ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

備忘録・『戸惑いの惑星』

グループを銘打った舞台に立ちながら、彼らのたたずまいは舞台役者そのもの。

だからといって“トニセン”であることを否定する訳でもない。

やはり稀有なグループです、トニセンは。

そんなトニセンの特性を生かして、真っ当な「演劇」を作ってくれてありがとう、G2さん。

現役のアイドルグループであるトニセンの楽曲を使いながらも、その存在に頼らず、トニセンそのものを描く訳でもトニセンをなぞったフィクションを描く訳でもなく、全く違う物語を作ってくれたことは、とても嬉しいことでした。

ただ正直、物語そのものの後半から締めは、少し印象が弱かったかなと…。

途中から腰痛で座っているのがつらくなり、私自身が舞台に集中できなかったせいもあるかも知れませんが。

でも導入部は、トニセンとして登場して会話をするうち、徐々に物語の中に入って行く展開はいかにも演劇ぽくて、わくわくさせられましたね。

使用楽曲は、あらすじを読んである程度予想して行ったんですが、ドンピシャだったのは『Sing』。この内容ならラブソングは絶対使うなと。

逆に意外だったのは『ちぎれた翼』。

ドラマティックな曲なので、下手に使うと嘘くさくなりそうだから使わないだろうと思ったのですが。

編曲あっぱれでした。

歌詞変えした『Dalha』も面白かった。

何しろ観劇した2/4はまだ抗がん剤治療中。

しかもよりによって、白血球値が一番低い時期だったんですよねえ。

主治医にOKはもらったものの、

「風邪とかインフルエンザに感染しないように完全防備して行って下さいね。高熱が出たら、最悪それで亡くなる方もいるんで」と厳重注意付き。

マスクはもちろん、携帯用ウイルス除去剤をカーディガンの襟に装着。

万一のことがあっても倒れるのは数日後だから、同行者や他のお客さんやトニセンには迷惑かけないから!と思いつつも、ソコソコ命がけの観劇でした(^^)←いや笑ってる場合じゃない。

それでも、そこまでしても生で観に行けて良かったです。

おかげさまで数日経っても倒れなかったし(^^)v