水と雨と羽根~『V6 For the 25th Anivversary』感想・3
セットリストを再掲します。
- Right Now
- KEEP GOING
- Supernova
- SILENT GALAXY
- Wait for You
- サンダーバード -your voice-
- 星が降る夜でも
- ある日願いが叶ったんだ
- Swing!
- SPOT LIGHT
(MC)
- All For You
- PINEAPPLE
- TLのインストでダンス。事前収録
- GOLD
- Can't Get Enough
- Air
- It's my life
- SPARK
- Super Powers
- WALK
- 羽根~BEGINNING~
アンコール
- 明日の傘
- クリア(初発表曲)
- Full Circle
中盤、恐らく一番の"攻めどころ"、『TL』のインストでコンテンポラリーダンスを踊るシーン。
ここで躍動感・生命感を演出するためか、水が使われている。
今は特攻の技術も進んでいるから、炎とか風とかいろいろ使えるんだろうけど、ここでは水。
続く『GOLD』、『Can't Get Enough』でも、足元の LEDライトが水のような波紋を描き、"水"の演出が続く。
2回目の配信を観ながら、これは本編ラストの『羽根~BIGINNING~』へのつながりでもあるのかな、と勝手に考えました。
『羽根~BIGINNING~』という曲は、とにかく印象に残る演出をされてきた楽曲です。
初披露されたのが2000年の『"HAPPY" Coming Century, 20th Century forever』ツアー(東京、大阪の2か所でしたが)。
この時披露されたのが「羽根」演出(どういう内容かは、ネタばれになってしまうので脚注*1で)
映像作品として残っています。
次が2003年のコンサート『LOVE&LIFE』のVVプログラムの本編ラスト。
これが伝説(多分)の「雨」演出です。
「雨に打たれて 陽に灼かれ…」という歌詞とともに、センターステージで輪になった6人の周りに雨が降り注ぐ。
今でこそ、東京ドームクラスでもステージに雨を降らせることは可能ですが、15年以上前の当時、「1万人規模の会場の、それもど真ん中に雨を降らせる」なんて、とんでもない演出でした。
…多分。多分連発ですみません、何せ素人なもので。
でもあの「雨」が降り始めた瞬間、客席から上がったのは、歓声というよりは驚愕の「どよめき」だったことを鮮明に覚えています。
これも映像作品あります。
本当に衝撃的で、感動的なシーンでした。
もう一度観たかったけれどチケットは1回分しか当たってなくて、当時埼京線で通勤していたので毎日代々木第一体育館の脇を通る訳ですよ。
行きも帰りも必ず体育館が見える場所に乗って、車窓の隙間からほんの少しのぞく体育館を、見えなくなるまでじーっと眺めていました。
コンサート期間中、毎日。
あそこであの夢のような出来事が、今日も起きているんだ…と思いながら。
…冷静に考えると通勤している日は平日だから、金曜日以外はコンサート開催していないんですよね…。
あの頃の自分、だいぶ憑りつかれていました。
それほど私の中では、あの「雨」は印象深い演出だったのです。
今回、センターステージに6人が集まって『羽根』のイントロが鳴った時、最初に思ったのは「雨だ!」でした。
またあの時みたいに「雨」が降る!と。
果たして期待通り、あの日のように、代々木体育館の中心に雨が降り注ぎました。
この「雨」が再び観られるなんて、17年前は考えてもみなかった。
ただただ感激しました。
水のカーテンのような「雨」の向こう側に、17年経っても変わらない、けれどどこかが変わった、6人の姿が透けて見える。
ここでメンバー一人ひとりの表情をとらえるストップモーションカメラの使い方、抜群でした。
雨も太陽も、恵みを与えることもあれば、障壁になることもある。
17年ぶりに観られたこの美しい「雨」に感動しながらも、この「雨」は現状の"障壁"の象徴でもあるのかも、と考えました。
楽曲の最後に、雨は止む。
それもただ、雨を止ませる---ステージ上に水を降り注がせるのを止める、という手法を取るのではなく、逆再生を使って雨が地上から天に戻っていくように見せ、そして雨は止んだ、すべて天へ消えていった---という表現で、"雨を止ませ"ました。
これは「この雨はいつか止む」というメッセージなのではないかと。
と同時に、現状に限らず、「すべてのことはいつか終わる」ことを表しているようにも思えました。
雨が地上から逆に天へ戻り、そして"消える"。
その光景があまりにも印象的過ぎて。
このシーンで本編は終幕を迎えます。
最後に出た「V6」という黒い字幕の画面の前で、私はしばらく動けずにいました。
「すべてのことはいつか終わる」。
そう思うと、心の中に何かがすーっと染み込んでいくような、腑に落ちるような気がしました。
17年前受けた衝撃とは違うけれど、これもまた別の意味で"衝撃"なのかも知れません。
(語彙力…)
さて。
1ヶ月近くかけて感想を書いてきましたが、今回私の中で一番心に残ったのはやはり、この『羽根~BIGINNING~』 でした。
2000年発売のアルバム『"HAPPY" Coming Century, 20th Century forever』のリード曲。
先述した2000年、2003年のツアーだけでなく、2010年『Ready?』ツアーでも歌われています。
ファンにも人気の曲ですが(今回のアンケートでも上位に食い込んだと思われる)、メンバーにも印象的な、大切な曲なんだと思います。
20年前の曲ですが、いつまでも色あせない、深い楽曲です。
私個人にも思い入れがある楽曲で、しかも印象深い「雨」演出まで再現してくれたので、もう思い残すことはありません。
円盤化を切にお願いします。(思い残しありました)
エイベックス様よろしく!
*1:オープニング『over』でさいたまスーパーアリーナの天井(!)から羽根を付けて6人が降りてくる。それを受け、本編ラスト曲『羽根~BIGINNING~』を歌い終わると、6人を地上に残してその羽根だけが天へ帰って行く、という非常にドラマティックなエンディングになりました。ちなみにこの演出はさいたまスーパーアリーナ公演のみ。大阪公演では別の演出でした。当時会社を辞めてて時間があったので、大阪公演も観に行ったので知ってます…けど、その別演出の内容を覚えていない…(涙)。
雑記※11/22 追記あり~『V6 For the 25th Anivversary』感想・2
さてリピート配信も視聴しまして。
最&高(再)。
なんかもうこれだけで言い尽くされる気がする…。
でも書いとく。
セットリスト
- Right Now
- KEEP GOING
- Supernova
- SILENT GALAXY
- Wait for You
- サンダーバード -your voice-
- 星が降る夜でも
- ある日願いが叶ったんだ
- Swing!
- SPOT LIGHT
(MC。長い笑)
- All For You
- PINEAPPLE
- TLのインストでダンス。事前収録
- GOLD
- Can't Get Enough
- Air
- It's my life
- SPARK
- Super Powers
- WALK
- 羽根~BEGINNING~
アンコール
- 明日の傘
- クリア(初発表曲)
- Full Circle
■異空間への入口
何もないまっさらの代々木第一体育館(天井のカーブが美しい)の中心に、華やかな衣装ではなく普段着のような装いでたたずむ6人の姿からスタート。
1曲目は『Right Now』。
曲自体は比較的新しい曲だが、"何もない代々木第一体育館で歌う"という状況が、また初心に戻ってスタートを切る、という意味なのだろうかと勝手に思う。
そして1曲目が終わると、まっさらだった体育館にセットが一瞬にして組み上げられ、あっと言う間にライブ会場に。
ここからが"生(ライブ)"。
まばゆい照明の中、ゴンドラから降りてくる6人に歓声(これは効果音)が上がり、いつものライブが始まる。
事前収録映像も織り込み、過去と現在の時間の流れを行ったり来たりする異空間=ワンダーランドに放り込まれる、最高のオープニングだった。
■たった一つのツッコミどころ
…とベタぼめしておきながら、1コだけ気になったところがあるんですねえ。
『サンダーバード』のカメラワークが目まぐるし過ぎる…。
真上、横、とばんばん切り替わり、間奏のダンスの見せどころではステージ周辺を360度カメラがぐるぐる回り、せっかくのダンスがよく見えない、どころかちょっと頭がクラクラした(照明も暗かったから余計)。
2回目の配信を見て、このカメラワークは真上からフォーメーション移動を見せるのと疾走感を出す狙いか、と納得したのですが、やはり若干動ぎ過ぎかなと。
高性能カメラの機能にうれしくなっちゃって、「こんなこともできるんだよ!」とノリノリで使ってみました!感がちょっと感じられました(笑)。
■魔法使いV6(前にも書いたなこれ)
『ある日~』では指先や手の平で自在に光を操り、『Swing!』、『SPOT LIGHT』では踊りながら軽快に代々木第一体育館を巡ってみせ、メンバーの身体能力の高さと音感・リズム感の良さを改めて感じる。
彼らがいつまでも若々しく見えるのは、見た目やスタイルを維持している、というのもあるだろうけど、体の動きのキレが良いっていうことも大きな要因だよな~。
とにかく動きに無駄がない。
何でもないようにサラッとやっているけど、「サラッとやる」には相当な技術や鍛錬が必要なはず。
すごくないように見えるけど、すごい。それがV6クオリティ。
※追記。「メンバーの身体能力の高さと音感・リズム感の良さ、技術の高さ」、それもあるけど、それよりもっと重要な要素があった。彼らが"魔法使い"たる所以は、メンバー間の「阿吽の呼吸」だ。動きの"間"の合い方の絶妙さだ。それこそが「V6」じゃないか。20年以上ファンなのに、一番重要なことをうっかり見落としていた…。という訳で、あわてて追記しました。
■セットリストについて
健ちゃんがMCでセットリストのことを「初心者さんポカーンだよね」と言ってましたが、ま、確かにTVの音楽番組で良く披露する『愛なんだ』や『WAになっておどろう』は外していたけど、「今」のV6を100%堪能できる、良いセットリストだと思う。
全体的に攻めつつ、ファンには人気のライブ定番曲『Supernova』や『Air』はちゃんとおさえていたし。完璧。
「今」のV6に興味を持って見てくれた人もいると思うし、そういう人にはハマる内容だったのではないかと。
で、本編最後の『羽根~BIGINNING~』に行こうと思ったのですが、書きたいことが多過ぎるので分割します。
感想・3に続く。
ノンストップ代々木ワンダーランド~『V6 For the 25th Anniversary』感想・1
最&高。以上。
で感想終わらせようかと思いましたよ今回。
「配信ライブ」というものの、新しい可能性が見えました。
代々木第一体育館の、ステージはもとより普段客席になる床面、スタンド、全てを使いつくし、ストップモーションカメラなど最新の技術も用いて、完全なる“V6ワールド”を構築。
特に、床一面に装着した特殊なパネルでの光の演出の見事さは、つい
「私たち(客)いらなくない?」
と思ってしまうほど。
いやいや、客があっての生ライブ。
これはあくまでも「配信」だから出来ることであって、生のライブとは別のもの。
そう、「配信ライブ」は大勢人が集まることができない昨今の情勢から考えられた「非常手段」のはずなのですが、25年選手・V6お兄さんはそれだけでは終わらせなかった。
配信ライブでしか出来ないこと。
生のライブより、より“作品性”を高め、かつMVには無い“ライブ感”も加味し、これまでのライブとはまた違う“リアルタイムの異次元”を作ってみせてくれた。
…こういう時に思うのね、「語彙力!」って。
こんな文章じゃ上手く伝わらないと思いますが、とにかくニューワールドを見せてもらいました。
細かい感想はは13日のアーカイブを見てから書きます。
このアーカイブ、どうやら会員以外の一般の方は対象外のようですね。
出来るだけたくさんの方にこの“異次元”を体感して欲しかったので、少し残念ではありますが。
でも「平日の21時」という、家事に仕事に大忙しなオトナに優しい時間帯設定。
感謝いたします。
あのワンダーランドをまた体感出来ることを楽しみにして、今週もあと少しだ頑張ろう!
V6『will』を聴きながら考える
崩れ行く歴史の音 聞こえたら
次のステージへ行く時だ
『will』の一節。
2010年3月発売のアルバム『READY?』に収録された曲です。
この曲が発表されたあと、本当に「歴史」が崩れるようなことが何回も起こったけど、私たちは「次のステージ」へ行けたのだろうか。
世界はともかく、私自身は行けたのだろうか、と自問してみる。
答えはすぐに返ってきた。
行けてないねえ。
東日本大震災の後、少し思うところがあって「次のステージ」へ進もうとした。
が、病気になり、出鼻をくじかれた。
病気は治った(多分。まだ経過観察中)が、一度くじかれたものはくじかれたまま。先に進む気力は戻らない。
そこまでの大病をしたのなら価値観や人生観が変わったりしたか、というと、私に限ってはそんなこともぼほ無い。
意識だけは、ほんの少し変わったかな。
首都圏の町の造形は体の不自由な人やお年寄りに優しくないことだけは体感でわかったので、不自由そうにしている人に気づくことが多くなったし、そういう人たちへの手助けを出来るだけするようにはなった(気がする)。
だけど、それが「みんなに優しい町づくりをしよう!」なんて社会的な意識にまでは結びつかない。
体が元に戻ったら、また以前のようにただただ生活を維持するために、日々を生きていくだけ。
どうすれば「次のステージに行く」ことが出来るんだろう。
教えて健くん。
(ここ健くんのソロパートなので)
さて、今週末はV6祭り。
本日10/31(土)は前夜祭、明日デビュー記念日11/1(日)は本番ライブ。
この日のために(多分)8月中旬に取った「V6過去楽曲大アンケート」、私は以下の楽曲を投票しました。
(投票対象はV6全員のカップリング曲、アルバム収録曲)
Supernova
Air
will
このあたりは人気曲。順位をつけるなら相当上に位置するはず。
MIRACLE STARTER~未来でスノウ・フレークス~
20周年ライブの時の、"幻のトリプルアンコール曲"。今度は歌って!
逢いたくて
これも人気ありそうだなあ。指を鳴らすラストがまた見たい。
Remember your love
『The ONES』の中では一番好きな曲。
羽根 ~BEGINNING~
Don't Stop The Refrain
私の中ではこの2曲は常にセット。アルバムで聴いた時の繋がりが神。
Wonder World
10周年の記念曲ですが、あまり日が当たらなかったので…。
Believe
カバー曲だけど投票対象だったので、喜んで入れました。泣ける曲。
一人で何回も応募出来たんですが、自分の中での今の"ベストテン"を投票しようと思ったので、10曲に絞りました。
何曲歌ってくれるかな~。
ワクワクです。
こんなにワクワクするの、本当に久しぶりです。
さて
それに向けて(多分)、8月中旬、「V6過去楽曲大アンケート」が行われました。
対象楽曲はV6名義のカップリング&アルバム収録曲。
"大人"と"子供"の間を~『It's my life/PINEAPPLE』感想・2
ではカップリング2曲について。
■ただこのまま
提供して下さったのは「Penthouse」という社会人バンド、ということでネットでも話題になりました。
「シティソウル」バンドなんだ…。曲聴いた感じではてっきり「ジャズ」の方向の方たちかと。
うーん音楽ジャンルは難しい。
曲の中身はというと、冒頭でまた雨降ってるじゃん!と思いますがそれは本当に冒頭だけ。
意味合いとしては、雨の日も晴れの日も、どんな時もずっと君を「包み込みたい」という歌。
しかし全体的に歌唱の難易度高そう。
特に冒頭のカミセンパート。
「降りだす」「雨を」「眺めるベットの中」
と、リズムを刻みながら、かつ流れるように歌わなきゃいけないところ。
ここが一番難しそうだけど、カミセンなかなか頑張ってる。
こういうジャジーな楽曲はトニセン兄さんの得意とするところですが、あえて年下チームにも聴かせどころを振ったチャレンジ姿勢は良いと思います(単に初っ端をカミに歌わせたかっただけかもしれませんが)。
歌い出しの岡田のハミング、「uh~」が「ンー」に聴こえてしまうのはご愛嬌ということで(笑)。
■夢のつづき
そのニュースは友人のメールから飛び込んで来ました。
「フラカンがV6にカップリング曲提供したって!」
ええっ!と即座にエイベックス公式サイトに飛ぶと、当時はまだカップリング2曲のうち『夢のつづき』しか試聴できなかった。
作詞作曲者の表記はないが、とりあえず試聴してみる。
そして歌い出しの「飽きるほど歩いた 入り組んだ道を」という詞とメロディですぐにわかった、これがフラカン提供曲だと。
フラカンこと、フラワーカンパニーズ(以下フラカンと略す)は日本のロックバンド。
今年で結成31年。
「知る人ぞ知る」ライブバンドではありますが、正直テレビに頻繁に出るような、メジャーなバンドではありません。
半ミーハー半マニアな私も、友人に教えてもらうまではその存在を知りませんでした。
彼女がカラオケで歌うのを聴いて楽曲が気になり原曲を聴き、一気に惹き付けられました。
まずはボーカル・圭介さんの乾いた声。
乾いた、というか冷静、というか、どんなに叫ぶように歌ってもどこか一点が冷めている、というか、そんな感じの声。
そして率直で切実な歌詞(これもほぼ圭介さんが書いている)。
湿度の低い乾いた声で、身も蓋もないほど率直な歌詞を歌う。
この独特の距離感が、私にはすごく心地いいんです。
ちなみに私の愛唱歌、『消えぞこない』のMVがこちら。
まあそういうことで、以前V6に関する日記に、フラカンのトリビュートアルバムのことを取り上げた訳です。
まさかそのフラカンが、V6に楽曲提供してくれるとは。
この時点ではもちろん、それまでも考えたこともありませんでした。
むしろ個人的には、関ジャニ∞に曲を書いて欲しかった。
エイトはバンドでもあるし、“泥くさい”雰囲気がフラカンの楽曲に合うんじゃないかなあ、と思って。
メンバーがフラカン好きを公言したこともあるし*1。
よりによってV6に先越されるとは(笑)。
意外中の意外。
なぜかというと、フラカン節全開の、この『夢のつづき』を聴いてみておわかりになると思いますが、フラカンの楽曲の世界観とV6の世界観はまるで違うからです。
V6の世界観はスマート、都会的、スタイリッシュ。まさに「シティポップ」の世界。
片やフラカンは、泥くさいし、切実だし…うーん上手く言葉に出来ない。
歌詞を引用しちゃえ。
歳はとるぜ 汚れてくぜ いつか死ぬぜ 神様はいないぜ
夢がなくて 金がなくて 傘がなくて 靴がなくて
友がなくて 彼女がなくて アテがなくて ツテがなくて
(中略)
負けて負けて 泣けて泣けて もう最低にダメでも
HEY HEY HO 奥歯 かんで かんでGO
(『東京タワー』より)
恐らく一番極端な歌詞を選んでいますが、こういう世界観です。
真に孤独で切実なり。
「どんなにつらくても君がいれば頑張れる」という、ジャニーズ(アイドル)の世界観とは正反対、と言ってもいい。
それでもあえて楽曲提供を依頼したのは、フラワーカンパニーズが結成以来30年間
「メンバーチェンジなし!活動休止なし!」
というバンドだからこそだろう、と思うのです。
30年もの間、同じメンバーで、休止することもなく活動を継続してきた、驚くべきバンドなのです。
そしてそこが唯一、V6との共通点。
え?ご存じですか?雑誌などの各媒体で楽曲提供の経緯とか語られている?
…かも知れないなあ、と思いながらこの日記を書いています。
雑誌等のチェック甘いのバレバレ(笑)。
それでもここに書いておきたかったのは、私がうれしかったからに他なりません。
だって自分が好きなバンドが自分が好きなアイドルに、それもほとんど接点のなかった間柄なのに、楽曲提供してくれたんですよ。
これが本望でなくて何だと言うのだ。
で、全曲聴いてみて、ああ~やっぱりフラカンだ~。と崩れ落ちたのです(うれしくて)。
何の装飾もないシンプルなバンドサウンド、「あーあーあーあー」というフェイクもないストレートなコーラスや、間奏のブルースハープに哀愁すら漂う。
このシングル4曲中でも、いえV6の全楽曲の中でも異色な楽曲。
フラカンに依頼するにしても、フラカン(圭介さん)サイドは作詞作曲だけにして、アレンジはエイベックス側でやって、という手もあったと思うんです。
エイベックス側でアレンジしたら、もっと“V6っぽい”楽曲になっていたでしょう。
でも編曲もフラカンに任せて、完全なフラカン節ーーー切実で、熱と哀愁が背中合わせにあるようなーーーに仕上がった。
正直、V6がフラカン節を歌いこなせているか、私にはわかりません。
キーすらV6に合わせていない気がするし(いつもよりやや高め)。
結果、ものすごく“V6っぽくない”楽曲になりました。
違和感を感じるV6ファンの方もいるかも知れない…という心配もありますが、やはりぐっと来る歌詞。
あぁ 僕は相も変わらず
大人と子供の間を歩いてる
ずばっと来たなあ。
『勤続25年の男たち』なんて一部ではもてはやされているけど、世間一般には「50歳近くになっても『アイドルグループ』なんてやってるの?」という声もある。
むしろそういう人たちの方が多数派なのではないか、と思う。
「アイドルグループ=子供がやるもの」という価値観は、世間には根強い。
V6本人たちも、そういう自覚はあるだろうと思う。
「大人と子供の間」という、いい歳して大人になり切れない、ある意味中途半端な存在だと受け取られているかも知れない、と。
それでも、その覚悟を持って、彼らは『V6』でいる。
作詞の圭介さんは、「大人と子供の間を」歩くことを、ネガティブにもポジティブにも表現していない。
ただただ率直に、綺麗事も並べずずばっと、核心を突いた詞を書いた。
そういう詞を書いてくれたのは、25年間、変わらず実直に進んで来た彼らの“覚悟”を汲み取ってくれたのではないか…というのは思い込みが過ぎるだろうか。
でも私はそう思いたい。
また最後の繰り返しのフレーズがいい(これがまた実にフラカンぽいのだ)。
大人と子供の間を歩いてる
歩いてる 歩いてく 歩いてく
「歩いてる」は現在形、「歩いてく」は未来形だ。
特に最後のダメ押しの「歩いてく」は、イノッチが心なしか得意気に「あーるいてくー」と力強く歌う。
俺たちはこれからも、何を言われてもどう見られても「大人と子供の間」を「歩いてく」よ、という堂々たる宣言だ。
これからもV6でいると。
ファンとしては素直にうれしい。
圭介さんは楽曲中で、V6とファンとの“繋がり”も、
「君と見てきた夢のつづきを 追いかけてる」
「君と見てきた全ての景色を 引き連れてく」
と、あたたかい目線で描いてくれている。
素敵な曲をありがとう圭介さん、フラワーカンパニーズの方々。
この、非常に“V6ぽくない”楽曲を、V6がライブでどう表現するのか。
11月1日の『V6 For the 25th Anniversary』、楽しみにしています。
歌いますよね。(時々入る脅迫モード)
※「フラワーカンパニーズ」の名前でうっかりここに飛んできて、この日記を目にしてしまったフラカンのファンの方々へ。私なりにフラカンへ敬意を払って書いたつもりですが、もし失礼な表現、もしくは的外れな表現があったら申し訳ございません。ご容赦いただければ幸いです。
…で、ものは相談ですがフラカンさん、関ジャニ∞にも楽曲書いていただけないでしょうか…(小声)。
*1:2017年1月に『キングオブ男!』でMステに出演した時、back numberのボーカル清水さんが「山里さんとカラオケ行くと、山里さんはフラワーカンパニーズさんの曲ばっかり歌う」という話になりました。その時エイトが後ろに座っていて、その後マルちゃんが「僕も『深夜高速』をカラオケで熱唱しながら泣きます」と言った…と記憶していたんだけど…。ビデオで確認したら清水さんの発言は間違いなかったけど、マルちゃんの発言はここではなかった。どこだったっけ…。確かに言ったのに~。『関ジャム』かなあ。
“かつての日常”と“新しい日常”のはざまに~『It's my life/PINEAPPLE』感想・1
『It's my life』を初めて聞いたのは『特捜9』のエンディング、もしくは公式YouTubeだったと記憶している。
時は2020年4月。緊急事態宣言発令中の折り。
既に「乗り過ごした駅で とりあえずビール流し込んで 隣の客とはにかん」だり、「ストレスフリーに街繰り出」すことが「ありふれた毎日」ではなくなっている時期だ。
時流からずれた格好になってしまったが、しかしそこは勤続25年の男たちと、それを支え続けたスタッフ陣、どう転んでもただでは起きない。
両A面のもう1曲に、離れていても想い合うまさに"今"のラブソング、『PINEAPPLE』を持ってきたのだ。
だがしかし、この両A面シングルが発売されたのは、緊急事態宣言が解除された5月から4ヶ月経ち、"新しい日常"が「ありふれた毎日」になりつつある9月だった。
感染症対策さえしっかりすれば「タイムリーな映画を観る」ことも出来るが、離れた国に住む(歌詞の描写からそう読める)画面越しの恋人たちは、いったいいつ触れ合えることができるのかまだわからない。
“かつての日常”と“新しい日常”のはざま。
“新しい日常”がこのまま根付くのか、“かつての日常”が完全に戻ってくるのかまだ判然としない、微妙なタイミングに発表された、この2曲。
だけど、揺れ動く不安な時流の中でも、
「どんな瞬間(とき)も It's my life」だよ、と。
どんな時でも、どんな状況でも自分らしく前に進もうと、V6兄さんたちは変わらず軽快に私たちを励ましてくれるのだ。
ああ頼もしや勤続25年の男たち。
(このキャッチコピー本当に秀逸)
という訳で各曲のもろもろを。
■『It's my life』
明るくあたたかい応援歌に、ぽつりと落とされる深いフレーズ。
「落としてきたものと 拾い集めたもの」
ここをイノッチのソロにしたのはずるいわ。
イノッチの声質はとてもいい。
低音だけど暗くない、耳に優しい声。だけど不思議と、聞くと「あ、イノッチだ」とわかる特徴もある。
彼の存在がお茶の間に浸透した要因の一つにこの声質の良さがある、と私は思っているが、その魅力が最も発揮されるのが「歌」ではないかと思う。
デビュー当時から歌は上手い方だったけれど、年齢を重ねるにつれて表現力の幅が広がり、“深み”が増してきているような気がする*1。
その声でふっと「落としてきたものと 拾い集めたもの」なんて歌われてしまうと…落としてきたものはたくさんある、けど拾い集められたものはあまり無い中年の心に、じわっと沁みるものがありますわ…。
曲調がミドルテンポなのも良い。
気分が沈みがちな昨今、気持ちを上げるためにアゲアゲの元気ソングを聴いたり、ドラマティックなバラードに浸ってちょっと現実逃避してみたりしてきた。
そういう感情を大きく揺さぶられる曲に、ちょっと疲れちゃったかな、というところで、ゆったりめのテンポの『It's my life』。
聴くとほっとひと息つけます。
個人的には発売のタイミング、絶妙だったかも。
■『PINEAPPLE』
楽曲の舞台は暗い夜の部屋。
恋人がいる画面の向こうは朝日とパイナップル、こちらは「雨の夜」。
最初のワンフレーズのこの対比で、情景がすぐに思い描ける。
画面を消し、さらに暗さを増した部屋の中で、ひとり恋人を想う。
その情景に合わせて曲調もトーン暗め。
だけどその“暗さ”は、単純に離ればなれの不安を感じるような暗さではなく、想いの深さを象徴するような、濃厚な闇。
この楽曲を単なる“暗い曲”に終わらせず、想いの深さを伝える歌とダンスはまさに完熟したパイナップルのよう。
豊潤な味を感じさせてくれる。
今回のMVはダンスシーンのみで、個人的には非常に良かったと思う。
『All For You』の時も『Right Now』の時も、「イメージシーンもカッコいいけど、ダンスを全部見せてよ~」と思っていたので。
けど、衣装が全員白ブラウスの『CDTV』の方がより好みかも。
しかもフルバージョンですよ。
このブログで恐らく何度も言っていると思いますが、V6のダンスは動きがとにかくエレガント、フォーメーション移動も無駄がなく綺麗。
それを充分に見せるにはカメラはとにかく引きでお願いします、なんならアップとかいらないから。と常々思っているのですが。
今回は1人をズームアップする時も、完全に1人だけ「抜く」のではなく寄りながら広角で撮っているので、周囲のメンバーの動きもちゃんと映り込んでいる。
上手い撮り方。ドローンカメラとか使っているのかな?
とにかくこのダンスの見せたいところ*2をあまさず映していた。さすがご縁の深いTBS様、V6の魅力をよくわかってらっしゃる。
なんならMVより『CDTV』の方がリピートしてるかも。
MVは岡田の柄シャツと坂本さんのジャケットがちょっと笑えるので(笑)。
坂本さんのジャケット、『way of life』MVの謎のトレンチコートを思い出させる。何で上着着せられがちなんだろう。痩せてるから?
楽曲の話にちょっと戻ります。
前作『ある日願いが叶ったんだ』のカップリング『Sweet Bitter Rain』といい、昨今「雨」の歌が多いV6兄さん。
「雨」の歌にはバックに、雨をイメージさせる一定のリズムが刻まれる音が入っている、と『関ジャム』で習いましたが、今作でもそういうアレンジがされています。
Aメロとサビではドラムのスネアの音、Bメロ「離ればなれでも…」では鍵盤音、とパートによって楽器が変わっているようですが、特に印象的なのはイントロ、Bメロ、そして曲を締めるアウトロで和音を刻んでいる鍵盤音。
1音1音、刻むたびにふわっと広がるように響いて、雨粒がぽつんと落ちて波紋が広がるようなイメージが浮かぶんです。
それが夜、ひとり薄闇の中で恋人を想う、という世界観をより深くしているような気がします。
いつものごとく長くなりましたので、カップリング2曲はまた次項。
今回はカップリング曲に対して、個人的なびっくりもあったので。
窮鼠はあのチーズケーキを2人で食べたのだろうか。
※映画『窮鼠はチーズの夢を見る』のネタばれあります。
劇場通い復活の助走として、まずは映画館に『窮鼠はチーズの夢を見る』を観に行って来ました。
正直まだ、買い物以外の外出に対するためらいはあったのですが、たっちょん(大倉くん)へのエールという意味合いも込めて。
決心しました。
座席を満席にせず前後左右開けて販売している映画館を選び、マスクの上にさらにフェイスシールドまでつけて感染対策はバッチリ…のはずが、フェイスシールドは映画が始まって数分で外しました。
暗い密閉空間でマスク&フェイスシールドのダブルは、さすがに息苦しかった…。
映画そのものがまた、冒頭から息苦しくなるような内容ですからねえ。
いきなり主人公・恭一(大倉くん)の不倫発覚、それを知らせに来るのがなんか不穏な空気をまとった今ヶ瀬(成田くん)。
ぬらーっと「先輩がどうするか決めてくださぁい」って、怖い、怖いよ今ヶ瀬。
しかも恭一が「大切にしたい」と言っていた奥さんは1年も前から不貞をはたらいていて、恭一の不倫には気づかないままあっさりと離婚。
そこにつけ込むようにまたぬらーっと入り込んで来る今ヶ瀬、「キスだけって言っただろ」「どこにキスしてもいいでしょ」……。
このあたりから全編今ヶ瀬のペースでぬらーっと進んで行き、ただでさえ恋愛だけの映画には全く興味がない私はもう、たっちょんが出てなければ途中でギブしてるところでした。
そこにようやくやって来た起爆剤。
今ヶ瀬に「粘着質のゲイ」と言い放ち、はなっからケンカ腰のナツキ先輩。
来た来た“敵役”。しかもはっきりモノ言うタイプで、ぬらーっとかふらふらとかメソメソな人たちばかりのストーリーを、やっとシャキッとさせてくれる。
今ヶ瀬に乗せられてユラユラしてるだけの恭一を呼び出し、「今日お持ち帰りするの、私か今ヶ瀬か、今決めて」。漢らしいぞ、ナツキ先輩。
結局"常識に則って"ナツキ先輩を選んだくせに、恭一、役に立たない。
「あいつ(今ヶ瀬)の悲しむ顔を見たくなくて」。
誰も傷つけたくない、自分も傷つきたくない、自分勝手な恭一。
ぼちぼちグーで殴りたくなってくる。
観てる側の予想通りにタマキちゃんと仲良くなって婚約までした恭一、「もう終わりにしよう」、「お前はもういらない」とようやく今ヶ瀬を突き放すという、本当の“優しさ”を見せられるようになったのか…と思いきや。
恭一宅で何かを感じとったタマキちゃんが泊まらずに帰ったあと。
「今日泊まらないって」と今ヶ瀬を呼び入れる恭一。
またそれを今ヶ瀬が待ってるのよ車の中で。
終わっとらんのかーい!
そしてがっつり絡んだ(笑)あと、恭一は今ヶ瀬に
「もう恋愛だけに入れ込む年でもないだろ、俺たち」
「一緒に暮らそう」
お前が言うかー!!
殴らせて。今すぐ恭一をグーで殴らせて。
半年ぶりくらいの映画館の中で、思わず右の拳を力いっぱい握りしめる。
しまいにゃ恭一から別れを切り出されたタマキちゃんですら、「彼女が戻って来るまで、側にいてもいいですか?」などと言い出す。
しっかりしろ。みんなしっかりするんだ。
とにかく恋愛のしょうもなさをこれでもかこれでもかと、終始しつこくねちっこーく描いていく。
しかし登場人物があまりにも皆しょうもない(ナツキ先輩を除く)ので、なんだか皆だんだんと可愛らしい、というか愛おしく思えてくる不思議。
婚約までしたのに別れを告げられ、たった一人置いて行かれるタマキ。
唯一純粋な存在に見えた彼女は、実は内縁の妻との間に出来た、世間的には“日陰の身”だった。
自分もそうなってもいい、と思うくらい恭一のことが好きだったのに。
紅茶に手も付けずに、一人ぽつんと残される。
ただ、今まで煮え切らなかった恭一が、彼女にははっきりと「さよなら」を言えた。
これは恭一にしてみれば、彼女に対する精一杯の優しさだ。
…と今までの顛末を見ている観客にはわかるのだが、彼女にはそれが伝わったのかどうか。切ない。
海で「ホントに好きだったのになー!」と叫び、好きでもない相手に抱かれて泣きじゃくる今ヶ瀬。
得体が知れなくて常に不穏な影がつきまとっているような彼の、純粋な「恋心」というものをやっと感じられたシーンだった。
本当に、ただただ好きだったんだね…。
そしてまたひとりになった恭一は、今ヶ瀬を待つ、と言って映画は終わる。
いやあ、待たれへんと思うよおばさんは。
ただ、冒頭で今ヶ瀬と再会した時と、最後にカフェでタマキに別れを告げた時の恭一は、表情や佇まいが明らかに違う。
薄っぺらい影のない男だった恭一に、少し陰影が出て来たように見えた。
今ヶ瀬の長年の想いが、軽くてどこにでもふらふらする恭一の心に、少し“重石”をつけてくれたのかも知れない。
…でも待てないような気がして仕方ないのだが(笑)。
ここから先は“うちのたっちょん”贔屓のだだ漏らしです。
いやあ、いい映画撮ってもらったねえ。
私個人の好みではないのですが(すみません)、非常に雰囲気のある、とりあえず映画好きな方にも評価してもらえる(是非はともかく)映画だったと思います。
実際関ジャニ∞や大倉くんのファンではなさそうな方の感想ブログを結構見かけますし(ネタばれ回避で読んでなかったんで、これから読んで回ります)。
「濡れ場」が結構がっつりあったんで、ファンとしては内心「うちのたつ君が大変なことに!」と思いながらあわあわしましたけど。
それからほんとに、何度もグーで殴りたくなったけど。
「あんたじゃない」「お前がそう言うなら、そうなんだろ」←ここもグーのポイント。
でもそれだけ、恭一という役にはまっていたってことなんじゃないかと。
大倉忠義の俳優のキャリアとして、立派な「代表作」が1つ出来たと思います。
ありがとう行定勲監督、ありがとう成田凌くん。
ちなみにタイトルは、タマキちゃんが作って来てくれたチーズケーキを、恭一と今ヶ瀬が食べたのかなあ、というところから。
なんか平然と食べてそうなんだよなあ。最低だなキミたち(笑)。
実はミニベストミニアルバムだった~『Re:LIVE』感想・3
『Re:LIVE』カップリング曲編続き。
『オモイダマ』、『前向きスクリーム!』。
どちらも「Re:8EST edition」としてニューバージョンで収録。
■オモイダマ -Re:8EST edition-
公式YouTubeで一度ニューバージョンが披露されていますが、その時から、初めて聴いた気がしなかったんですよね。特にイントロ。
ブラスバンドアレンジから始まるシングルとは違う、静かなピアノ音で始まるイントロに聴き覚えがあって。
確か『24時間テレビ』の時ではなかったかと録画円盤の山を探索し、見つけましたよ。
2014年の24時間テレビを録画したブルーレイ。
見返してみると、確かにこの時、最後に熱唱した『オモイダマ』のイントロはピアノバージョンでした。
珍しく記憶違いじゃなかったぞ(笑)。
多分今回の「-Re:8EST edition-」は、その時のアレンジを下敷きにしたものだと思います。
24時間テレビのバージョンも今回のバージョンも、ブラスバンドの音は少し控えめにしたアレンジですし。
でも大サビの前のトランペットソロは、ちゃんと残してありますね。
ここはヨコの聴かせどころですもんねえ。
高校生の皆さんから甲子園にまつわるフレーズを募集して、それを詞の一部に採用した、という経緯は、『Re:LIVE』と似通ったところがありますね。
もしかしたら『Re:LIVE』プロジェクトはそこから発想してスタートしたのかも知れませんけど。
そう考えると『Re:LIVE』と『オモイダマ』が同じシングルに入っているのは、もはや必然のような気もします。
■前向きスクリーム! -Re:8EST edition-
待ってました!
何より私が一番待ってました!
公式YouTubeで『前向きスクリーム!体操』を見てから、5人での音源が早く欲しい~と願っていたので、今回のシングルに収録されると知った時は小躍りしました。
まず、アレンジが非常に好みです。
お囃子とJ-POPのミクスチャー。
考えてみれば『浪花いろは節』もそうじゃないですか。
以前『浪花いろは節』について「民謡」というような表現をしましたが、こう言った方がしっくりくる気がします。
そもそも私は上々颱風(シャンシャンタイフーン)というバンドの大ファンなので、こういうお囃子系の楽曲は大好物。血が滾ります。
上々颱風の公式動画があればここに貼りたかったのですが、「公式」と明記されたものが無かったので断念。
ご興味のある方はサブスク等で探してみてください(配信はしているのだろうか…)。
『仏の顔もIt' All Right』等が『前向き~』とテイストが似てるかな。
こういういろいろな種類のユニークな楽曲が歌えるのが、エイトの強みですよね。
そしてこの曲は何と言っても。歌詞が。
我人生旅 お祭り大騒ぎ スイモアマイモ越えて
我ら行く旅路 この世とは「祭」 足踏みならし叫べ
発表当初から好きだった箇所ですが、あれから時を経てさらに説得力が増してる。
偶然ですが、時勢にも合っている。
まさに今、“Re:LIVE”するべき楽曲だったのだ。
と勝手に思っています。
ちなみにタイトルの「スクリーム」とは英語で「叫ぶ」という意味。
なので歌詞としてもここがキモなのではないか。
と勝手に思っています。
昨今元気になりたい時、励まされたい時、何度も何度も聴いてます。
なんだったら去年から聴いてます。
ちなみに『友よ』発売前にも待ちきれずに鬼リピしてましたが、作詞曲がどちらもGAKUさん*1なんですよね。これは全くの偶然で、知ったのは大分経ってからのことでした。
これ聴いて、人生お祭りだぜイエーイ!とどんな時でも、無理くりにでも、気合い入れて乗り切っています。
あとこういう“お祭りソング”の時は、マルちゃん本当に本領発揮しますよね。
2番冒頭の意味不明な掛け声とか(笑)。
ヤスに比べると声質にやや幅がない気もしますが、音程の安定感は間違いない。
今まで縁の下の力持ちだった彼のソロ歌唱が増え、歌番組等でカメラに抜かれる回数が増えたことは、複雑ながらも単純にうれしい、というのが今の正直な気持ち。
推しってそういうものではないかと…。うん。
さて、「内輪向けの『Re:LIVE』を表題曲にすると、エイター初心者は手が出しにくいのではないか」という文句から始まった今回のシングル感想ですが、改めて全体を眺めてみると、カップリング3曲が
- 既に巷に流れていた楽曲の初音源化
- 過去のシングルの5人でのニューバージョンを2曲
これってちょっとした“ミニベストアルバム”じゃないか?という布陣。
エイトのシングル買うの初めて、ここからエイトを知っていきたい、という方には実は大変聴きやすいシングルだった、という結果に。
はい。すみませんっした。素人が余計なこと言いました。
でも安心しました。
これでもっと関ジャニ∞の良さを、面白さを、今まで知らなかった方々にも知ってもらえるかも知れない。
なかなか深いよ~一度ハマると抜け出せないよ~。
あと部屋がぬいぐるみグッズだらけになるよ~(なぜエイトのグッズってぬい関連が多いの…)。
シングルリリースしたのいつだよ、ってくらい引っ張りましたね感想。
でも皆さんに読んでもらえる時期は逃しても、後々自分が読むために書き残しておこうと思い、何とか最後まで頑張りました。
まあしかし、公開している以上はもう少しタイムリーさを心がけます。
また次回、お気が向いたらお付き合いいただければ幸いです。
多分次回も遅いと思いますが(笑)。
*1:『前向きスクリーム!』の作詞は渡辺潤平さんとの共作表記。
歓喜の舞台へ~『Re:LIVE』感想・2
『Re:LIVE』発売からそろそろ1ヶ月経とうとしていますが、気にせず感想記事続行。これが通常営業です(笑)。
今回はカップリング、待ってましたの『歓喜の舞台』。
歌い出し「待ちわびた今日に 繋いできた想い」…まさにその通り。待ちわびてましたよ音源化。
東京オリンピックが開催されていたら、毎日のようにテレビから流れるはずだった曲。
しかも正式音源化前にメンバーが変動したので録り直しを余儀なくされ、恐らく最初のバージョンはお蔵入り…というなかなかヘビーな背景を背負いつつ、やっと陽の目を見ることになりました。
まさに楽曲自体がついに“表舞台”に立つ日がやって来たのです。感無量です。
歌唱部分では、ヤスくん独壇場です。
そこにマルとヒナがサブにつく*1、というエイトの新しい“パワーソングの布陣”なんですが、個人的に印象的だったのは、「計り知れない重圧と葛藤~」の部分のたっちょんの声。
パワーソングだと埋もれがちだった甘い声に、力強さが加わった気がする。ボイトレの成果が確実に現れています。
しかしここでようやく気付いた、この曲、構成が特殊。
「計り知れない重圧と葛藤~」を「Bメロ」と書こうとしたら、あれ?Bメロじゃない?
いやBメロと言えばBメロなんだけど、「1番のBメロ」ではない。
そもそも、「1番」、「2番」という括りが存在しない。
歌詞カードを見ながら無理くり分析すると、
「待ちわびた今日に~」←つかみ
「語りつくせないような~」←Aメロ
「計り知れない重圧と葛藤~」←Bメロ
「いつでも背中押す~」←Cメロ
「思い描くままに~」←サビ
「全身全霊~」←Ⅾメロ
この後サビ×2、そしてラスト
「待ちわびた今日に~」←つかみをリフレイン
みたいな感じ。
「Bメロ」はサビに向けて盛り上げるブリッジ的なものであると考えるなら、「A+B」で「Aメロ」、「いつでも背中押す」のヤスソロが「Bメロ」、「全身全霊」が「Cメロ」という考え方もありかも。
いずれにしても「1番」「2番」という括りがないためか、曲全体の流れがスムーズで疾走感があるし、サビがより強烈に耳に残る感じ。
しかし最後はそのサビでは終わらせず、冒頭の“つかみ”をもう一度繰り返している。
「待ちわびた今日に 繋いできた想い」。
4年に1度のオリンピック、皆が待ちわびた“大舞台”。
それに対する想いを高らかに歌い上げて締めるんですね。
本来だったらその"大舞台"を彩ってくれる楽曲だったのに…と思うと残念です。
でも、オリンピック以外でも、アスリートが「ここぞ!」という勝負をかける舞台はたくさんあるでしょう。
今のこの厳しい状況下なら、なおのこと。
その場にこの曲が花を添える機会ができるだけたくさんあればいいな、と。
切に願っています。
あと、来年もし東京オリンピックが開催されたら、引き続きこの曲をテーマソングに採用していただければうれしいです。
フジテレビ様、よろしくお願いいたします。
と、ここでまた一つ気が付く。
この楽曲は確かに、「フジテレビ系 スポーツ情熱ソング」(インフィニティレコード公式サイトより)である。
そして我らが村上信五が「フジテレビのオリンピックキャスター」に選ばれているのは紛れもない事実である。
しかし、「『歓喜の舞台』がフジテレビのオリンピック番組のテーマソング」である、という公式発表はされてない。
……あれ?“オリンピック開催されてたら毎日のようにTVから流れてたはず”というのは、私の思い込み?
…………(気を取り直す)では改めまして。
フジテレビ様、来年のオリンピック関連番組では、この楽曲の採用をどうぞよろしくお願いいたします。
なんか仕事上のメール文面みたいになってきたな。
すみません、カップリング3曲まとめて書くつもりでしたが、また長くなってしまったんで次項へ続きます。
早くライブに行って、みんなで「オーエス」したい!
*1:しかしよく聴いてみると、ヒナにはソロパートがないのだ。「全身全霊~」のパートはヨコと2人のパートだった。ヒナの声がやたら耳に残ったので、ソロパートかと思ってしまった。恐るべしヒナの“ドラ声”。それとヨコごめん。
「アレンジ」という魔法にかけられて~『Re:LIVE』感想・1
では、『Re:LIVE』感想です。
前回の日記で、歌詞が“歌の詞”というにはストレート過ぎると書きました。
確かに歌詞としてはやや重いというかカタい、肩に力が入りまくってる。
しかしそれでも「アレンジ」という魔法にかかると、明るくさわやかな“シングル表題曲”に見事に変身してしまうんですね。
『Re:LIVE』完成版をradikoタイムフリーのオールナイトニッポンで、ベッドに横になりながら聴いていたのですが、思わず飛び起きましたよ。
パイロット版と全然印象が違う!
明るく前向きで疾走感のある、まるで『LIFE~目の前の向こうへ』のような楽曲になっている…そう、ANNと『音楽の日』で2回聴いて、なんかアレンジが全体的に『LIFE』に似てる、と思っていたのですが、編曲者はやはり同じ大西省吾さんでした。
特に曲の冒頭、
「何度でも立ち上がって~届け」の歌サビから始まり、ギターとストリングスのイントロが入り、そしてAメロ、という構成はほぼ『LIFE』と同じ。
しかし、よく聴くと微妙に違っていることに気づきました。
楽器の使い方が違うんです。
歌の入りはキーボード単音、途中から、ストリングス、ギター、ドラムに変わる。(『LIFE』では入りからこの3つを使っていて変わらない)
しかもその変わるタイミングがミソ。
「何度でも立ち上がって」←ヤス
「その笑顔が見たくって」←ヨコ
ここまではキーボード単音。
「今日もここで歌うんだ」←たっちょん
このパートの途中からストリングスが入ってきて、
「ずっと変わらないこの願い」←マル
ここの後半から音のメインがキーボードからギターに変わる。
最後のヒナパート「届け」では、バックは完全にストリングス、ギター、ドラムの三音になっている。
これは、ヒナがキーボードを弾くことを念頭に置いた編曲なのではないか、と思うのです。
『Re:LIVE』はやっぱりバンド曲想定なんですね大西さん!
歌い出しだけでなく、全体的にキーボードパートが今までのバンド楽曲より増えているような気がします。
ギターメンバーが減った分キーボードパートが増えるのは 必然と言えば必然ですが、恐らくそれだけが理由ではない。
キーボード音---“鍵盤”の音色というのは、時に悲哀や切なさを感じさせるものです。
その特性がすごく効果的に使われている。
最もわかりやすいのは、大サビのヤスソロ。
「“正しい理由” 誰もわからないでしょう」
ここのバックもキーボード単音なんです。
1番2番のBメロと同じちょっとマイナー調のメロディ、それを奏でる鍵盤の物悲しい音色と、ヤスの切ない歌い方が相まって、聴いていると思わず胸がきゅっとなる部分です。
『Re:LIVE』はアップテンポのバンド曲(もうそう決めた)ではありますが、これまでの行け行けゴーゴーなバンド曲と違い、ちょっと“痛み”や“暗さ”のある楽曲です。
シングル表題曲らしく全体的には明るくは仕上げているものの、その痛みや切なさも上手く織り込んでくれたアレンジは、さすがプロの技とうならずにはいられません。
大西さんいつもありがとうございます*1。
聴けば聴くほど、キーボード大活躍なこの曲。
バンド演奏する時ヒナちゃん絶対大変(笑)。
でも“音符が空中に見える”ほどぎこちなかったキーボード演奏が、『元気が出るLIVE!!』ツアーでのすばるとの『乾いた花』では、聞き違えるほど上達してましたから。
きっと『Re:LIVE』でも、やってくれると思います。
前回書いたように、「こういう“内輪向け”楽曲はあまりシングル表題曲にしない方が良いのでは」という意見は変わりません。
しかし、個人的にあまりハマらなかった楽曲が、「アレンジ」という魔法にまるめ込まれもといかけられて、ヘビロテ曲になってしまったのは事実。それとこれとは話は別です。ファンってちょろい(てへぺろ)。
で、恐らく本来は、こっちがシングル表題曲になるはずであったんだろうな…という『歓喜の舞台』については、また次回。
*1:『LIFE~目の前の向こうへ』とアレンジが似ているのは、『Re:LIVE』が『LIFE』のアンサーソングだとか、何かしらの繋がりがあるみたいな意味合いを含んでいる…というのは私の勝手な思い込みです。そうであって欲しいな、という。
『Re:LIVE』をシングル表題曲にしたことに対する、個人的な懸念について
エイター。
とは関ジャニ∞ファンの公式名称。
ネット上ではファンはeighter、もしくはエイター*1と自称する方が多いようですが、公式の表記は
「EIGHTER」(ファンクラブ会員カードの表記および、『Re:LIVE』スリーブとCD表面の表記)、もしくは
「Eighter」(『Re:LIVE Project』ページ表記および、『Re:LIVE』歌詞カード表記)のようです。
公式名称の綴りに微妙な表記揺れがあるのは何故なのかは謎。
この『Re:LIVE』という楽曲は、そんなファン---エイターと、エイトが手を取り合って楽曲を作ろう!というコンセプトのもと、1番の歌詞をエイトが書き、2番の歌詞はエイターから募集し、そこからエイトが言葉をチョイスして作り上げる、という行程で出来上がったものです。
当然私も参加する気で、『関ジャニ∞TV』の特設サイトでまずは1番の歌詞とメロディだけのパイロット版(というのだろうか)を聴きました。
で、とりあえず2番の歌詞応募に参加して。
しかし、このパイロット版を聴いた時の第一印象は、あえてこのブログには書かないでおきました。
理由は、その段階では歌詞があまりピンと来なかったので。
メロディはキャッチーで私好みで、一発で気に入りました。
けれど歌詞の方は、厳しい言い方かも知れませんが、表現がストレート過ぎて、歌の詞としての出来はイマイチ…、と思ってしまったのです。
特に「泣かせてしまっているね」という表現は正直、「いやそこまではっきり言わんでも」という気になりました。
ただこの楽曲は、“自分語り”の曲ですから。
以前自分のブログで、“グループの内情”を語る楽曲を“自分語り”の楽曲、とか書いた気がしますが、この“自分語り”って要するに「内輪受け」です。
自分たちのこれまでの軌跡や物語を自ら歌う"自分語り"楽曲は、ジャニーズには沢山存在します(恐らく、ジャニーズに限らず多くのアイドルグループに存在するのではないかと思われます)。
ジャニーズでの具体例を挙げると、V6の『~此処から~』、嵐の『5×10』、『5×20』。
ちなみにどちらも、作詞はグループ名義になっており、「メンバー全員でフレーズを持ち寄り、それをメンバーのうち1人もしくは2人で編集した」ものです*2。
例えばV6の『~此処から~』ですが、これをファン(私)が聴いた場合、どれほど大きな感銘を受けるか、という例として過去記事をご参照下さい。
ここに書かれている締めの岡田のソロパートを聴いて、私は朝の満員電車の中で涙したりしたものです。
が、ファン以外の人が聴いたら多分「ふーん」くらいですよね。*3
ま、そういう訳で、“自分語り”つまり「内輪受け」なんだから、ストレート過ぎると思っても、メンバーがファンに隠すことなく率直に投げかけてくれた言葉、と思えばいいんだよね。
歌詞としてはキレイに成形されてなくても*4。
と(やや無理くり)納得。
とりあえず楽曲自体のお蔵入りだけはしないように、と祈っていました。
6月24日、6月30日の『オールナイトニッポン』に生出演、そこで『Re:LIVE』のフルバージョン初解禁!のお知らせが届く。
4月末のプロジェクトスタートから2ヶ月、意外に早かったな(笑)と思いつつ、音源化の目途が立ったことを素直に喜びました。
が、その翌日7月1日に、『Re:LIVE』がシングルで発売、というお知らせが舞い込みます。
えっ!この“自分語り”つまり「内輪受け」な楽曲を、シングルとして発表するの!?
正直、驚きました。そして、複雑な気持ちになりました。
普通この手の“自分語り”楽曲は、アルバム、もしくはシングルのカップリングに収まるものです。
前述したV6の曲も嵐の曲も、アルバム収録曲でした。*5
この傾向の楽曲をシングル表題曲に持ってくるのは、ジャニーズでは前代未聞のことではないでしょうか。
で、それでなぜ私が複雑な気持ちになってしまったのか、と言うと。
エイトとエイターの絆を強調しすぎると、新しいファンが入って来づらくなるのではないか、という懸念が湧いてきてしまったからです。
この2年の大波を、メンバーとエイターとともに乗り越えてきた(気になっている)現役エイターとしては、「ファンと紡いだシングル」と報道されたり、シングルのスリーブにまで『EIGHTER』と名前を入れてもらってたりするのは、もうすっごく、すっごくうれしいし、誇らしいです。
でもそれと同時に、第三者から見たらこの状況はどう映っているんだろう…と気になってしまったんです。
いや、まったくの第三者に「内輪受け」と思われるのは構わない。
しかし、最近エイトに興味を持ってくれた方たちに、「なんかこの輪に入りづらいなあ」と思われてしまうのは、なんというか、もったいないと思うのです。
グループを続けるなら、新規のファン増やしてナンボじゃないですか。
商業的にもそれが“成功”な訳ですし、メンバーが減ったら物理的にファンも減ってるはずですし、またドームでライブツアーを敢行するためには新規ファンを増やさなければならない訳ですし、おすし(便利だなこのフレーズ)。
だからそんな新規の方には“名刺代わり”にもなるシングルに、こういう「内輪受け」の楽曲を持ってくるのはどうだろう…と心配になってしまったのです。
考え過ぎですかねえ。
私がそういう性格(後から仲間に入って行きづらい)だからこその懸念ですかねえ。
逆に、「エイトってこんなにファンのことを想ってくれてるんだ、なら私もエイターになりたい!」と思ってくれる人もいるかも知れませんしねえ。
そういう、ポジティブな作用もあることを願うばかりです。
(あと、エイトが気になるって方、まずは『関ジャニ∞クロニクルF』を見て下さい!月曜日午後11時フジテレビで絶賛放映中です!)
さて、ここまでは私の「マジメな心配事」の話でしたが、ここから先は完全に趣味の話です。
個人的に『Re:LIVE』発表の場として、次の2点を考えていました。
1.次回以降のシングルのカップリング曲
2.5人での初アルバムのリード曲
1.はよくあるパターンです。『∞ o'clock 08』もそうでしたしね。
2.は、完全に私個人の願望でした。
アルバムのリード曲って…なんかカッコ良くないすか?
5人でのニューアルバム出す時に、「リード曲はファンと紡いだあの名曲、遂に音源化!」とか紹介されたら…なんかカッコ良くないすか?(根拠なし)
まあでも、『Re:LIVE』がお蔵入りしなくて良かった。
それに『歓喜の舞台』も無事音源化されたのは良かった。
という訳で、個々の楽曲の感想はまた次項にて。
*1:「エイター」とカタカナ表記をするのは少数派のようです。私が「エイター」という、公式名称とは一番遠い表記をするのは、いいトシしてジャニオタであることがちょっと恥ずかしい、という気おくれがあるので。根っこの感覚が古いんです。
*2:作曲に関しては、V6は井ノ原くんが担当してます。嵐の方はyouth caseさんですが、二宮くんも関わっている説もあるようです。
*3:ここで補足させてもらうと、嵐の『5×10』、『5×20』は私には「ふーん」だけで済む楽曲ではありません。V6の直の後輩として、ブレークする前のいろいろ大変だった時期を多少なりとも知っているので。だからここで具体例に挙げさせてもらいました。
*4:実際『~此処から~』の岡田パート「気づけなかったんだ 若さのせいかな」の部分はやっぱり「そこまで言わんでも」と思いましたしね、当時。
*5:『~此処から~』→『SUPER Very best』、『5×10』→『5×10 All the BEST! 1999-2009』、『5×20』→『5×20 All the BEST! 1999-2019』収録
神セトリにめまい。『エイトの日』。
ドリームアイランド、8月8日、『エイトの日』。
『十五祭』に続いて、またもやめまいを感じるほどの神セトリ。
前半は自室で見てたので、『Do you agree?』で「うわ」、『Eden』で「おお」、『ER』で「うひょわ」と誰はばかることなく奇声を上げ続けていたのですが、『象』以降は夕食の支度をしながら居間におり、アンコールの『Cool magic city』で思わず「がああ」と声を上げた時は家族にドン引きされました。
…生配信の問題点です。
たっちょん不在ながらも、このセットリストを組んだたっちょんの存在感は、十分感じられましたよ。
たっちょんのダンスが大好きな私としては、『Butterfly I Loved』が見られなかったのは残念ではありますが…。(でもこの曲は、彼が不在だからこそセトリを組み直して入れたんですよね。お兄ちゃんたちの愛情を感じます。)
このご時勢、体調が最優先ですから。大事にしてね。*1
さて今回は、私には珍しく、全曲順を完璧に覚えています。
配信見ながらスマホ片手にメモしたからね!(覚えてないじゃん)
●セットリスト
(オープニング)
~松竹座の楽屋内を、全員(ヒナ除く)うちわでたっちょんに扮しながらわちゃわちゃ歩いて舞台に到着
好きやねん、大阪。
TAKOYAKI in my heart
モンじゃい・ビート
マーメイド
Do you agree?
Eden
Butterfly I Loved
(エイトレンジャー復活)
~B.A.D.団、VTRで特別出演
∞レンジャー
ER
いつか、また…。
友よ
象
勝手に仕上がれ
LIFE~目の前の向こうへ
Re:LIVE
~アンコール
Cool magic city
お馴染み関西ノリからの、初期の人気曲&バリバリダンスナンバー→復活エイトレンジャー→バンドナンバー→そして最新曲で締め。これまでエイトがたどって来た楽曲傾向を、ほぼ時系列通りにまとめてくれました。
古参ファンは喜び、「ちょっと関ジャニ観てみたいな」という初心者さんにもわかりやすい。
1時間40分というコンパクトな時間で、だいたい「関ジャニ∞とは何ぞや」が掴める、ナイスな作りでした。
(ライブビデオだと3時間くらいあってまとまった時間ある時しか見られないけど、これくらいの長さならちょいちょい見られるなあ…円盤化してくれないかなあ…。でも4人だからなあ…。う~ん)
ま、何といっても一番うれしかったのは、エイトレンジャーの復活!!ですよ。
もし観客入れてたら、ここで松竹座揺れましたよ多分。
エイトレンジャーは何となく、いつかは復活する気がしてました。
人数が減ったこととか、「戦隊ものには必ずいるはずの赤がおらんぞ!」とかをネタにして。
けどもうちょっと先だろうなー、と思っていたら意外と早かったな(笑)。
でも確かに、復活の舞台としては、松竹座が一番ふさわしいですね。
大丈夫、赤がいなくても、黒がいるから!
最近の戦隊ものでは、ブラックが結構重要な役割してますし。
コスチュームが旧バージョン(もうナス色が“白”化していた…)でしたんで、まさか『ER』をやってくれるとは思わなかった。
「なんか歌いたくなってきたなあ!」と言い出した時、もしかして、もしかして!と期待に胸ふくらませたら『ER』のイントロが!
「○★※▲!!」ともう声にならなかった。
しかも大サビのすばるパート、「奮い立っては挑んでって、こっぴどく身のほどを知って……」がマルちゃんだった…カッコよかった…。
バンドスタイルも、久々見た感じがするなあ。
『なにわの日』の時はAぇ!groupとの共演だったし、5人でのバンドは本当に久しぶりに見た気がしましたよ。
そして改めて思いました。
エイトにはやっぱり、バンドスタイルを続けて欲しい。
いやいろいろ大変だとは思います。
ギター弾いてメインボーカルを務めるとなると、ヤスの体には負担かかるだろうし、楽器演奏をそれなりのレベルで保つには、練習も欠かせない。
本来“バンド”ではない関ジャニ∞が、そのモチベーションをどこまで保てるか、という不安はあります。
でもライブでのバンドパフォーマンスや、『関ジャム』でのセッションで培ってきたエイト独自の“音楽性”は、守り続けて欲しいんです。
それはもう、彼らを形作る大切な一つのピースだと思うんです。
既存曲ではヤスに負担がかかるから、5人組バンドとしての新曲をどんどん作っちゃいなよYou!(突然前社長憑依)
音楽に詳しい友人からは「ヨコをサイドギターにコンバートすればいい」という意見をいただきましたが、私はヨコはパーカッション&トランペットで良いと思います。
トランペットがいるバンドは珍しいし、トランペットの音色が楽曲のいいアクセントになることが多々ある。
それにウインドチャイム(指でシャラララーンと鳴らすあれ)を操るヨコの長い指が美しい(そこかい)。
既存曲でも、せっかく『象』などの名曲があるんだしさ。
『象』はボーカルだけで聴かせる時もあるけど、やっぱりバンドバージョンが良い。
イントロの印象的なギターのリフは、やはり生演奏で聴きたい。
『LIFE~目の前の向こうへ』も久々聴いた…というか、公式のステージで5人でやるのは初めてじゃないかな。
今改めて聴くと、沁みますねえ。
メンバーとともに、数々の修羅場をくぐり抜けてきた“歴戦の勇者”みたいな曲になりましたからねえ…。
実は私の中では推し度そんなに高くない楽曲だったんですけど、推しランクがだいぶ上がりそうです。
そしてそして、アンコールの『くるまじ』ですよ!
ホントのところ、『十五祭』で聴きたかったんです、くるまじ。「ドンウォリードンウォリー♪」のところで、生で腕振りしたかったんです、くるまじ。
聴けたけど、映像の中でだったから…大満足だった『十五祭』だけど、そこだけが心残りで。
だから最後の1曲でイントロ来た時、大げさに言うと「念願果たされたー!」という気になりまして。
で、家族を引かせたと(笑)。
なのでもちろん、腕振りまではやりませんでした。でもタブレット持ってない方の手の人差し指を、こっそり振ってました。
やはり昭和生まれの中年、こういうベタベタの、昭和ジャニーズソングに弱いんですよ。
ああいつか関ジャニ∞を、松竹座で観たい。
そしてくるまじで腕振りしたい…。
松竹座というのはやはり、関ジャニ∞にとって特別な場所なんですね。「ホーム」なんですね。
今回の配信を見て、しみじみ感じました。
あの場所と彼らの空気の馴染み方が、他の場所とは全然違う気がするんです。
何かが起こった時、ピンチの時、初心に帰りたい時、必ず戻って来て、また新しい何処かへ旅立って行く、そのスタート地点。原点。
エイターとして一度は必ず、足を踏み入れたい場所です。
そしてくるまじで腕を振るのよ(そこまでがセット)。
そんなことを思わせてくれた、『エイトの日』でした。
来年はぜひ、5人でね!
*1:そしたら主演ドラマ『知ってるワイフ』の公式発表が!良かった、本当に「念のため」だったのね。個人のお仕事、大切ですもの。
音楽の日 感想 ~いろいろあった、編
TBS 『音楽の日 2020』、今年はなんだかいろいろなことがあったので、追記します。
スタート直後、午後2時過ぎ頃、家族とだらだら見ていたら突如現れたマツケンと、マツケンサンバダンサーズ。
『マツケンサンバⅡ』、老若男女問答無用で明るくさせられる、なんという圧倒的な華やかさとパワー。
家族みんなでなんか癒された。
この時間帯はうちのように家族で見ていることが多いだろうから、この選曲は大正解だと思います。
森山直太朗さん、『すぐそこにNEW DAYS』のミュージカルマインドがすごかった。
この方、じっと立ってアコギ弾き語り、みたいなイメージあるけど、体動くんですよねえ。
演劇スタイルのライブもやるみたいで、この前WOWOWで放映してたなあ。見れば良かった。
その後の『生きてることがつらいなら』。いつも沁みるけど…今回はいつにも増してぐっと心に来ました。
三浦春馬さんの衝撃のニュースが走った後だったので。
友人だったという城田くん、そのたった数時間後、どんな想いであの場に立ったのだろう。
泣きはらした目で、それでも声を途切れさせずに、『キセキ』を熱唱。
ディズニーソングメドレーでは『リメンバー・ミー』をISSAさんとデュエット。
でもこちらは穏やかな表情で、「リメンバーミー お別れだけど」と淡々とやさしく歌う。
ただでさえ好きな映画で、好きな歌なのに、こんなシチュエーションで歌われると…もう涙するしかなかった。
想いは彼に届いたかな。
さてそのディズニーソングメドレーで驚いた、島津亜矢さんすごかった!。
『イントゥ・ジ・アンノウン』、この難曲を力みなく、かつこんなに情感豊かに歌い上げるとは!
自らの個性に楽曲を染めるのではなく、楽曲の持つ世界観を尊重し、きちんと表現できる歌い手さんなんだ、と知りました。
(『Pretender』をうっかり消してしまったのが残念)
島津さん、演歌以外の曲のカバーとか出してないの?と調べたら『SINGER』というカバーアルバムをすでに6枚も出してた。買いだわ!
“本業”の演歌にもちょっと興味をそそられます。
欅坂46は、『風に吹かれても』、それから改名前のラストシングル『誰がその鐘を鳴らすのか?』の2曲。
欅坂らしい、シャープで迫力あるパフォーマンスを見せてくれました。
実はちょっと注目していました。
いわゆる「秋元プロデュース」のグループの中では、苦悩や孤独、といった割と重めのテーマの楽曲が多い、異色のグループだったので。
改名してどんなグループになるのかはわからないけれど、これまでいくつもの、思わず目を奪われるような独特の世界を見せてくれた彼女たちの前途に、幸多からんことを願います。
そして。
今回の『音楽の日』、個人的ベストパフォーマンス。
ダララララ…(ドラムロール)
それはKinKi Kidsの『KANZAI BOYA』~『フラワー』メドレー!
特に『KANZAI BOYA』は傑作中の傑作でした。
曲のタイトルは知る人ぞ知る、「KinKi Kids」になる前のグループ名の候補。
命名はもちろん、ジャニーさん。
本人たちでなくても目が点になるような名前を、
「KANZAI BOYA 素敵だね~」
と2人は大真面目に歌う(しかも歌が上手い笑)。
バックにはファンキーなバンド、フロントにはキレキレなダンサーをがっつり従えて。
歌っている内容と見た目とのギャップがおかしくておかしくて仕方ないのだがしかし、この歌はただのコミックソングではないのだ。
「KANZAI BOYA 愛しいね…」
そう、これはKinKi Kids 2人の、ジャニーさんへの愛溢れた、追悼曲なのだ。
「今じゃもう魂と」なったジャニーさんは暇になっちゃった、またいい名前閃いたのに、誰も僕のお告げ拾ってくれないの?と嘆く。
コロナ渦やその他もろもろのことで混とんとしている今のジャニーズを、ジャニーさんはあの世でどう見ているのかな…と何だかちょっと切なくなる。
しかしキンキの2人はあくまでもファンキーに歌う。ファンクなのがこれまたいいんだよね。
お馴染みのキャップとサングラスでジャニーさんに扮し、『KANZAI BOYA』のオチを締めた光一くん、その格好のまま『フラワー』を歌い出す。
中居くんの「帽子取れよ!」のジェスチャーもガン無視して、「You!名前思いついたよ!スケートボーイズだよ!」と返す。あったねそういう名前。
でもこの『フラワー』、いつもよりなんだか、グッと来るものがありました。
いやあ、ジャニーさん、そして退所する中居くんへのキンキらしい愛情の示し方に、今回はすっかり持っていかれましたね。
そして私の中でのKinKi Kids ナンバー1楽曲が、『夏の王様』から『KANZAI BOYA』に塗り替えられてしまった(笑)。
今年の『音楽の日』はなんだか、音楽で命を悼む…というか、愛しむ番組、という感じになりましたね、私の中では。
ほんとに9時間もあると…いろいろとあるんですね。
それと、公式で大体のタイムテーブルとセットリストを発表してくれたのはありがたかったです。
どちらもわからないと、目当ての部分まで録画をむやみに早送りするだけになっちゃうけど、タイムテーブルとセットリストがあると逆に、「この人がこんな歌歌うんだ、じゃ見ようかな?」となって、結局ほぼ全部見ることになりましたし。
他局も、長い歌番組は同じようにしていただければありがたいです。
次はFNS歌謡祭か…8/26ってまだ先じゃん、って思ってるとすぐ来るんですよねえ。
音楽の日 感想~関ジャニ∞・V6編
V6とエイト両方のファンである私は、この2グループの名前を併記する際は常に「先輩」であるV6を先に書くことを意識しておりますが、今回のタイトルは趣向を変え、登場順に書いてみました。
にしても9時間は長いよ…。
番組放映中にも、私が内容をすべてチェックする3日間の間にも、いろいろなことがありました。
それにはおいおい触れることにして。
まずは、関ジャニ∞。
1曲目は5人バージョンの再音源化に、真っ先に選ばれた『前向きスクリーム!』。
『友よ』聴いてからシングル発売まで待てなくて、その間ずーっとリピートしていたのがなぜかこの曲(後で調べたらどちらもUNISTのGAKUさん作だった)。
なので再音源化されるのはとっっってもうれしい。
去年の紅白で歌い、YouTubeチャンネルでも『前向きスクリーム体操』として上がってたし、最近新たな“代表曲”としてフィーチャーされてますね。
エイトにはやっぱり、こういう「お祭りソング」が似合う!と思うので、どんどんやっちゃって下さい。
そして2曲目は、この前シングル発売が決定したばかりの、出来立てほやほやの新曲『Re:LIVE』。
完成してから生歌唱では初披露。
なので多少歌唱が危なっかしい部分もありましたが、明るくさわやかに、それもファンと作り上げた2番の方の歌詞で、歌い上げてくれました。
…実は『Re:LIVE』に関しての感想、完成版も公になったことだしこの場で書くか、と下書きで書いてみたんですが、それだけで1,500文字超えちゃった(笑)。
これ『音楽の日』の感想じゃないじゃん!ってことで、それはここでは置いといて。シングル発売時に別項で書きます。
ただ一つ言わせて、今回は歌唱で披露したけど、この楽曲はバンドで聴きたいです(完成版を聴いた感じでは、バンド曲のアレンジをしていると思う)。
今は忙しくて練習の時間が取れないのかも知れないけど、いつか必ず!
お願いします。
そして、V6お兄さん。
『愛なんだ』、『Darling』、新曲『It's my life』のスペシャル3曲メドレー。とはいえ『愛なんだ』はサビだけなんだけど。
TBSの音楽番組って『Darling』好きよね、ってくらい『Darling』良く歌う印象。
しかしカミセンパートのAメロ、「昨夜君がねだったのは~♪」の後ろでがしがし踊るトニセン、スタイルといい動きのなめらかさといい、とてもアラフィフには見えない…。
ジャニーズハッピーライブでは『Full Circle』に吹っ飛ばされて、私の中ではあまり印象に残らなかった(ごめん)『It's my life』。
今回は沁みました。
「ありふれた毎日」が失われた現状でも、なんでも「未来の糧にできる」と、寄り添うように優しく歌ってくれる。
アイドル離れした歌唱力と、アイドルらしい可愛い、サビでの手振り。
いいねえ、これがV6の魅力です。
「ありふれた毎日も~♪」から入る大サビの、坂本・イノッチのソロパート、多分音源よりいい出来です、心に響くやつです。
この2人、時々ライブの方が音源より心に来る歌歌う時があるんですよね。
今回は多分そうだと思う。って、公式サイトで音源聴いたら、パートちょっと違うみたいですね。
その公式サイトのトップページのコピーが、傑作過ぎるのでここにリンク貼っておきます。
私がV6の出番までたどり着いた当日、長瀬くんが事務所を退所、TOKIOの3人が「株式会社TOKIO」を興すことが発表されました。
長瀬くんの、「26年で"終わり"というのではなく、よくぞここまでやって来れた、ということを讃えたい(大筋)」というコメントに胸打たれました。
そうですよね、何があってもここまでやって来れたのがすごいですよね…。
そのTOKIOと同じくらい長く続いて、「誰一人欠けることなく25周年を迎えた」ということで、V6に対して"奇跡"という言葉が、ネット上で散見されています。
複雑ではありつつもV6ファンとしてはうれしい気持ちもあり、私も友人も"奇跡のおじさん"などと言ってましたが、デビューからずっとお世話になっているエイベックスさんの方が上手でした。
サイトに行ってみて下さい。
"奇跡"よりこちらの方が、V6にぴったりだと思う。
結局『音楽の日』の感想から外れてますがな(笑)。
でも今回の『音楽の日』は、本当に印象深い番組だったので、この2グループ以外のことも次回少し書き足します。
“特別感”と公平性
ジャニーズに関しては、毎日のように、うれしいお知らせが飛び込んできます。
けれど中には少々残念なこともあり…。
まずは『Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025~大好きなこの街から~』。
大阪万博に向け、今勢いのある関西勢をメインにした好企画なのに、生配信のみでアーカイブ配信なし。オンタイムでしか観られない。
オンタイムに都合がつかない人は観られない。
うーん、「配信ならアーカイブあって当たり前」と思っていたのは、視聴側の慢心だったのか?
確かに、『くらすます』でたっちょんが言ってた“特別感”ーーー公平性は欠くけれど、都合つけたり抽選をくぐり抜けたりしてその日その時集まれる人だけが集まって味わえるものーーーも、大切だし必要だと思う。
でもそれは「ライブ」という、本当に“特別”な場であるからこそ抽選外れても納得できるのであって、配信という、その“特別感”が薄いコンテンツには公平性の方が優先されても良いのではないか、と個人的には思うのだが。
まあ事務所側も探り探りいろいろ試しているのでしょう。
何しろ初めてのことですもんね。
今回のこの配信はハッピーライブのような収録ではなく、本当に「生」配信かも知れないし。
そこに“特別感”を持たせようという考えなのかも。
ただ、時間を開けてもいいから、アーカイブ配信は本当にやって欲しい。
1ヶ月くらい開けたら「生」配信の“特別感”も保てると思うし。
何とかしてもらえませんかねえ。
だって、『なにわの日』にやるメンバーカラー分けのユニット、長年の夢だったんですもの!
カウコンでやらないかなあ、とずっと願っていたことが、ついに実現するのに。
(月末だから残業必至、18時スタートでも私は多分観られない…)
にしても、ブラック担当=ドリアイブラック、ヨコ一人だけ(笑)。
この企画、これ狙いなんじゃないの?と思うくらい、おいしいぞヨコ。
今や関西勢最年長の“兄さん”なのに、イジりやすそうなヨコ。
ソロで一人出てきてどんなイジりをされるのか、楽しみ……なのに(泣)。
それから紫およびパープル担当は、全員強制的に「なす」にされててなんかすみません。
でもこういうの見ると、やっぱりエイトは関西ジャニーズ勢の“兄貴分”なんだな、としみじみ思います。
ああ、楽しそうだなあ。
観たいなあ、『なにわの日』。
エイトの日は土曜日だから観られるんだけども、『なにわの日』も観たいよー。
アーカイブ配信、どうか、切に、切に!よろしくお願いいたします。
とりあえずドリアイメドレー、リクエストだけはしとこうと、ドリアイオレンジに『がむしゃら行進曲』を…と思っていたのに時間切れ。
Twitter使いこなせない中年の悲しさよ。
(ブログ本文との連携をやっと覚えたところです…)