ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

何が起こるかノーバディノウズ~『crystal』感想

さて6人体制第2弾シングルです。

こうやって一歩一歩、6人でのカラーを作り上げて行くのね。

 

と信じたい。

 

 

『crystal』

 

初聞きはドラマ『トレース』のエンディング。

映像のバックの音で聞いたからか、デジタル音部分がすごく耳に残って、『Black of night』に似てるなあと。

 

6人での2枚目でもうバンドじゃない曲にしちゃうの?

バンド形態である程度認知されたんだから、もうしばらくは、せめて2曲目くらいまではバンド曲の方が良いのでは…。

 

と心配していたのですが、解禁MV見て一安心。

良かった、バンド曲だった。

 

“何でもアリ”はエイトの魅力の一つだけど、一つ間違うと“迷走”と取られてしまいかねないので。

今は、少なくとも楽曲面では、芯をブレさせない方がいいんじゃないかなと思います。

 

 

テーマは前シングル『ここに』と同様「前に進む」ですが、今回はデジタル音を駆使、メインボーカルも亮とヤス2人に絞って、前作よりスタイリッシュでスマートにまとめた感じ。

 

そして驚いた、1番ヤスソロの高音ハモは、マルでなく大倉だったのね。

大倉がヤスより高い音のハモりやるのは珍しくないか?

 

『楽曲大賞』内のコメントで、山田のことを「ハモリ職人」と言ってらした方がいたけど(座布団一枚差し上げたい)、大倉も職人技見せますねえ。

やっぱりこの3人はエイトの歌の“土台”なのね。

 

 

アウトロ無し歌声終わり、なのも個人的にツボる。

ラストに向かって、歌詞で韻を踏みつつたたみかけて~からのアカペラ落とし。

ハマります。

 

 

『咲く、今。』

 

♪さようなら、がやたら耳に残る、困った名曲(苦笑)。

 

時期的にいわゆる“桜ソング”、卒業ソングなんだろうけど、大サビ、特に「同じ道」のくだりは今のエイトをなぞらえて歌詞を書かれているのだろうなと、勝手に想像。

 

作詞は『愛でした。』の松原さらりさん。

切なくもありがたいです。

 

 

歌い出し、えっこんな声の子いたっけ?と思ったらヤスだった。

ヤスくんはこの曲ではものすごく淡々と、クセを消して歌ってますね。

それが楽曲の内容と合っていて、良い雰囲気を醸し出しています。

 

 

『月曜から御めかし』

 

曲タイトル知った時からすごく楽しみにしてたけど、作詞は亮ちゃん。

 

歌詞カードには「御粧し」と書いてあるのにタイトルは「御めかし」なのは、元ネタ『月曜から夜ふかし』に漢字表記を合わせたのね。

そういうこだわりが亮ちゃんっぽい。

 

「振替休日」、笑ったわ~。

亮はこういう“生活感”みたいなものを、オシャレに切り取って歌詞にするのが上手い。

「両手上げて冤罪対策」とか「キレイなお姉さんの車に赤ちゃんマーク」とかね。

 

そういう、具体性のある風景を歌詞に落とし込む亮に対し、イメージ描写や言葉遊びが得意なヤス、と作詞を多く担当する2人のタイプが全く違うのがなかなか面白い。

 

 

 

ボーカルパートの多さといい、やはり今後は亮とヤスの2人が、エイトの音楽面の二本柱になって行くのだなあと、改めて感じさせるシングルでした。

 

 

あと、3曲のバランスがいい!

今回は3曲とも大西さんやPeachさんなど、長いこと彼らの楽曲を支えてくれている“チームエイト”(勝手に命名)の皆さまが作ってくれたためか、今の等身大の彼らが感じられるシングルになっている気がします。

お気に入りの1枚です。

 

 

 

…しかし、せっかく珠玉の1枚なのに、今回ちょっと、発売タイミングが良くないですね。

Mステお休みだしさ。

 

3/29のSP出てくれますかね。

出演者発表を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

 

まだまだ、もっともっと、関ジャニ∞の歌を聞いていたいです。

 

 

そしてその歌について、このブログで何やかんやぶつぶつ言いたいです(笑)。