ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

歓喜の舞台へ~『Re:LIVE』感想・2

『Re:LIVE』発売からそろそろ1ヶ月経とうとしていますが、気にせず感想記事続行。これが通常営業です(笑)。
今回はカップリング、待ってましたの『歓喜の舞台』。



歌い出し「待ちわびた今日に 繋いできた想い」…まさにその通り。待ちわびてましたよ音源化。

東京オリンピックが開催されていたら、毎日のようにテレビから流れるはずだった曲。
しかも正式音源化前にメンバーが変動したので録り直しを余儀なくされ、恐らく最初のバージョンはお蔵入り…というなかなかヘビーな背景を背負いつつ、やっと陽の目を見ることになりました。
まさに楽曲自体がついに“表舞台”に立つ日がやって来たのです。感無量です。


歌唱部分では、ヤスくん独壇場です。
そこにマルとヒナがサブにつく*1、というエイトの新しい“パワーソングの布陣”なんですが、個人的に印象的だったのは、「計り知れない重圧と葛藤~」の部分のたっちょんの声。
パワーソングだと埋もれがちだった甘い声に、力強さが加わった気がする。ボイトレの成果が確実に現れています。


しかしここでようやく気付いた、この曲、構成が特殊。
「計り知れない重圧と葛藤~」を「Bメロ」と書こうとしたら、あれ?Bメロじゃない?
いやBメロと言えばBメロなんだけど、「1番のBメロ」ではない。
そもそも、「1番」、「2番」という括りが存在しない。

歌詞カードを見ながら無理くり分析すると、

「待ちわびた今日に~」←つかみ
「語りつくせないような~」←Aメロ
「計り知れない重圧と葛藤~」←Bメロ
「いつでも背中押す~」←Cメロ
「思い描くままに~」←サビ
「全身全霊~」←Ⅾメロ
この後サビ×2、そしてラスト
「待ちわびた今日に~」←つかみをリフレイン

みたいな感じ。
「Bメロ」はサビに向けて盛り上げるブリッジ的なものであると考えるなら、「A+B」で「Aメロ」、「いつでも背中押す」のヤスソロが「Bメロ」、「全身全霊」が「Cメロ」という考え方もありかも。

いずれにしても「1番」「2番」という括りがないためか、曲全体の流れがスムーズで疾走感があるし、サビがより強烈に耳に残る感じ。

しかし最後はそのサビでは終わらせず、冒頭の“つかみ”をもう一度繰り返している。
「待ちわびた今日に 繋いできた想い」。


4年に1度のオリンピック、皆が待ちわびた“大舞台”。
それに対する想いを高らかに歌い上げて締めるんですね。

本来だったらその"大舞台"を彩ってくれる楽曲だったのに…と思うと残念です。


でも、オリンピック以外でも、アスリートが「ここぞ!」という勝負をかける舞台はたくさんあるでしょう。
今のこの厳しい状況下なら、なおのこと。

その場にこの曲が花を添える機会ができるだけたくさんあればいいな、と。
切に願っています。


あと、来年もし東京オリンピックが開催されたら、引き続きこの曲をテーマソングに採用していただければうれしいです。
フジテレビ様、よろしくお願いいたします。



と、ここでまた一つ気が付く。

この楽曲は確かに、「フジテレビ系 スポーツ情熱ソング」(インフィニティレコード公式サイトより)である。
そして我らが村上信五が「フジテレビのオリンピックキャスター」に選ばれているのは紛れもない事実である。

しかし、「『歓喜の舞台』がフジテレビのオリンピック番組のテーマソング」である、という公式発表はされてない。

……あれ?“オリンピック開催されてたら毎日のようにTVから流れてたはず”というのは、私の思い込み?



…………(気を取り直す)では改めまして。
フジテレビ様、来年のオリンピック関連番組では、この楽曲の採用をどうぞよろしくお願いいたします。
なんか仕事上のメール文面みたいになってきたな。



すみません、カップリング3曲まとめて書くつもりでしたが、また長くなってしまったんで次項へ続きます。





早くライブに行って、みんなで「オーエス」したい!

*1:しかしよく聴いてみると、ヒナにはソロパートがないのだ。「全身全霊~」のパートはヨコと2人のパートだった。ヒナの声がやたら耳に残ったので、ソロパートかと思ってしまった。恐るべしヒナの“ドラ声”。それとヨコごめん。