ほんのりへそ曲がり

「アイドルは楽曲だ」という信条のもと、楽曲を中心にV6と関ジャニ∞を語る

中年ジャニーズ、進化止まらず~ ジャニーズWHL with YOU Day1・V6編

ジャニーズの有料配信ライブ、正式タイトルは『Johnny's World Happy LIVE with YOU』。
長い。
その上大文字小文字表記が統一されておらずややこしい。
なので、適当に略しました。

まずはDay1、トップバッター V6兄さんのステージの感想を。


セットリスト

It's my life
TAKE ME HIGHTER~CHANGE THE WORLD
~Darling~HONEY BEAT
Full Circle
(MC)
Believe Your Smile~愛のMelody
ありがとうのうた


OP映像が完全にコンサート仕様で作られてあって、多分今年のツアー用に準備してあったものだろうと思われ…。
今年は25周年ツアー、難しいかな。切ない。

しかしそんな切なさを吹き飛ばすかのような、まっさらの新曲からの、お馴染み元気ソングメドレー。



…でもねえ、今の私には、V6の初期の頃の楽曲って“懐メロ”と化しているんですよ。
ハマったのは20年以上前、私も若かった。
それなりの野心もあり、V6のメッセージソングには何度も心を奮い立たされたものです。


今では野望も野心も涸れ、毎日の生活に追われる日々。
元気ソングメドレーには元気をもらう、というより、とにかく“懐かしい”気持ちが先に立つ。
あああの頃は私も元気だったなあ…などと遠い目になりながらパソコン画面を眺めていました。


しかしV6兄さん、次の1曲で、そんな中年ノスタルジーを一気にぶっ飛ばした。


『Full Circle』。
本邦初公開の新曲。


私好みのキャッチーなJ-POPでも、前向きジャニーズソングでもない。
どういうジャンルに分類されるかわからない、だけどそんなことどうでもいい。
とにかくカッコいい!
超クール、超シャープ!


剛健コンビの独特の声を生かした耳に残るラップ、長野くんのハニーボイス、岡田くんの力強い歌声(坂本井ノ原コンビに隠れがちだけど彼も結構歌上手い)、そして歌では最強コンビ・坂本&井ノ原の、プロシンガー顔負けのフェイク。


メンバー全ての長所を最大限に発揮しながら、新しいスタイルの楽曲で攻めてくる、“6人の男たち”。
「俺たちはこの道を行く」と確固たる信念を歌いながらも、ダンスはあくまでシャープかつなめらかで、そこに力みは一切ない。


そして超クールで難易度高いダンスを見せつけた最新曲の後は、いつも通りのだらだら仲良しトークからの、コンサートで人気の「手振り付き」メドレー。
いつも通りの笑顔。そこにファンがいるかのような、いつも通りのファンサービス(をしているように見えた)。


今のV6には、いい意味で“熱”がない。
自然体なのだ。
ダンスも歌も、実力は間違いなくあるのに、それをことさら見せつけることもなく自然体のまま、進化し続けている。


これが「大人」というものなのかも知れない、と彼らより幾つも年上なのにいまだ大人になり切れない私は、ため息をつく。
ジャニーズに「大人」の在り方を教わるなんて、ハマった頃は考えもしなかった。


20周年を迎えたあたりから思っていた。
精神性の面では、もうV6の面々は私よりも立派な「大人」なのだと。


「アイドル」は子どもーーー物のわかっていない人を相手にした職業だと、世間ではまだそういう見方をする人がいる(うちの親はそうだったり)。


でもここに、立派な「大人」が「アイドル」やってる具体例があるのよ。


…と主張しても、ファンが言うことには説得力ないよねえええええ。
でも吠えるだけ吠えておこう。


締めの『ありがとうのうた』、ほんと歌上手いよね……。上手いというか、沁みるよね……。


デビューしてから、とりあえず形だけは変わらず、ずーっとやって来たV6。
でも危機が全く無かった訳はなく、それらを何度も乗り越えて、ここに居る彼ら。
だからこその、歌の力でしょう。



改めて、全方位信頼できる人たちであることを確信できたステージでした。
「一生ファンです」と、心に一点の曇りもなく宣言できます。


ハッシュタグつけとこっと。
#V625
グループ名が地味だからハッシュタグも地味(笑)。




さて、せっかくの機会なので、同日のKing&Princeと嵐のステージも視聴しました。


キンプリは、Princeの持ち歌で、スタンドマイクを「3本」立てた演出が印象的だった。
自分たちはあくまで「6人組」であることを示したかったんでしょう。友情を感じたなあ。


相変わらず「V6お兄さん」(「兄さん」から「お兄さん」に格上げされている)を慕ってくれるありがたい後輩・嵐は、冒頭の『a Day in Our Life:Reborn』のカッコ良さと『Hapiness体操』のギャップよ。


あれは体操なんて生易しいものじゃない、『Hapiness ブートキャンプ』だわ。ビリーも真っ青よ。
楽曲フルサイズで全力ブートキャンプする嵐に、大笑いさせていただきました。何してるんだ君たち(笑)。


でも最後の曲『Love so sweet』にはジーン…。

「明けない夜はないよ」。
…素晴らしい選曲でした。



本編の締め、それぞれのグループの挨拶がまた面白かった。

自撮り棒を使いたくてしょうがない健ちゃんに付き合うメンバー、でも画角にうまく収まることが出来ないおじさんV6。

同じく自撮りだけど全員がきっちりキレイに画角に収まる、さすがのキンプリ。

自撮り棒など慣れないものははなっから使う気がない、マイペース嵐。


ほんの数十秒でグループの雰囲気がわかる、傑作エンディングでした。



という訳で、2,500円(FC会員価格)でお腹いっぱいのDay1の感想はここまで。

エイトのDay2は次項で。





6日もあるのにV6とエイトの配信期間がほぼカブり(泣)。
バタバタの6日間でした。
楽しかったけども。