ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

『関ジャニ∞の元気が出るCD!!』雑記・1

うちわもペンラも放り捨てて踊りてえ。

というのが第一印象。

特にスタートから5曲目までの、ノリノリの曲をたたみかける勢いにはまんまと乗せられました。

1.High Spirits

自分らだけの演奏でインストができるのがカッコいい…。

『関ジャム』での経験はデカいな、と改めて感じます。

ヨコのトランペット、すばるのブルースハーブという「吹く」楽器の音が入ると一味違いますね。吹く楽器は音が鋭いんで、全体がぴっと締まります。

特にブルースハーブの音がいいなあ。

ブルースハープが入った1,2曲目から、3曲目『がむしゃら』の流れでよくわかる、ブルースハーブの音があるとやっぱりブルージー。いつもの「ジャニーズポップス」とは、やはりちょっと違う感じがします。

2.勝手に仕上がれ

『レコメン』で聞いてひと聞き惚れ。

早くオリジナル音源が聞きたくて、フラゲ日にアルバム手に入れて早速PCに読み込ませようとしたのに、データが出て来ない。アルバムタイトルも曲タイトルもすべて『未タイトル』になっている。インターネットにデータが上がっていない!

インフィニティィィ!データ上げるの遅いぃぃぃ!と内心でレコード会社に文句言いましたが、データが上がるサイトが混んでいると読み込んでくれないこともあるとのこと…。

仕方なく翌日まで待って取り込む。で、聞き始めた途端、心の中でうちわとペンライトを放り捨てました。

踊りてえええ!

(実際Mステの歌披露の時テレビの前で踊った)

歌詞にエイトらしい(と世間からイメージされている)ちょっとチョけた雰囲気を織り込みつつ、ライブが終わる切なさも歌っているのがいい。限られた時間だからこそライブは盛り上がるのよ。

こんな良い曲にグループ名のコールを入れてくれてるのもありがたい…。グループ名コールが大好き(グループにもよるけど)なもんでもう、ノるなという方が無理。通勤電車で聞いてても体が動きます(それはやめとけ…)。

演奏にまで参加してくれたOKAMOTO'Sの面々の中で、マルちゃん、ベースがんばったね!Mステでもなかなかだったし、その調子でライブでも熱いプレイを聞かせてね!(^^)

3.がむしゃら行進曲

去年の怒涛のシングルラッシュに振り落とされ、とうとう感想を書けなかったシングル曲。

無責任ヒーロー』に続く、クレージーキャッツのオマージュ第2弾。今度の元ネタは『ホンダラ行進曲』。

中身までオマージュだった『無責任~』とは違って、タイトルだけだけど。

クレージーキャッツ(正確に言うと「ハナ肇とクレージーキャッツ」)を意識するのはいいんじゃないかな、と前々から思っていました。

バンドマンであり、エンターテイナー。まさにエイトが目指すところじゃないですか。人数も同じ7人だし(多少の動きはあったようですが)。

エイトも、コミックソングというほどではないけど、『勝手に仕上がれ』みたいにくだけた楽曲もできるし、良いお手本だと思います。

ちなみに元歌『ホンダラ行進曲』は、クレイジーキャッツ楽曲の中でも個人的に特に好きな曲。何かに行き詰った時によく聞きます。

楽曲本体の話に戻ろう。

学園ドラマだった『ぬ~べ~』の主題歌ということで、チャイム音のアレンジが効いている。楽曲も勢いがあってとにかくキャッチー、振付も踊りやすい。1年前に覚えた振付、ドンくさい私でもまだちゃんと踊れます。今後ライブの定番として定着しそう。

それから、MVがいいんだよな~。1カット撮りの緊迫感からくる出演者の一体感に引き込まれて、ついつい何度も見てしまう。私のエイトMVベスト5に堂々ランクインしました(^^)。(ちなみに1位は『LIFE~目の前の向こうへ』のMV)

4.韻踏ィニティ

いや、浮気じゃないから。あっち(V6)の方が先だから!でも私お嬢さんじゃないから大丈夫!←そういう問題じゃない。

歌聞いてついそう思ってしまいました。すんません兼業エイターで。

5.バリンタン

草食系男子の歌。デート断ったんかい!

ヒナ作の歌詞はなかなか面白いけど、働く=デスクワーク、という発想がやや画一的かな、とは思いました。

『プレミアム』で見た振付が奇跡の可愛さだった。サビの部分も、単純なユニゾンではなくちゃんとコーラスにしているのがいいです。

6.強く 強く 強く

今年のシングル曲。出た直後は正直、あまり強い印象がありませんでした。

『ドS刑事』の主題歌でしたが、刑事ドラマとはいえあまり重い内容ではなかったので、バンド曲でももっとアッパーな感じにしても良かったのでは・・・と思っていました。

でもこういうミディアムテンポの曲って、後からじわじわ来るんですよねえ。

アルバム発売前にふと思い出して聞いてみたら・・・なんか良かった。強く強く、という文字通り「強い」言葉は、ミディアムテンポでじっくり歌われた方が、より迫って来るものがあるのかも。

5曲目までノリノリで来た流れをいったん落ち着かせるために、6曲目にこういう「じわじわ来る」曲を持ってきた構成は、なかなかうまいな、と思います。

それから、ティンパニがいいなあ。ドラムより重い音が出るので、打楽器系でまた違う音が入って新鮮。ヨコの武器がまた増えたのも喜ばしいことです。

7.スペアキー

「奥さんが可愛い」マシコタツロウさん、やはりメロディーラインがきれい。

ピアノ独奏の切ないイントロから歌に入りますが、その入りがヨコの頼りなくも甘いボーカルなのが、なんとも効果的。だと思う(^^)。

ソロパートのマルの、なんにも企んでいない、こういう素直な感じの歌声が好きなのよ。このトーンでまるまる1曲歌ってくれよ、といつも思うんですが、1曲歌わせるとなんか企んじゃったり、力んじゃったりするんだよね・・・。

サビはユニゾンで7人分の声があるし、バックはあまり楽器を多くしない方がいいかな・・・と思ったんですが、最後にピアノ独奏に戻ったのでOK。

あのまま最後までがーっと盛り上がって終わったら、この曲の場合ちょっと興ざめな気がしたので。

あとスペアキーは家主さんに返さないと。←興ざめ。

8.CloveR

前の曲『スペアキー』のピアノから、この曲冒頭の鐘の音への繋がりがうまい。ここにも構成の妙を感じました。

シングル発売時に書いた記事はこちら

9.ナイナイアイラブユー

すばるが『スバラジ』でこの曲をかけた後、「『ラッツ&スター』ですよ」と言ってましたが、それより先に『フォーシーズンズ』を思い浮かべてしまった。

今年の夏にミュージカル版『ジャージーボーイズ』を観たばっかりだったので。

この曲の曲調が、劇中で歌っていたフォーシーズンズの曲の曲調に近かったんですよ。アメリカンポップスっていうのかな。ラッツはもっとブラックミュージック寄りで、渋いイメージがあります。私の中では。

「コーラス曲」としては『乾いた花』(PUZZLE)、『青春ノスタルジー』(JUKEBOX)に続く第3弾、という感じだけど、だんだんとコーラスのバリエーションが豊富になってきている(『乾いた花』は今聞くと、コーラスよりはハモリの方がメインだった)。より本格的なドゥーワップに近くなっている感じがします。

特に大倉のバスボーカルがいい。大倉の低音ボイスにはほんっとに弱い(・・・ってこれ、大倉だよね。こんな低い声エイトでは大倉しか出ないよね)。

ライブでのヨコのトランペットにも期待大です。

全体の流れでは、この次の『WASABI』からまたノリノリアッパーになるんで、ここから先はまた次項で。