『The COVERS』
『JUKE BOX』特典盤レビューの前に、先日すばるが出演した『The COVERS』のお話を。
『The COVERS』ってまだ始まったばかりだったんですね。第一回目のゲストが斎藤和義さんなのはいいとして、二回目にいきなり渋谷すばる。NHK冒険してるな(^^;)。
まあリリーさんがやたらすばるに昭和歌謡を歌わせたがっていて、その部分は大賛成なんですけども。
すばるの持っている「粘質」、というか「陰」の部分は、昭和歌謡の世界にすごく合っていると思います。
すばるが歌う『うそ』。いいですね~。
で、番組本編では、『ラブイズオーヴァー』と『スローバラード』をすばるが熱唱。
番組表でこの2曲のタイトルを見た時、個人的にこの2曲はまだ、すばるにはむずかしいんじゃないかな、と思ったんですが。
・・・やっぱり、まだまだでした(^^;)。
この2曲を歌うには、すばるはまだ「(すばる自身の言葉で言うと)悶々とし過ぎている」ような気がします。この2曲は、「悶々」から突き抜けたところにある歌だと思うので。
まあこれはあくまで私の感じ方なので、「悶々」を抱えていても歌えるのかも知れません。
でもいずれにしてもまだ楽曲を自分のものにしていない感じ、楽曲に呑まれてしまっている感じがしました。
ただ、楽曲にまっすぐ向き合う姿勢や、楽曲に対するリスペクトはちゃんと伝わってきたので、そこはすごく良かったと思います。
あと10年くらいしたら・・・いやまだ悶々としてそうだな(^^)。でもその「悶々」がコントロールできるようにはなっているかな?
そうしたらまた、すばるの『スローバラード』を聞いてみたいです。
そして、番組タイトルが『The COVERS』だからカバー曲歌って終わりかと思ったら、この後がさらにすごかった。
Skoop On Somebody と『青春ノスタルジー』をコラボレーション。
ってそれ、“原曲”じゃん!オリジナルじゃん!いやエイトに提供された曲なんだからエイトのがオリジナルといえばオリジナルなんだけど、その「オリジナル版」がライブで生で歌われる前に、“原曲”をテレビでオンエアするという、大変な事態に。
だっていいのかな、当たり前だけど“原曲”の方がレベル高いよ?(^^;)
案の定、とても良かったです。Skoop On Somebody・TAKEさんの声とすばるの声がとても相性良くて、CD化して欲しいくらい。ここだけ何回もリピートしてしまいました。
さて、こうなると、この『青春ノスタルジー』を「オリジナル」であるはずのエイトが「どう」歌うのか。がぜん楽しみになってきました。
すばるはいろいろ葛藤していて、ジレンマも抱えているんだろうな、という様子がトーク部分で垣間見られました。
でも葛藤したままでいいと思います。ジレンマも抱えたままでいいと思う。そうやって「悶々としながら」歌を歌って、その歌に出て来るのが渋谷すばるらしさ、彼だけの個性、なんじゃないかなあと私は勝手に思っています。
そのうち突き抜けるかも知れないですし。
突き抜けず、悶々としたままかも知れませんが(^^;)。
・・・なんか全体的に上から目線になってますかね・・・{%汗webry%}。
30過ぎたあたりから「親戚のおばちゃん」目線で彼らのことを見るようになってしまい、そうなるとなんか、上からものを言っちゃいがちなんですよね。
えーと、気をつけます{%冷や汗docomo%}。