音源化前ですが『Super Powers』感想
すみません。
V6ナメてました。
新曲が『ワンピース』の主題歌になる、と聞いた時、素直にうれしかった。
健が『ワンピース』のファンであることは知っていたので、せっかくエイベックス所属なんだからいつか主題歌を…と思っていたのです。
だけどうれしい反面、一抹の不安もよぎりました。
『ワンピース』の主題歌ならば、明るいのはもちろん、前向きな若々しい楽曲になるだろう。
現役ジャニーズとはいえ、“アラフォー&アラフィフおっさん集団”であるV6には、ちょっとキツいのではないか?
パフォーマンスはもちろん、声も歌い方も、『本気がいっぱい』とか歌っていたあの頃とは違うのよ。大丈夫かしら…と一抹どころか三抹くらい不安を抱えてしまったので、チェックが遅れてしまいました。
はたと思い出したのは『TOP HAT』を観た翌日。
「そう言えば『ワンピース』のOP、もうV6になってるよね」とオンエアを録画し、その日の夜初聞き。
やられた。
V6ひさびさの“正統派アイドルソング”に、一発で持っていかれました。
そうだった!
V6には“奇跡のミラクルボイス”三宅健と、“永遠のジャニーズボイス”長野博という飛び道具があったんだった!
ユニゾン部分では健の個性的な声を前面に出し、ソロ部分で長野くんの甘い声を生かすことで、若々しいアイドルらしさをちゃんと出せてるじゃん!
最古参・坂本さんの大サビ&フェイクをデジタル処理してイマ風にコーティング、イノは器用だから大人の歌もアイドルソングも歌いこなせる。
時代劇役者・岡田准一も、歌声だけはジャニーズ声だから大丈夫。
もう1人のミラクルボイス・剛のスパイシーなフェイクが、歌の最後をピッと締めてくれます。
ここのところシングルがずっと大人路線だったので、うっかり忘れてた、V6の多様性。
「年を取ったから、大人路線にシフトしなきゃ」じゃなかった。
「年を取ったから、大人っぽい歌“も”歌える」だったんだ。
それだけ多様性のあるグループだった、この人たちは。
20年以上もファンなのに、ナメてたわ。
ごめんなさい。
そして、20年以上V6を音楽面で支えてくれてるエイベックスさん、やはりV6の良さを熟知している。
それを引き出す手腕には、ただただ感服&感謝です。
ありがたやありがたや。
楽曲そのものも、どキャッチーな良曲…というか、私のツボ直撃な曲。
アレンジは昨今のエイベックスらしいデジタル系なんだけど、メロディーラインは起伏があるベタなJ-POP。
しかも歌詞がメロディーに、気持ち良くピタリとハマる。
OPのテロップには「作詞・森雪之丞」の文字。
雪之丞さんでしたか!そりゃあ間違いないはずだわ。
ワンピースらしい「仲間」「ライバル」という詞をちりばめる一方、全体のテーマは“生きることそのものが冒険”、という共感しやすいものにして、ワンピースやV6のファン以外でも感情移入できる作りになっている。
毎晩寝る前に2,3回は聞いてます(^^;)。
自分はキャッチーなアイドルソングには本っ当に弱いな…とあらためて思い知らされました。
なので普段、V6とエイト以外のジャニーズのグループや、他のアイドルの楽曲も結構聞いているんです。
一緒の音楽番組に出た時は必ずチェック。その中で「おっこれは好み」と思った曲は、ダウンロード購入とかもちょいちょいしている。
でもやっぱり、自分の好きなグループが、自分の大好物な楽曲を歌ってくれると、ハマる熱量が違う…。
もうカラオケで歌えるレベルまで聞き込んでます。
ということで、音源の出来はばっちり(早めに音源化をお願いします)。
あとはダンスだ!
さあこのスピーディーな曲をどうパフォーマンスするかおっさん集団!
まさかFNS歌謡祭第2夜で初披露…はないですよねぇ。
最古参・リーダー坂本さんの主演ミュージカル大阪公演千秋楽(12/5)直後ですよ。
いくらなんでもそれは酷…。
でも『Super Powers』は聞きたい…。
いつも勝手言うファンですみません(^^;)。