだけ」が出来る俳優さんだから。

月末の家の前にぬーっと立つ彼の怖さったら…(やっぱり怖いのか)。