ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

新譜・『友よ』初聞き感想

台風19号が迫る中、土砂災害も洪水もともに警戒区域外にある我が家で、でも一応非常の備えは万全にして、テレビ前に待機。

発表からずーっと心待ちにしていた新譜『友よ』を聞くために、ドラマ『俺の話は長い』のオンエアをじっと待っていた(斗真くんごめん、でもドラマ面白かったから毎週見ます)。

 

だが刻々と台風の状況は悪化していき、『志村どうぶつ園』はニュースに差し替えられた。

もう今日はドラマ放映どころじゃないかも、今日は『友よ』聞けないかも…と思っていたけれど、22時、時間通りに何とか本編がスタート。

 

それでも放映中、速報テロップが次から次へと出て来る。

我が家の窓にも、これまで聞いたことがないような激しさで、雨粒がばちばち当たっている。

 

途中中断になるような大変な事態が起こるかも知れない、うちもいつ停電するかわからない、とはらはらしつつも、やっとエンディングまでたどり着く。

 

 

そこで聞いた『友よ』、イントロ無しの歌い出しのフレーズは。

 

えっ!?すばる!?

と耳を疑うような声だった。

 

 

頭では100%、すばるでないことはわかっている。これはヤスの声であることはわかっている。

でも最初は、すばるの声にしか聞こえなかった。

 

何回か聞くと、ヤスの歌いグセも聞きとれるようになってきた。

でも「人生って最高だろう」、「だからやめられないんだよ」の語尾のオ行のビブラートは、何度聞いてもすばるそっくりに聞こえる。

 

 

すばるが脱退してから、ヤスの歌い方が、すばるの歌い方に似てきたのではないか?という声は、私の耳にもちらほら届いてきていた。

 

でも私は、『ここに』などで聞くヤスの歌はむしろ、『元気が出るCD』あたりから感じ始めていた妙な力みが抜けてきている、と思っていた。

 

しかし現時点で『友よ』を聞くと、確かにすばるの歌い方に似ている。

 

 

これは“意識的に”寄せているんだろうか、それとも“無意識に”あの独特な歌い方につられてしまっているのだろうか。

 

 

もし“意識的に”であるなら、違うよ、ヤスくん、ヤスくんらしい歌が聞きたいんだよ、って言いたいけど。

後者であるなら………、おこがましいけれど、少しわかるところもある。

 

こうして素人ながらもぽつぽつ文章を書いていると、今読んでいる小説やエッセイの文体、またはドラマの台詞の語り口に、寄ってしまうことがよくある。

ああこれ自分の言葉や言い回しじゃないな、ともどかしさを感じながらも、なにせ素人なので、記録の一つとして残すつもりで公開している。

 

 

しかしヤスはプロである。

もしすばるの歌い方に意識的に寄せているのではなく、引っ張られてしまっているのなら、「シンガー」としては今しんどいところにいるのではないだろうか、と。

勝手な心配をしてしまう。

 

 

でも、もしそうだとしても、大丈夫。

何事も必ず変化する。

また必ず何かが変化して、今とは違うヤスになり、エイトになる。

 

 

その変化を受け止め、見届けるために、私は今も“ここに”いるんじゃないか。

 

そしてそれがただの変化ではなく、“進化”になることを信じよう。

 

 

 

…と、聞いた時まずヤスの第一声にひっくり返ってしまったので、その部分の感想が長くなってしまいましたが、楽曲全体としては。

 

これだよ、これ。

5人最初の曲は、こういう曲にして欲しかったんだよ!

という感じでした。どストライクでした。

 

 

まず、バラードにはして欲しくなかったんです。湿っぽくなっちゃうし、泣いちゃうから(私が)。

まあホームコメディの主題歌だから、その懸念はすぐに消えたけど。

 

かといって、とにかくぐいぐい前進んで行こうぜ!というテイストも、ちょっと…何というか、痛々しく見えてしまうんではないかと。

何より私自身が、あまりアッパー過ぎる曲だと、今回はついて行くのがちょっとツラいかなあ、と思っていたので。

 

いやツラくてもついて行く覚悟はしてたんですけどね、バラードでもアッパーでも。

 

そこに提示されたのがこの『友よ』。

 

 

前向きではあるけれど、ちょっぴり切なさや哀愁も漂う、人生讃歌。

ライブハネたあと居酒屋で、見知らぬエイター同士で肩組んで歌いたいような、そんな歌。

 

 

これだよ!

いろいろな経験を積んで来た今のエイトにしか歌えない、まさにその歌だよ!

インフィニティのスタッフさん、プロデューサーさん、エイトのこと良くわかってらっしゃる!

 

 

早く音源ゲットしたい、全編聞いて泣きたい(結局泣くのね)、と思いながら何度も何度もエンディングを見ていたら、いつの間にか夜も更け、窓を叩く雨の音も弱くなっていた。

我が家の近辺は、台風の山場を無事越えていた。

 

 

川辺に住んでいる親戚や友人もいたが、幸い皆無事だった。

でもまだ影響は残っている。今週末も雨が降るみたいだし、油断できない。

 

どうかこれ以上被害が出ませんように。

そして今大変な思いをしている方々が、一日も早く元の生活に戻れますように。

 

 

そしてこれからがエイトの出番だ。

ジャムフェス中止は残念だったけど、47都道府県ツアーがスタートする。

 

全国を回って、みんなに元気を届けて下さい。

 

 

 

ちなみに私は、第三希望まできっちり全落しました(笑)。

まあ“BOY”Tシャツ買って、応援してるよ。